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【TKS/D】火縄銃 土佐細筒 (在銘: 土州住小松仁平良久作) 栗㉞ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8719】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, TOSA Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,245mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 土佐細筒 (在銘: 土州住小松仁平良久作) について】
本品は口径14mm (約四匁二分相当) の土佐藩 (現在の高知県) の火縄銃で、全長は1,245mm、銃身長は954mmとなっています。 細筒の中でも土佐藩で作られた特徴がある資料価値のある品です。
本品は在銘で、銃身下面には「土州住小松仁平良久作」の銘が切られています。 小松仁平良久は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.168及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.274に土州住として掲載されている鉄砲鍛冶で、同じ読みの銃工として「小松仁平吉久」や「小松仁兵衛良久」の銘も掲載されています。
本品の筒 (銃身) は後方に向かってやや広がった丸銃身で、銃身後半部のみ上面だけを平らにした「表一角」と呼ばれる形状となっています。 銃口部には柑子は設けられておらず、先目当はたんけん形、元目当は筋割となっています。 銃身は3箇所の目釘により台 (銃床) に固定される構造となっています。 台かぶ部は薄く作られ、やや下方に張り出した形状となっています。
カラクリは内カラクリ (蟹目カラクリ) となっており、円形の蟹の目隠しが設けられています。 鉄製の火挟には銀朧細工が施されています。 目釘穴やカラクリの鋲裏金具には梅の花弁を象った金具が用いられており、火縄消しの穴の周囲には菊を象った装飾が施されています。
土佐で製作された土佐筒と呼ばれる火縄銃の最大の特徴として、カラクリ地板の固定方法が挙げられます。 土佐筒では一般的な火縄銃のようにカラクリの地板が表側から鋲で固定される構造ではなく、地板の裏面に設けられた2箇所の固定金具に対して、銃床上面から2本の矢倉鋲を用いて固定する独特の構造を有しています。 本品の地板についても上記のような土佐筒特有の固定方法が採られているなど、典型的な土佐の細筒の特徴が見られる品です。 (KK)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃身下面にはやや表面錆が見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、「土州住小松仁平良久作」の銘についてもはっきりと判読可能です。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属致しません。
台 (銃床) については、やや打ち傷や線傷の他、先端付近の銃身取付部周辺の木部に僅かに欠けが見られるものの、全体としては概ねしっかりとした状態が保たれており、艶のある仕上げも比較的良好に残っています。 カラクリの地板や胴金、火蓋、雨覆、引金といった真鍮部品についても、一部磨かれているものの大きな違和感は感じられず、現状目立った腐食等も見られません。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。
木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)
【その他の情報】
昭和42年5月2日に高知県教育委員会により交付された、銃砲刀剣類登録証の付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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