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【TKS/D栄】134.5嵌 火縄銃 阿波細筒 萩ニ三日月図色絵象嵌 (在銘: 阿州石川清兵衛正広作) 栗㉛ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8718】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, AWA Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,356mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【火縄銃 阿波細筒 萩ニ三日月図色絵象嵌 (在銘: 阿州石川清兵衛正広作) について】
本品は阿波筒 (阿州筒) と呼ばれる阿州 (=阿波国、現在の徳島県) で製作された火縄銃です。
徳島藩祖の蜂須賀家政は鉄砲に力を入れ、火縄銃が日本に伝来してから大凡そ80年後の寛永四年 (1627年) に書かれた「幕府隠密の偵察記」には、「蓬庵ふだん鉄砲の者ほど役に立つ者無之候とて、大勢御扶持候由、鉄砲の数二千の上有之、鉄砲頭一人に二十人、三十人宛御預け、頭七十ほど御座候由」と記して鉄砲の重要性を説いています。
本品は在銘品で、銃身下面に「阿州石川清兵衛正広作」の銘が切られています。 石川清兵衛正広は、「全国鉄砲鍛冶名鑑」P.17及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.300にその銘が掲載されています。
本品は比較的全長の長い品が多い阿波筒として標準的な全長1,356mm、銃身長1,072mmの品です。 口径は阿波筒で一般的な約11mm (実測10mm、銃口付近で僅かに広がって約11mm) となっており、阿波筒らしく筒 (銃身) は口径に対してかなり肉厚な作りとなっています。 阿波筒では細筒から狭間筒に至るまで鉄砲のサイズに関わらず、口径は11mm前後でほぼ共通した作りとなっていました。 これは徳島藩内で使用される銃弾の口径を実戦において殺傷力を十分に確保できる11mm前後に統一する事により、弾薬補給系統の効率化を図ったものと言われています。 さらに銃身長が口径に対して比較的長めに取られている事から、比較的小口径の銃弾による長射程での狙撃を想定していた可能性も考えられます。
本品の銃身は八角銃身で、銃口部には八角形のまま僅かに広がった柑子が設けられています。 この銃身は銃床に対して4か所の目釘及び2本の真鍮製の台締金により固定される構造となっています。 先目当はタンケン形、元目当は筋割となっており、先目当上部のブレード部分は真鍮製の別部品となっています。 元目当前後の銃身上面には萩ニ三日月図が色絵象嵌により入っています。
台 (銃床) についても台かぶ部分が大きく、目釘金に真鍮製菱形 (正方形) の座金が用いられている点など、総じて阿波筒の特徴を押さえた作りとなっています。 機関部は外カラクリ (平カラクリ) で、雨覆や火皿といった各部はやや厚みのある作りとなっています。 本品のカラクリの地板、胴金、火挟、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっています。 引金は板状で、真鍮製の用心金が設けられています。 (KK)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は、やや打ち傷や時代錆、若干の経年による褪色が見られるものの、全体としては大きな欠損等は見られず、概ね良好な状態が保たれています。 銃身上面に施された萩ニ三日月図の色絵象嵌についても、一部薄くなっている箇所が見られるものの、比較的良好に残っています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は4箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しませんが、真鍮製の台締金が付属致します。 銃身下部に切られた「阿州石川清兵衛正広作」の銘についても、はっきりと確認が可能です。
台 (銃床) については、若干の打ち傷や線傷を除いて大きな欠損等は見られず、総じて良好な状態が保たれています。 目釘座や鋲裏座金といった部品についても現状欠品などは見受けられません。 カラクリの地板や胴金、火挟、雨覆、火蓋、引金、用心金といった真鍮部品については、やや磨かれていますが、目立った腐食等は見られず、大きな違和感は感じられません。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態でのロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 銃身は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓の取り外しについてもスムーズに行う事が可能です。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)
【その他の情報】
昭和46年5月14日に徳島県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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