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【TK追決】火縄銃 井上流馬上筒 (無銘) (西)㉞ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8694】 |
英 名
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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370mm |
口 径
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13mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【火縄銃 井上外記流馬上筒 (無銘) について】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が37.0cm、銃身長 22.1cmと馬上筒の中ではやや小さめの品ですが、口径:は1.3cmと十分に威力のある口径になっています。
本品の筒 (銃身) は八角形のオクタゴン・バレルで、柑子 (銃口部分) についても寸のの詰まった八角柑子で、柑子の後ろ◯◯mmのところに真鍮製の鎬がある立派な縁が配されています。先目当 (照星) は◯◯形で、元目当 (照門) は片袖形になっています。 筒 (銃身) は一ヶ所の目釘により銃床に固定されます。 台 (銃床) の中央よりやや前方に長方形の腕貫穴(うでぬきあな)が設けられています。 下緒をこの腕貫穴に通して、馬上で銃を落とさないようになっています。
銃床は井上流外記の特徴である洋式銃のような角度で緩やかなカーブが銃尾まで続いていますが、他の井上流外記短筒に比べて銃把は短めになっています。 日本独特の頬付け射撃を行う形状の馬上筒は片手では操作が難しく、本品のような井上外記流の馬上筒、特に短筒は片手で射撃するのに適していました。 銃身及び銃床は目立った装飾などの無いシンプルで実用性を重視した作りとなっているのも井上外記流の特長です。 カラクリは内カラクリで、火鋏は鉄錆地仕上げになっています。 カラクリの地板や胴金、火蓋といった金属部は真鍮製となっており、引金には用心金は設けられていません。 雨覆は楔により銃身に取り付けられています。 銃床の目釘金具 は小さ真鍮製のシンプルな蛇目になっています。
馬上筒は文字通り乗馬した侍が使用した品です。 足軽が使用した軍用筒や標的射撃、狩猟用の火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆が見られますが、これは製作当時から錆の進行を防ぐ為に始めから施されている仕上げで、欧米のブルーイングと同じ役目になっています。 銃身は全体にやや表面錆痕や若干の朽ち込み痕が散見されますが、大きな欠損等は見受けられず、各部のエッジも比較的はっきりと立っています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は一致しており、真鍮製の目釘が付属致します。 銃床については全体にやや打ち傷や線傷が見受けられる他、角の部分などに僅かな欠けが見られえるものの、大きな破損や欠損等は見受けられず、オリジナルの艶の有る仕上げも全体に残った良好な状態が保たれています。 カラクリの地板や胴金、火挟といった真鍮部品についても適度な時代感が付いた良い雰囲気となっており、各部の取り付けについても現状目立ったガタつき等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態で引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 また、火蓋の開閉についても問題ありません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓もスムーズに取り外す事が可能です。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。
本品を含め馬上筒が3挺同時に岡山県で見つかった品の一挺です。 他の二挺は山陽地方で作られ使用されたと考えられますので、本品も山陽地方の馬上筒でしょうか。 正確な来歴は現時点では不明ですが、瀬戸内海を挟んで向かい側の讃岐地方では井上外記流が多かったので讃岐国の馬上筒かもしれません。(MM)
【その他の情報】
昭和57年2月10日に岡山県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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