 |
|
|
|
 |
【TKS/D】雷火銃 馬上筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) (西)㉞ |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
SOLD OUT |
商品番号
|
【8693】 |
英 名
|
Japanese Pill-lock Pistol |
種 類
|
古式銃(登録証付)、単発 |
国 名
|
日本 |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
505mm |
口 径
|
14mm |
装 弾
数
|
単発 |
在 庫
数
|
SOLD OUT |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【雷火銃 馬上筒 (無銘) について】
馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の雷火銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、日本では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長505mm、銃身長 305mmと馬上筒の中ではやや大きめの品です。 本品は雷汞薬 (雷粒) により撃発可能とした「雷火銃」と呼ばれる鉄砲です。
通常は火縄銃からの改修で火挟の先端部分に雷粒を撃発するための突起 (撃針) が追加された物へと交換し、更に雷粒を確実に打撃するために弾金のスプリング・テンションが助金 (補助バネ) と呼ばれる追加のバネを用いて高められています。 このような雷火式への改修は火縄銃の基本構造をそのままに、部品の交換や追加という形で行われているため、必要に応じて元の火縄銃の形態に復元する事も可能となっていました。 尚、雷火銃では火縄銃の火挟に撃針を蝋付け等により追加した改修が多く見られます。 しかしながら本品は火縄銃に戻す事を考えないで、雷火銃専用に改修されています、雷火銃の馬上筒は特に珍しいです。
本品の筒 (銃身) は八角形のオクタゴン・バレルです。 柑子 (銃口部分) は八角柑子の各面に真鍮製の粒を配した珍しい作りになっています。 先目当 (照星) は二段型と呼ばれる形です。 元目当 (照門) は袖型のバリエーションが付けられています。 筒 (銃身) は二ヶ所の目釘により銃床に固定されます。 台 (銃床) の中央部からやや前方に腕貫穴(うでぬきあな)が設けられています。 下緒をこの腕貫穴に通し、台尻部分に開けられた穴と結んで負革のように使用します。 銃身及び銃床は目立った装飾などの無いシンプルで実用性を重視した作りとなっています。 カラクリは外カラクリで、カラクリの地板や細い胴金、火挟、<<<<火蓋>>>>>といった金属部は真鍮製となっています。 弾金(メイン・スプリング)は鉄製です。 雷火式に改造された真鍮製の火鋏(撃鉄)にはやや太めの本体に大きな節が二ヶ所付き、その先が細くくびれた非常に凝った作りで他に類の見ない形です。また撃鉄の軸の頭は立体感のある鋲型で、明らかに特注品である事が判ります。 引金には用心金は設けられていません。
雨覆は楔により銃身に取り付けられており、火皿の後方には煙返しが取り付けられています。
馬上筒は文字通り乗馬した侍が使用した品です。 足軽が使用した軍用筒や標的射撃、狩猟用の火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。 (MM)
【本個体の説明】全て暫定
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆が見られますが、これは製作当時から錆の進行を防ぐ為に始めから施されている仕上げで、欧米のブルーイングと同じ役目になっています。 銃身は全体にやや表面錆痕や若干の朽ち込み痕が散見されますが、大きな欠損等は見受けられず、各部のエッジも比較的はっきりと立っています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は一致しており、真鍮製の目釘が付属致します。 銃床については全体にやや打ち傷や線傷が見受けられる他、角の部分などに僅かな欠けが見られえるものの、大きな破損や欠損等は見受けられず、オリジナルの艶の有る仕上げも全体に残った良好な状態が保たれています。 カラクリの地板や胴金、火挟といった真鍮部品についても適度な時代感が付いた良い雰囲気となっており、各部の取り付けについても現状目立ったガタつき等は見受けられず、しっかりとした状態が保たれています。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態で引金を引くと火挟がスムーズかつ力強く落ちます。 また、火蓋の開閉についても問題ありません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓もスムーズに取り外す事が可能です。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。
本品を含め馬上筒が3挺同時に岡山県で見つかった品の一挺です。 備前地方では多くの火縄銃が雷火銃に改造されている事もあり、形状的にも山陽地方で作られ要素が伺われますが、正確な来歴は現時点では不明です。 (MM)
【その他の情報】
昭和57年2月10日に岡山県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |