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価格(税込)
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\297,000 |
商品番号
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【8686】 |
英 名
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Thompson M1 Sub Machinegun |
種 類
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短機関銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2023年 冬 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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813mm |
口 径
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.45in |
装 弾
数
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20/30発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【トンプソン M1 短機関銃 について】
トンプソン短機関銃は元々サブマシンガンというジャンルが生まれる前の「個人が携行可能で機関銃のように連射できる武器」というコンセプトから開発が始まりましたが、新たなコンセプトの兵器ゆえ、当初の軍などの評価は決して芳しいものではありませんでした。 そんなトンプソンの最初の有効性を証明したのは軍ではなく、禁酒法時代の景気の良いギャングたちであり(この時はM1921とM1927モデルが主であったようです)、このためオート・オーディナンス社とトンプソン・サブマシンガンは一時社会的イメージを落とし、この時期にオート・オードナンス社は経営の最大の危機を迎えたほどです。 ところが皮肉にもギャングたちの使用によりトンプソンの有効性は証明され、連邦捜査局 (FBI) や各地方の治安当局でも、こうした犯罪者に対抗するべくトンプソンM1928短機関銃が採用されました。 それと同じモデルがイギリスでは「トミーガン」の名称でコマンドの象徴と言われました。その後米軍でもニカラグアでの使用で実戦での実績も作り、ついに第二次世界大戦の幕開けと共にトンプソン短機関銃は本格的に各国軍に採用されるようになります。
トンプソンM1928A1短機関銃の製造コストを下げるために各部を改良したトンプソンM1短機関銃に対して、さらに撃針の固定化等の追加改良を加えたモデルです。M1A1ではリア・サイトの変形を防止する為、三角形のリア・サイト・ガードが標準装備されるようになりました。また、元々はM1として製造された物の中にも、後にM1A1に準じた改修を受けてA1刻印を追加された個体も存在します。
しかしそもそも基本設計が量産向きとは言えず、既に始まっていた大戦での大量生産の必要性に応えることができず、その後のM3グリースガンにその座を明け渡す事になりました。
【本個体の説明】
本品はレシーバー左側面に「THOMPSON SUBMACHINE GUN CALIBER .45 M1」の刻印及びシリアルNo.218897の刻印が見られます。 モデル名刻印にA1は追加されていませんが、リア・サイトは三角形のガード付きのM1A1タイプとなっています。 また、レシーバー右側面には「AUTO-ORDNANCE CORPORATION BRIDGEPORT, CONNECTICUT, U.S.A」の刻印が入っています。 その他、レシーバー上面にトンプソンのロゴが入っており、アッパー・レシーバー左側面にはやや薄くなっていますが、1942年から1946年にかけて陸軍のロチェスター兵站管区で調達を担当していたFrank J. Atwood中佐のイニシャルを示す「FJA」の検査官刻印や、米国武器省 (Ordnance Department) の検査刻印であるクロス・キャノン刻印、オート・オードナンス社検査官のGEG (Geroge E.GOll) の刻印が確認出来ます。 ロア・レシーバーのシリアルNo.は186727となっています。 また、アッパー・レシーバーやスプリング・ガイドにはサベージ社製を表すSの刻印が入っています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、金属部はやや小傷や擦れ、経年による褪色が見受けられるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 アッパー・レシーバーに比べて、ロア・レシーバーはやや表面仕上げの褪色が進んでいますが、大きな違和感はありません。 木部については、ハンドガードやバット・ストックに比べてグリップ部分が暗い色合いとなっており、バット・ストックは他の木部に比べて木目が目立つ印象です。 木部は全体にやや打ち傷や線傷が見受けられ、ハンドガード前部にひびが見られる他、バット・ストック基部周辺に一部欠け及びひび、バット・ストック後端下部付近にも若干の欠けが見られますが、現状強度的にはしっかりとした状態が保たれています。 バット・プレートについてもやや表面錆や時代錆が表れているものの、現状目立った変形等は見られず、ストック内コンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 セレクター及びセーフティ・レバーの切り替えは可能ですが、トリガーとの連動等は有りません。 付属のマガジンは20連タイプで、前面に第二次世界大戦時にRussell Maguire傘下のオート・オードナンス社向けにMitchell Stamping社で製造されたマガジンに見られるパテント刻印 (20/24 Patent Date) が入っています。 マガジンにはやや小傷や擦れ、表面錆痕が見られますが、目立った凹みや変形等は見られず、本体への着脱についても問題なく行う事が可能です。 マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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