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【TKS/D】127.5 火縄銃 土佐細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、摂州住山田五兵衛作 ○四) (西)㉝ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8671】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, TOSA Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,275mm |
口 径
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15mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 土佐細筒 (摂州住山田五兵衛作 ○四) について】
本品は口径13mmの三匁細筒と呼ばれる土佐藩 (現在の高知県) の火縄銃で、全長は1,163mm、銃身長は970mmとなっています。 細筒の中でも土佐藩で作られた特徴が見られる、摂州堺の鉄砲鍛冶に注文して作らせた資料価値のある品です。
本品は在銘で、銃身下面には「摂州住山田五兵衛作」の銘が切られています。 山田五兵衛は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.293及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.233に掲載されている摂州・堺の鉄砲鍛冶としては著名な一門ですが、本品が一門のどの人物により製作されたかについては現時点では不明です。
本品の筒 (銃身) は後方に向かってやや広がった丸銃身で、その上面中央に鎬(しのぎ)を施した非常に珍しい形です。 銃口部には細っそりとした芥子柑子が設けられており、柑子部分には筋立が施されています。 先目当ては筋割の上にピン状の銀の短い刃が埋め込まれており、その後ろに「蔓 (つる) はずし」が付いている土佐筒としては珍しい品です。 銃身は4ヶ所の目釘により台 (銃床) に固定される構造となっています。 台カブ部の厚みは比較的薄く、下方に張り出した作りとなっています。 台カブの握る部分が狭くなった握りやすい形状で、冠落しになった庵の後部が上に持ち上がった魚の尾鰭のような形状をしています。 カラクリは外カラクリ (蟹目カラクリ) となっており、阿波筒のような変形台形の小さな蟹の目隠しが設けられています。 火挟、分厚い胴金、及び胴金後方の飾り金具には松と鳥居を組み合わせた彫刻が施されており、目釘穴やカラクリの鋲裏金具、火縄消しの穴には桜の花弁を象った金具が用いられています。
土佐で製作された土佐筒と呼ばれる火縄銃の最大の特徴として、カラクリ地板の固定方法が挙げられます。 土佐筒では一般的な火縄銃のようにカラクリの地板が表側から鋲で固定される構造ではなく、地板の裏面に設けられた2箇所の固定金具に対して、銃床上面から2本の矢倉鋲を用いて固定する独特の構造を有しています。 本品の地板についても上記のような土佐筒特有の固定方法が採られています。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃身下面にはやや表面錆や若干の朽ち込みが見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、「摂州住山田五兵衛作 ○四」の銘についても一部朽ち込みが表れているものの、大部分は比較的はっきりと判読可能です。 銃身や柑子に施された象嵌については概ね良好な状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属致しません。
台 (銃床) については、銃身取付部周辺の木部に僅かに欠けが見られる他、一部に強度に影響のない程度のひびが散見されるものの、全体としては概ねしっかりとした状態が保たれており、艶のある仕上げも比較的残っています。 カラクリの地板や胴金、火蓋、引金、用心金といった真鍮部品についても適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) います。
木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (MM)
【その他の情報】
平成8年6月6日に高知県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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