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【TKS/D】火縄銃 薩摩細筒 金蒔絵文様金具 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8663】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, SATSUMA Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,320mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 薩摩細筒 金蒔絵文様金具 (無銘) について】
薩摩 (現在の鹿児島県) で製作された火縄銃です。 本品は細筒 (小筒) と呼ばれる狩猟用、または標的射撃用の火縄銃で、銃身長1,020mmで口径は11mm (約二匁) となっています。
薩摩筒は日本に伝来したポルトガル系火縄銃の面影を多く残した作りとなっており、独特な形状をした銃床部は、やや大きく銃口に向かって先細りなっており、船舶上で射撃する事を想定した小指を欠ける切り欠きが残されています。 銃身は八角銃身で、銃口部には種子島柑子とも呼ばれる小さな八角形のラッパ状で独特な柑子が設けられています。 前後の目当は一般的な火縄銃に比べてシンプルで小型なものとなっており、孔照星/照門 (ピープ・サイト) となっている品も見られます。 本品についても前後の目当は非常にシンプルな小型な物で、低い将棋形の先目当と筋割の元目当の組み合わせとなっています。 先目当の先端には銀と思われる小さな球状の焦点が埋め込まれています。 薩摩筒では火皿が銃身に捻じ込まれた個体が多く見られ、このタイプでは雨覆が火皿により挟み込まれる形で固定されています。 雨覆は一般的な火縄銃に比べて薄い鉄製の作りとなっています。 また、火蓋についても薩摩筒独特の薄い鉄板を加工して作られています。 口薬を乗せる火皿の穴 (薬池) が大きく深い形状となっているのも薩摩筒の特徴です。 本品のカラクリは蟹目ナキ内カラクリで、引金は現代銃のような形状 (舌形) となっており、鉄製の用心金は付けられています。 火挟も鉄製の小型で細身な形状となっています。 薩摩筒の銃床には九州から琉球諸島が主産地であるアコウ材が使用されているものが多いですが、本品は胡桃材ではないでしょうか。 銃床は左右の継ぎ目がなく (カルカ孔の下に切れ込みが無い)、銃身の固定には銅製の胴輪が多く使用され、本品の銃身も銃床に対して1本の胴輪のみにより固定されています。 鉄製の部品全てに銀を用いる銀鑞流しに似た、鉄地の一部を文様の様に盛り上げて金蒔絵 (と思われる) を施した、薩摩の金蒔絵文様の装飾性の高い品になっています。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆が表れており、やや経年による褪色や表面錆痕の他、一部に朽ち込み痕が見られますが、大きな欠損等は見られず、概ね良好な状態が保たれています。 銃身と銃床の合わせはしっかりとしており、がたつきなどは殆ど見られません。 銃身は銃床に対して1本の胴金により固定される構造となっており、銃身の目釘金具や銃床の目釘穴は元々設けられていません。 真鍮製の胴金が1本付属致します。 銃床については全体にやや打ち傷や線傷、擦れが見受けられ、銃床左側面の上の一部に古い補修痕が見られるものの、全体としては概ねしっかりとした状態が保たれており、艶のある仕上げも比較的残っています。 銃身取付部周辺の木部に僅かに変色と痩せが見られますが、殆ど気にならないレベルのものです。
カラクリの作動についても、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 銃身は銃口から銃身後端まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尚、尾栓については現状固着しており取り外しは出来なくなっています。 木製のかるか (さく杖) が付属いたします。
本品は各部に薩摩筒の特徴を有しています。 全ての鉄金具に金蒔絵文様が施されている点でも薩摩筒らしいお勧めの品です。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和44年4月9日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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