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ルフォーショー ピン・ファイア セルフ・コッキング ポケット リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#LF18675)  
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価格(税込)
 \1,540,000
商品番号
 【8661】
英  名
 Lefaucheux Pinfire Self-cocking Pocket Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、東京店在庫品、正札
国  名
 フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 197mm
口  径
 7,5mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ルフォーショー ピン・ファイア ポケット リボルバー について】
ルフォーショー (Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール・ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーで、フランス人のユージーン・ルフォーショー (Eugene Lefaucheux) によって1854年に考案され、フランス及びベルギーでパテントが取得された後、1860-70年代頃にかけて多種多様な製品が製造されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション (管打ち) 式に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。 ルフォーショー・リボルバーはドイツ、英国、スペインなどでも極少数が製造され、1854年にはM1854としてフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして採用されました。
1854年6月10日にEugene Lefaucheuxによってフランスでルフォーショー拳銃のパテント (No.019083) が取得されましたが、その主な要点としては、回転式拳銃としては初めて金属製の一体型弾薬 (ルフォーショー・カートリッジ) が使用できるようになった他、未使用の弾薬を安全かつ簡単に取り出す事が出来るようになった点等が含まれています。 薬莢の装填、排莢を容易にするためにローディング・ゲートも追加されました。 また、1854年のパテントでは、銃身とフレームが一体構造とはなっておらず、コルト社製リボルバーのようにフレーム下端の一カ所で銃身を固定する方式が用いられていました。 ルフォーショー リボルバーは装弾数が5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが作られた他、銃身長についても3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上のオクタゴン・バレルまで様々な長さの物が存在します。 ルフォーショー・リボルバーはその用途も様々で、大型の無骨な軍用モデル以外にも、全体に彫刻の入った小型の護身用モデルまで多数のバリエーションが存在しました。
本品は"REVOLVER LEFAUCHEUX SECOND TYPE"と呼ばれるモデルの中で小型のポケット ピストルです。 "SECOND TYPE"はrectangular gripと呼ばれる角ばったシェープが特徴的です。 通常は小型のパース(=Purse、がま口の一種)に入れて持ち運ばれ、パース・ピストルとも呼ばれています。 
ピン・ファイア式リボルバーは、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係か、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞となっており、その後リムファイア方式が登場した後も生産が続けられ、センター・ファイア式が普及する頃までヨーロッパで多種多様な品が作られました。 これらのルフォーショー・リボルバーはヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されましたが、特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に輸入されました。 本品には日本の刻印は入っていませんが幕末に国内に輸入された品と思われます。
ルフォーショー・リボルバーには、形状や刻印のバリエーション等、大量生産品のリボルバーとは違った魅力が有り、世界的に愛好家が数多く存在しています。 また、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式 (ピン打式) と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション (管打式) に比べて紙包み薬包 (装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの) と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 ピン・ファイア式は金属製薬莢を使用し、シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかしながら、旧式の金属薬莢を使用し現代実包は使用出来ない為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、日本国内でも古式銃として合法的に所持できます。

【本個体の説明】
本銃は小型の「ポケット・モデル」と呼ばれるダブル・アクション専用の品です。 当時のダブル・アクション リボルバーは、正式にはセルフ・コッキング リボルバー (Self-cocking Revolver) とも呼ばれています。 ({注}ダブル・アクションという単語には、シングル・アクションとセルフ・コッキング・アクションの2つの機能を兼ねている点で「ダブル」の意味合いが含まれる場合もあり、本品のようにシングル・アクション機能を持たないモデルは、現代ではダブル・アクション・オンリー (DAO) と呼ばれますが、当時正式にはセルフ・コッキング・リボルバーと呼ばれていました)。 撃鉄 (ハンマー) は付いていますが、ダブル・アクション専用であるため、スパー (親指を掛けて撃鉄を起こす部分) と呼ばれる指掛け部分は省略されており、ポケットやパース等に入れた際に引っ掛からないよう考慮されています。 また、本品は女性のポーチにも収まるように小型化され、トリガー・ガードは当初から無く、トリガーも前方に折り畳めるようになっています。 本体右側の装弾孔にはピースメーカーのような蓋 (Loading Gate) が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能で、装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 銃身右下付近にはエジェクション・ロッドが装備されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 ルフォーショー・リボルバーの特徴でもある銃全体の大きさに対して大型のフロント・サイトは、アリ溝によって銃身に取り付けられており、リア・サイトは元々設けられていません。 当時のリボルバーのフロント・サイトは元々精密な射撃を意図したものではなく、大まかに狙いを付ける程度のものでした。 尚、撃鉄とリコイル・シールドの隙間とフロント・サイトのビード部分を合わせる事により照準線が銃口の方向と一致しますので、本品が実用されていた当時にはそのように狙っていたと思われます。

本品の銃身基部右側面にはLF18675のシリアルNo.に加えて、非常に薄くなっていますが、フランス製の本家ルフォーショー社製の品だけに打刻されたプルーフ刻印である中折れ式古式銃のロゴが確認できます。 また、トリガー基部にも非常に薄くなっていますが、「INVON E. LEFAUCHEUX BREVETÉ SGDG (PARIS)」の刻印の一部が確認出来ます。
本品の銃身右側面には「明治十九年千五百二十五番」の刻印が入っており、左側面には「新潟縣」と読める刻印も確認出来ます。 これらの刻印は壬申刻印に相当するものです。
「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。

本品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、金属部はやや時代錆や経年による褪色、表面錆痕が見られるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身とフレームの取り付けについても現状目立ったがたつき等は見受けられません。 木部についても若干の打ち傷や表面仕上が薄くなり地の木部が表れている箇所が見られますが、目立った欠け等は見られずフレームへのとりつけもがたつき等は見られません。 残念ながらグリップ取り付けスクリューのネジ部分が舐めてしまっていますが、容易に脱落するような事はなく、外観上も違和感は全くありません。 作動については完全で、トリガーを引く事により撃鉄及びシリンダーがスムーズに作動します。 トリガーの前方への折り畳みについても問題なく行う事が可能です。 (注)古式銃、特にルフォーショー・タイプのリボルバーの内部構造は非常にデリケートで、現時点では弊社にて正常に作動する状態である事を確認しています。 しかしながら、将来的に不具合が起こり得る可能性が考えられますので、ご購入後の作動確認は慎重に、そして回数を重ねないことをお勧めします。
ローディング・ゲートの開閉やロックについても正常に行う事が可能です。 尚、現状ローディング・レバーは抜け止めのテンションなどはないため、前後に動きやすくなっています。 シリンダーの穴にローディング・レバーが入った状態で作動させますと故障の原因となりますのでご注意ください。 銃身内には4条のライフリングがはっきりと確認でき、銃口から銃身後端まで完全に (全て) 抜けています。
銃の形に落とし込んだ上等な桐箱 (刀剣の小道具を入れる桐箱を大きくしたもの) が付属致します。
7mm口径ダミー薬莢対応品。 7mm口径のダミー薬莢のシリンダーへの装填及び6発装填した状態での作動を確認済です。 尚、ダミー薬莢は1発だけ付属しています。 (KK)(MM)

【その他の情報】
昭和62年7月17日に神奈川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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