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【TKS/D】火縄銃 御役筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 芝辻理右衛門作) (戸)㊶ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8658】 |
英 名
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Japanese Matchlock Military Musket |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,224mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 御役筒 (在銘: 芝辻理右衛門作) について】
本品は口径が実測13,5mm (約三匁七分相当、銃口付近で14mm)、全長が約122cmの御役筒と呼ばれる火縄銃です。
本品は銃身下部の銘の部分に「御役筒」の文字が刻まれています。 更にほぼ同じ場所に 「四十一 十五」という漢数字が入っています。 「御役 (おやく/おんやく)」とは、公から命じられた務めを意味する「御役目 (おやくめ)」の略語で、「御役屋敷」は江戸幕府の特定の役職に就いた者に与えられる屋敷や執務のための役所のことを指します。 そこから「御役筒」は江戸時代に現代の警察所や裁判所、役所の役割を果たした奉行所などで使用されたものだと推測されます。 同じ「御役筒 芝辻理右衛門作」の銘が入った火縄銃にも、銘のすぐ下に「六」という漢数字が彫られており、全体の形状や機構部、装飾性が省かれた簡素な作り、銘の入れ方などの特徴が一致しています。 同じ特徴を持つ、よく似た別の銃が存在することからも「御役筒」が複数生産されたことが分かります。 本品にはその他にも胴金後方の銃床上部左側に「三千二百廿□」の数字が彫られています。
本品の銃身は八角銃身で、銃口部はには柑子は設けられていません。 銃身は3箇所の目釘によって銃床に取り付けられる構造となっています。 先目当は杉形、元目当は筋割となっています。 本品は在銘で、銃身下部には「芝辻理右衛門作」の銘がはっきりと入っています。 芝辻理右衛門は江戸時代初期に活躍した摂州堺の鉄砲鍛冶の一門で、堺鉄砲鍛冶年寄五家の一つに数えられます。 「全国鉄砲鍛冶銘鑑」のP.191及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.219-220に掲載されています。 徳川家康に大阪城攻めの大砲を納めた事で有名な芝辻理右衛門は名を助延 (すけのぶ) といい、日本最初の火縄銃の製作者といわれる妙西 (みょうさい) の孫です。 助延と徳川家康との関係は、堺政所の成瀬正成を通じて慶長10年(1605年)頃から始まり、このとき2挺の六匁玉筒を納めました。 次いで同14年 (1609年) には大坂城攻撃の大砲製作を命じられました。 当時の大砲はほとんど鋳銅砲であり、鍛造による大砲の製作法が知られていなかったため、試行錯誤を重ね、慶長16年 (1611年) に砲丸重量約4,5kgの鍛接巻張砲を完成させました。 この大砲は「芝辻砲」と呼ばれており、靖国神社に奉納されています。 その後も助延は大阪冬の陣に間に合わせて1000挺の鉄砲を製造することで功績を上げて、寛永11年(1634年)2月15日に死去しました。 助延子孫は代々堺鉄砲鍛冶年寄役を継ぎ、現在でも堺市には芝辻理右衛門の屋敷跡が残っています。
本品のカラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、カラクリの地板金や火挟、弾金、胴金等の部品は真鍮製となっています。 引金は涙滴型で、用心金は設けられていません。 銃床は飾り板等の装飾はなく、シンプルな作りとなっています。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に表面錆や時代錆の他、やや朽ち込み痕が見受けられるものの、全体としては大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃身の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 銃身と銃床の合わせは現状目立ったがたつき等は見られず、しっかりとしています。 銃床下面の銘についても、大部分が判読可能です。
銃床については、やや打ち傷や線傷が見受けられる他、銃床右側面や床尾部分にやや補修痕が見受けられます。 カラクリの地板金や火挟、弾金、胴金、引金といった真鍮製の各部品については、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの作動についても完全で、火挟を起こした状態で引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。
木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和41年10月6日に愛知県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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