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【TK追決】火縄銃 堺細筒 八幡大菩薩銀象嵌(銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘:摂州住榎並屋小□□)(新店)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8538】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, SAKAI Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1122mm
口  径
 13mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 堺細筒 (八幡大菩薩、在銘:摂州住榎並屋小□□) について】
摂州堺 (現在の大阪府堺市) の鉄砲鍛冶により製作された堺筒と呼ばれる火縄銃です。 堺筒には口径が二匁目玉から三匁目五分玉程度の細筒に銃身や台木など全体に豪華な装飾が施された物が多く見られます。 これらの火縄銃は主に狩猟や射的用として製造されました。 本品の口径は約13mm (約三匁三分) となっており、細筒としては比較的大口径な部類に入る品です。
本品は在銘で、銃身下部に「榎並屋小□□」の銘が確認出来ますが、これは文久年間に活躍した「摂州住榎並屋小兵衛」ではないかと思われます。 榎並屋小兵衛は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.51及び「全国鉄砲鍛冶地域別分類」P.203に摂州住の鉄砲鍛冶として掲載されています。
本品の銃身は柑子のない八角銃身で、先目当及び元目当は筋割となっています。 元目当前方の銃身上面には「八幡大菩薩」の文字が象嵌により施されており、元目当後方には布袋が象嵌により描かれています。 尚、銃身は銃床に対して1本の台締金により固定される構造となっています。 台 (銃床) については各部に飾り金具が取り付けられた堺筒らしい装飾に富んだ作りとなっており、銃床下面やカルカ取付部 (矢袋) の金具に竹や波、胴金後方の銃床上面に兜、庵部分に雲、台かぶ右側面に獅子といった飾り金具が取り付けられています。 また、台かぶ下面には兎が彫り込まれた板が取り付けられています。 その他、銃床の目釘座やカラクリの鋲裏座金には菊を象った金具が用いられています。 尚、銃床には火縄通しの穴が設けられています。
カラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、半菊状の蟹の目隠しが取り付けられています。 火挟やカラクリ、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっており、引金は丸引金で、用心金 (トリガー・ガード) が設けられています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床は元々別の火縄銃用に製作されたものを流用したと考えられ、銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は一致していませんが、銃身と銃床の合わせはぴったりとしており、がたつきなどは見られません。 真鍮製の台締金が1本付属致します。 銃身にはやや表面錆痕や若干の朽ち込み痕が見受けられるものの、現状大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれており、銃身上面に施された象嵌についても良好に残っています。
台 (銃床) についても、若干の打ち傷や線傷の他、銃床先端に一部ひびが見られるものの、こちらも目立った破損や欠損等は見られず、各部に取り付けられた飾り金具についても概ね良好に残っています。 芝引金具の後端に一部欠損が見られますが、あまり気にならないレベルのものです。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、この状態で引金を引くと、火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能です。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)

【その他の情報】
昭和62年6月18日に兵庫県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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