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【TK決定】チベット サーペンタイン・ロック式 マスケット (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8535】 |
英 名
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Tibetan Serpentinelock Musket |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、長野倉庫在庫品 |
国 名
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中近東 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,540mm |
口 径
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17mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【チベット サーペンタイン・ロック式 マスケット について】
火縄銃の原型の一つとなったのが15世紀頃にドイツで発明されたと言われているサーペンタイン・ロック式 (Serpentinelock) です。 それまでの指し火式に比べると格段に命中精度が向上しました。 しかしながら、常に火種を持ち歩く携帯性の悪さや、火種の光によって敵に自分の位置を悟られる欠点があり、ヨーロッパでは例外を除きそれ以上の進歩もなく火縄銃の時代は終わりました。 その過去の銃となったヨーロッパ製の火縄銃が東洋に伝わり進化してマラッカ式となり、日本の火縄銃になりました。
サーペンタイン・ロック式とは、指火 (タッチホール) 式の銃砲に引金と連動した点火装置を追加した、最初期の火縄銃と言えるものです。 ロックとは撃発機能 (点火機能) で、「サーペンタイン」とは英語で曲がりくねったと言う意味です。 本銃に使われているようなS字型の金具を使用した銃をサーペンタイン・ロック式といいます。 S字型の金具は一端が引金、もう一端が火挟になっており、S字型金具の中央付近に支点が設けられていました。 S字型金具の前後部はシーソーの様な動きをして、後部を上げる (引金を引く) と、前部 (火挟) が下がる動きになっています。 火挟に火種を取り付けた後、引金を引く事により火挟が下がって火皿の火薬に点火し、弾丸を発射しました。 サーペンタイン・ロック式は一般的な火縄銃と異なり、シアなど引金以外の部品を持たない非常に単純な構造となっています。 また 、サーペンタイン・ロック式から進歩したヨーロッパ製の火縄銃は、バネの力で常に火挟が上がった状態になっている「緩発 (かんぱつ) 式」と呼ばれます。 「緩発式」は引金を引くことでゆっくり「押し下げる」方式で、引金を引く途中で指を戻せば火挟が上に戻るという特性を持つため暴発の心配はありませんでした。 反対に日本の火縄銃はバネの力で火挟が火皿を叩こうとする構造でロック機構によって火挟が持ち上げられた状態で固定され、引金を引くことによって瞬時に火挟が火皿を叩く方式で「瞬発式」と呼ばれます。 撃発機構が稚拙であったため常に暴発の危険性にさらされていました。 当時は火蓋を除いては安全装置もなかった時代であったため、タイムラグがあったとしても暴発の危険性のない「緩発式」が使い続けられたと考えられます。
本品は18世紀から19世紀頃にチベットで製作されたサーペンタイン・ロック式のマスケット銃と思われ、口径は実測16mm程度で全長は1,540mmと非常に長いものとなっていますが、重量は約2,7kgと全長に対して比較的軽量となっています。 本品は銃把下面に長さ24cm程度の溝を設け、その内部に特徴的な板状の引金が取り付けられています。 火挟と引金は長いレバーにより繋がった一体構造となっており、銃床上面に設けられた穴から火挟が上方に伸びた特徴的な機構を備えています。 引金を引く事により火挟が連動して下降して火挟先端が火皿に接触し、引金を離すとバネの力により火挟が上昇します。 火蓋は鉄製の薄板を加工した物となっています。 銃身は銃床に対して6本の真鍮製のバンドにより固定される構造となっています。 フロント・サイトはビード・サイト、リア・サイトはピープ・サイトとなっています。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本品の銃身は全体にやや時代錆や表面錆が表れ、一部に若干の朽ち込み痕が見受けられるものの、目立った欠損などは見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃床については、銃床先端部にやや欠けが見受けられる他、銃床前部下面にややひびの補修痕が見られるものの、全体としては比較的しっかりとした強度が保たれています。 銃身と銃床の取り付けについても現状目立ったがたつき等は見られません。 銃身と銃床を固定する6本の真鍮製バンドについても適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
特徴的なサーペンタイン・ロックの作動については完全で、引金を引くと火挟がスムーズに下降し、引金を離すと火挟がバネのテンションにより再び上昇します。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 (KK)
【その他の情報】
昭和48年8月10日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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