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ビッカース Mk I 重機関銃 (後期型、#B2235) |
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価格(税込)
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\605,000 |
商品番号
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【8534】 |
英 名
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Vickers Mk I Heavy Machinegun, Late Model |
種 類
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重機関銃、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2023年 秋 |
国 名
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イギリス / オーストラリア |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,110mm |
口 径
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.303in |
装 弾
数
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ベルト給弾 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ビッカース Mk I 重機関銃 後期型 について】
1912年に英軍制式となった水冷式の重機関銃です。 本銃はイギリスが初めて国産化した自動式の機関銃で、当時の主流であったマキシム型をベースに開発されました。 非常に高い信頼性を誇り、第一次、第二次両大戦を通じて英軍および英連邦軍の主力重機関銃として活躍し、戦後も永らく使用され続けました。 また、ビッカース重機関銃には派生型として航空機搭載型も作られ、第一次大戦時の英軍やフランス軍戦闘機に搭載されました。
本銃の使用弾薬は.303ブリティッシュ弾で、布製のアモ・ベルトによって給弾を行います。 ビッカース重機関銃の運用は通常、射手及び装填手の他、銃本体や弾薬、スペア・パーツ等の運搬要員を合わせた6〜8名のチームによって行われました。
第一次世界大戦で使用されたビッカース重機関銃の初期型は、バレル・ジャケットが薄く補強用のリブが入ったフルーテッド・ウォーター・ジャケットが装備されていましたが、後期型への移行に伴いこのバレル・ジャケットのリブやダイアル・サイト装着用のブラケットも簡略化されていきました。 本銃は英軍以外にも各国で運用が行われ、使用弾薬の異なるタイプも製造・輸出されました。
【本個体の説明】
本品のバレル・ジャケット基部上面および右側面には「B2235」のシリアルNo.が入っています。 また、バレル・ジャケット上面には元のシリアルNo.「T39」が打ち消されており、元のシリアルからオーストラリア製の車載機関銃型であるMk XXIとして生産された個体を後にMk I型へコンバージョンしたことが分かります。 また、バレル・ジャケットや機関部を始め、各部にはオーストラリアのリスゴー造兵廠 (Munitions Australia) を示すMAの刻印やブロード・アロー刻印が見られます。 本品はバレル・ジャケットはリブが省略された後期型で、本体左側面にはダイヤル・サイト用ブラケットが装備されています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、レシーバー等の金属部についてはやや小傷や擦れは見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 水冷ジャケットについては一部表面仕上げが薄くなっている箇所が見られますが、大きな凹みもなく概ね良好な状態が保たれています。 水冷ジャケットの左右下側には一部地の金属が表れている箇所が見られますが、現状錆等の腐食は見られません。 真鍮製のフィード・トレイやダイヤル・サイト・ブラケットについても目立った破損や大きな腐食等は見受けられません。 木製スペード・グリップについては細かな傷や擦れこそ見られるものの、大きな欠けもなく適度な艶が保たれた状態です。 唯一右面のスペード・グリップにヘアライン・クラックが入っていますが、現状強度的には差支えのない程度のものです。 スペード・グリップ内のオイラー・ブラシについても残っており、左右ともにゴム製ガスケットも健在です。 水冷ジャケットについては、水冷ホース接続部のコルク栓のコルク部分が欠品していますが、それ以外の各栓は残っています。 リア・サイトの起倒や調整については問題なく行う事が可能です。 付属の三脚についても本体と同様に概ね良好なコンディションが保たれています。
三脚のマウント部には「MOUNT. TRIPOD. M.G. MK.IV.」のモデル名の他、シリアルNo.4913や1942年にオーストラリアのランドウィック路面電車会社 (Randwick Tramways) で製造された事を示す「RT 1942」の刻印が入っています。 また、「FTR MA/52」の刻印が入っている事から、1952年にリスゴー造兵廠にて各部品の強度検査や摩耗した部品等の正規の交換修理であるFTR (Factory Through Repair) を受けた事も窺えます。 三脚のマウント部については目立った腐食や変形等も見られず、銃の取り付けについては問題なく行う事が可能です。 また、脚についても一部に塗装の剥落や若干の朽ち込み痕は見られるものの、大部分に塗装が残った状態が保たれています。
トリガーテンションの有る、ロック (ボルト相当部) が開いた状態で固定された旧加工品です。 ビッカース Mk.I 重機関銃は前期型、後期型を問わず、欧米の市場では価格が高騰している為、今後海外からの入荷はほぼ望めない品です。(TK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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