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【TKS/D】126.0 火縄銃 長州細筒 (在銘: 摂州住井川与三兵衛作) (西)㉙ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8511】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, CHOSHU Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,265mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 長州細筒 (在銘: 摂州住井川与三兵衛作)について】
本品は在銘品で、銃身下部に「摂州住井川与三兵衛作」の銘が入っています。 本品は各部に長州や周防 (現在の山口県) で製作された長州筒の典型がひと目で判別できる強い特徴が見られます。 また、本品は堺の井川与三兵衛が製作したため、豪華な葉牡丹文様など堺筒と同じ金具が使われるなど、各部に堺筒の特徴的な形態も合わせて有しています。
井川与三兵衛は摂州・堺の鉄砲鍛冶の一門で、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.11及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.195にも掲載されています。 一門の銃工としては喜邦、喜八、喜正、喜久などが知られています。 尚、本品が井川与三兵衛一門のどの人物によって作成されたかについては、現状では不明となっています。
本品は一般に細筒 (小筒) と呼ばれるサイズの火縄銃で、狩猟用や標的射撃用として使用されました。 筋立てされた八角銃身は、台木 (銃床) に4本の目釘により固定されています。 本品の銃口部は八角柑子で、銃身の先端は台木先から約75mm前方に伸びているのが最も大きな特徴です。 一見先台 (銃床) の先端が欠損しているように見えますが、玉縁 (鐶) が柑子 (銃口) より離れて施されており、玉縁の位置から先台が始まっているのが見所です。 また、玉縁と柑子の間の銃身には玉縁のようなリブ (筋) が巻かれており、八角の筋立と相まって格子のような長方形の枠があるように見えます、これも長州筒の特徴です。 台木の台カブは長州独特の大きく張った形となっており、庵が深くなっています。 台カブの半分を覆うような火縄消しの穴も含んだ一枚の真鍮金物には見事な葉牡丹文様が施されており、一般に見られる穴ではなく半円球形の窪みになっている点も凝っています。 縁取されている地板後方は、幅広のほぼ直角に角ばった形状をしており、地板全体を見て僅かに下方に曲がってはいますが、長方形に近い形状をしています。 長州筒では地板には通常は飾り模様は入りません。 用心金は前方に大きく返しの付いた独特の形状となっています。 カラクリは外カラクリとなっており、大和桜紋を象った蟹目隠しが付いています。 先目当は杉形で、側面から小穴が一つ左右に開いています。 元目当は片富士型で側面に毛利家の家紋 (一文字三星) の三星を模したと言われている三つ穴が開けられています。 幅広 (約23mm) で肉厚な胴金には縁取りがなされており、中央部がカマボコ型に盛り上がった形状となっています。 また、胴金と一体化した後端の肉厚な雲型板には猪目透かしが二つ入っています。
胴金後方に位置する台カブ上部を真鍮製の牡丹を模した飾り板で覆われています。 用心金は鉄製で紗綾形銀象嵌が入っています。 しのぎ目 (目釘穴) 金具や鋲裏の座金などの飾金物や釘飾金物は牡丹図で統一されていますが、台木下方の金具は「昇龍と宝珠の玉図」となっています。 また、雨覆は全長の長い真鍮製となっており、それを留める楔も大型で竹の節目までも模した形が良くわかる高級品です。 本銃は長州筒の特徴を全て満たした上等な長州筒です。 (AW)(KK)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けと同じ処理方法によるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身は若干の表面錆痕や元目当前方右側に朽ち込みが見られるものの、製造された時代を考慮すると非常に良好でしっかりとした状態が保たれています。 また、銃身下面の銘についてもはっきりと確認出来ます。 銃身下部の目釘金具と台 (銃床) の目釘穴の位置は4箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属致しません。
木製銃床については、銃床先端右側面や胴金前方の銃床左側面にやや欠けの補修痕が見られる他、銃身の取付部付近に若干の欠けが散見されるものの、全体としては大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 台カブの火消し穴の飾金物などの葉牡丹を始め真鍮製の各飾り金具や目釘座金については欠品などは見受けられません。
銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの作動についても完全で、火挟を起こした状態で引金を引くと、火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。 長州筒の現存数は比較的少なく、東日本で見つかることはあまりありません。 本品のような長州筒の特徴を全て満たした優品は更に少なく、全体的にも高級な造りになっており、弊社お勧めの品です。 (AW)(KK)
【その他の情報】
広島県教育委員会により平成17年6月24日に交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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