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火縄銃 阿波細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 巻張 阿州石川義八郎正季) (西)㉙ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8506】 |
英 名
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Japanese Matchlock Muske, AWA-Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,380mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【火縄銃 阿波細筒 (在銘: 巻張 阿州石川義八郎正季について】
本品は阿波筒 (阿州筒) と呼ばれる阿州 (=阿波国、現在の徳島県) で製作された火縄銃です。 本品は在銘品で、銃身下面に「巻張 阿州石川義八郎正季」の銘が入っています。 石川義八郎を含む石川一門は、阿波国で活動した代表的な鉄砲鍛冶の一門です。 石川義八郎については、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.17及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.300に「石川義八郎二代」「石川義八郎正考」「石川義八郎正秀」の銘が掲載されています。
阿波筒は比較的全長の長い品が多い中、本品の全長は約138cmとなっています。 口径は阿波筒で一般的な約11mmとなっていますが、阿波筒らしく筒 (銃身) は口径に対してかなり肉厚な作りとなっています。 阿波筒では細筒から狭間筒に至るまで鉄砲のサイズに関わらず、口径は11mm前後でほぼ共通した作りとなっていました。 これは徳島藩内で使用される銃弾の口径を実戦において殺傷力を十分に確保できる11mm前後に統一する事により、弾薬補給系統の効率化を図ったものとも言われています。 本品は上記2点の特徴を押えた品となっています。
さらに銃身長が口径に対して比較的長めに取られている事から、比較的小口径の銃弾による長射程での狙撃を想定していた可能性も考えられます。 本品は先目当の櫓はありませんが元目当には阿波筒特有のコの字型の櫓照尺が別部品で差し込まれており、これを垂直に立てた状態で長距離での精密射撃に用いられたと考えられていますが、詳細な使用方法については今日では不明となっています。 銃身は八角銃身で、銃口部には阿波筒独特の形状の八角柑子が設けられています。 この銃身は銃床に対して4ヵ所の目釘により固定される構造となっています。 若干薄めの虎杢仕上げの見られる台 (銃床) についても台かぶ部分が大きく、目釘金に六稜星の座金が用いられている点など、完全に阿波筒の特徴を押さえた作りとなっています。 機関部は平カラクリで、雨覆や火皿といった各部は厚みのある作りとなっています。 本品のカラクリの地板や胴金は無地でシンプルな真鍮製となっていますが、鉄製の火挟と用心金には凝った作りの銀蝋流しが施されています。(AW)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けと同じ処理方法によるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身は若干の表面錆痕や一部鉄地表面の僅かな荒れが見られるものの、製造された時代を考慮すると非常に良好でしっかりとした状態が保たれています。 また、銃身下面の銘についてもはっきりと確認出来ます。 銃身下部の目釘金具と台 (銃床) の目釘穴の位置は4箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属致しません。 台 (銃床) についても同様に若干薄め虎杢仕上げが美しく残った良好な状態が保たれており、打ち傷等も最小限となっています。 銃床内側の先端部分に約10cmほどのひびが見られるものの、外観上は殆ど気にならず、強度的にもしっかりとした状態が保たれています。 また、台カブ左側面の火消し穴の飾金物の二重二十葉菊図を始め真鍮製の各飾り金具や目釘座金についても欠品などは見受けられません。
<<<<<銃口から銃身後部まで通す、火穴も通す ← 要修理>>>>>
<<<<<火蓋のサイズが合っていない ← 要取り替え>>>>>
<<<<<<<<<<尾栓 ← 要修理>>>>>>>>>>
阿波筒特有の特徴的なコの字型の櫓照尺は元目当に付属しています。 カラクリの作動についても完全で、火挟を起こした状態で引金を引くと、火挟がスムーズに落ちます。 さく杖が付属致します。 銃身長について現物が登録証より14mm長い記載がありますが、尾栓を含んだ長さで一致します。 他の数値と銘が現物と登録証一致していますので登録証に問題はありません。
本品は典型的な阿波筒としての特徴、特注品と思われる高級な造り、抜群のコンディションを兼ね備えた逸品です。 火縄銃のバリエーションを集めるにあたって阿波筒は欠かせない特徴的な品です。(AW)
【その他の情報】
徳島県教育委員会により昭和43年9月13日に交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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