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【TKS/O】火縄銃 讃岐四匁三分馬上筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 江州国友住七兵衛重當作) (西)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8485】
英  名
 Japanese Matchlock Pistol,SANUKI Style by Kunitomo Shigemasa
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、Curio Magazine、【TK】
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 575mm
口  径
 14mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 讃岐四匁三分馬上筒 (在銘: 江州国友住七兵衛重當作) について】 本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が575mm、銃身長360mmと馬上筒としては標準的なサイズとなっており、口径は約14mm (四匁三分) となっています。作者は国友鍛冶ですが、その形状から讃岐國の注文筒と考えられます。

本品の筒 (銃身) は後方に向かって広がった丸銃身で、その上面だけを平らにした「表一角」と呼ばれる形状となっており、銃口部でも僅かに広がり幅2mm程の帯状の輪を巻いたような丸柑子になっています。これは井上外記流の仕法で讃岐國の馬上筒に多く見られる柑子の形状です。 銃身は台 (銃床) に対して2箇所の目釘により固定される構造となっています。  台の前後二ヵ所には長方形の真鍮製の飾金具で囲まれた楕円形の小さな腕貫穴(うでぬきあな)が設けられています。 また台カブにも真鍮金具で補強された丸穴が左右に貫通しており、その部分と前部の腕貫穴に下緒を繋げてスリングの様な使用方法をしたと思われます。 銃床は全体に装飾の殆ど無い比較的質実剛健な作りとなっており、栓(目釘)座には金具は取り付けられておらず、カラクリの鋲裏座金も円形のシンプルなものとなっています。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) で、蟹目(疣)隠しは蛇の目になっています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋といった金具は真鍮製となっています。 引金は丸みを帯びた三角形となっており、用心金は設けられていません。
銃身の先目当の後ろ〇〇cmには真鍮製の半球型の目盛が設けられています。 あくまでも推測ではありますが、元目当に木製の矢倉と呼ばれる梯子型の照尺を差し込んだ後、矢倉側の目盛と筒側の半球状の目盛を標的までの距離に応じて合わせる事により、射距離の調整を行っていたのではないでしょうか。 しかしながら射程距離の短い馬上筒において、このような射距離の調整が必要だったのでしょうか。 他にもいくつかの井上外記流の火縄銃に同様の目盛が設けられていますので、井上外記流の砲術に関係するものとも考えられます。 銃床は芝引(庵)部分が特徴的なカーブを描く井上外記流の形状となっており、讃岐國で多い井上外記流派の仕様を加味した注文筒でしょう。
銃身後部上方(薬室の上)に口径を表す「四匁三分」の文字が鏨で刻まれています。 口径を刻んだ火縄銃の現存数は少なく、特に馬上筒で口径が刻まれた品は弊社でも初めてみました。 また銃床右側面に四角で囲まれた比較的大きな焼印が確認できますが、中の文字?が漢字なのか何か現時点では判明出来ません。 多くの謎を秘めた馬上筒である事には違いありません。

本品の銃身は在銘で、銃身下面に「江州国友住七兵衛重當(しげまさ)作」の銘が切られています。 「全国鉄砲鍛冶名鑑」P.117には「江州住国友重当(當)」の鍛冶銘が掲載されていますが、「江州国友住七兵衛重當」銘では名鑑にはありません。 他の文献では「江州国友住七兵衛」の鍛冶が載っています。
四国には伊予筒(愛媛県)、阿波筒(徳島県)、土佐筒(高知県)と言った特徴ある鉄砲鍛冶群がありました。 しかしながら讃岐國(香川県)では他の三国(県)とな異なり地理的に本州との繋がりが強く、讃岐筒の地方的特徴は少ないものでした。 讃州住と銘を切った鍛冶は僅か十数名しかおらず、讃岐で発見される火縄銃には堺鍛冶、国友鍛冶銘が多くありました。 

馬上筒は文字通り騎馬しを許された上級の侍が使用した品です。 足軽が使用した軍用筒や標的射撃、狩猟用の火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。(MM)

【本個体の説明】

【その他の情報】
昭和43年11月5日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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