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【TKS/D】ホイットニー ポケット リボルバー 1st モデル (5th Type、登録証付古式銃、#9075) |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8444】 |
英 名
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Whitney Pocket Model Revolver, 1st Model, 5th Type |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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295mm |
口 径
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8mm |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ホイットニー ポケット リボルバー 1st モデル(5th Type) について】
ホイットニー ポケット・モデル リボルバーは、イーライ・ホイットニー社 (Eli Whitney) で1850年代後半から1860年前半に約32,500挺が製造され、 南北戦争で将校の護身用として使用されました。 イーライ・ホイットニー社は国内での知名度は低いものの、1840年代後半には機械による量産体制を導入しており、自社工場を持たないコルト社の下請け工場として1847年には1,000挺の.44口径リボルバー (コルト ドラグーン 3rd Type) をコルト社に納品した事でも知られています。 この機械による大量生産工法は当時熟練工でなくても生産に従事でき、職人技を必要としない画期的なシステムでした。
ホイットニー社は1850年代後半からコルト社のネービーに対抗できる軍用拳銃の開発に取り組み、ネービー・モデル リボルバーを開発しました。 基本設計はレミントン社の軍用リボルバーを参考にしていましたが、ローディング・レバーはレミントンが特許を有していたため使用できませんでした。 コルト社のパーカッション・リボルバーは、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように前後に分解出来る構造でしたが、ホイットニー社のリボルバーは、レミントン社と同じ "Top-strap" と呼ばれる一体型フレームを使用しました。 1st モデルは一体型フレームでもレミントンほど頑丈には作られていませんでした。 その後、2nd モデルになってからのフレームは、レミントンのコピーと言って良いほど似ていました。 シリンダーをまたいで銃身からフレームまでを一体になっている一体型フレーム (Solid Frame) の耐久性は、コルト社製に比べ優れており、精度も良く好評でした。
ホイットニー ネービー・モデル リボルバーと同時に、ネービー・モデルを忠実にスケール・ダウンしたポケット・モデルも生産されました。 ホイットニー ポケット・モデルには製造時期により大きく分けて1stモデルと2ndモデルが存在しますが、1stモデルではローディング・レバー・ラッチがネジ留めとなっているのが特徴です。 尚、1stモデルはフレームやトリガー・ガードの形状についても2ndモデルとは異なっています。 また、1st モデルは1st Typeを除いて銃身の「E. WHITEY/N.HAVEN」のメーカー・アドレス刻印が二行とも斜体ではない通常の(縦)書体となっています。 1st モデルの中でも、シリアルNo.が1500番以降の1stモデル, 5th Typeと呼ばれる最終型は、基本的には1stモデル, 4th Typeと同様ですが、グリップとフレームの境界部分の形状が従来の角形ではなく、円形に変更されているのが特徴です。
レミントン社製品と比べて、ホイットニー社の1stモデルは、ポケット、ネービー共に、シリンダーを外す際に小型のドライバーが必要で、時間がかかる欠点がありましたが、2ndモデルになってからはその問題点が解消され、製造数は少ないものの南北戦争では非常にポピュラーなリボルバーになりました。 1st モデルは生産数が少ないため、米国でも高値で取引されています。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品は1st モデルの中でも、シリアルNo.が1500番以降の1stモデル, 5th Typeと呼ばれる最終型です。 銃身は6インチのオクタゴン・バレルで、.31口径の5連発モデルです。 本銃は全体的に後世の手が殆ど加えられていないオリジナル性の高い品です。 シリアルNo.は銃身、フレーム(トリガー・ガードで隠れている部分)、シリンダー(取り外して確認できる後部)、トリガー・ガード(裏面)、ローディング・レバー、グリップ両裏面が全て9075でマッチしています。 シリンダーにはロール・エングレービングと呼ばれる工法で発売当初から比較的彫刻が薄い「イーグル」「シールド(紋章)」「ライオン」のモチーフが入っています。 ロール・エングレービングはやや表面錆痕が表れているものの、大部分が確認出来ます。 このロール・エングレービングが消えてしまっている品が多い中では良好に残っている個体といえます。 銃身上部の「E.WHITNEY N.HAVEN」のメーカーアドレス刻印ははっきりと確認出来ます。 この刻印は文字が斜体になっていない初期型タイプとなっています。
本品の金属部分については、銃身にやや擦れや表面錆、一部に仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられますが、目立った欠損などは見られず、オリジナルのブルー仕上げも比較的良好に残っています。 フレームについては、やや経年による褪色や時代錆が表れていますが、こちらも目立った朽ち込み等は見られず、オリジナルの雰囲気が良く保たれています。 グリップ・フレーム前面にヘアライン・クラック状の筋が見られますが、表面的なもので側面や裏側までは繋がっておらず、強度的にも影響のないものです。 ローディング・レバーにはオリジナルのケース・ハードン仕上げが大部分に残っています。 真鍮製のトリガー・ガードについても、目立った破損や変形は見受けられず、良い時代感が付いており、トリガー・ガード付け根付近にオリジナルのメッキ仕上げの痕跡が僅かに確認出来ます。 ウォールナット製のグリップについては、若干の打ち傷や擦れは見受けられるものの、こちらも目立った破損等は見られず、オリジナルの艶の有るニス仕上げが残った良好な状態が保たれています。
本品の作動は完全良好で、ハンマーを起こすとシリンダーが歯切れ良く回転する他、ハーフ・コックもしっかりとかかります。 また、フル・コック状態ではシリンダーが定位置でしっかりとロックされます。 真鍮製のフロント・サイトについても変形等は見られません。 シリンダーのパーカッション・ニップルはいずれも現状目立った変形や欠けなどは見られず、火穴も通っています。
ホイットニー・リボルバーは、レミントンやコルトなどの有名メーカーの品に比べて当初からの製造数も少なく、国内に入っている数も圧倒的に少ないため、各種古式拳銃を収集されている方には是非お勧めしたい逸品です。 特にポケット・モデルは輸入数が少なく、国内に現存している数は全てのモデルを合計しても5挺もないと思われます。 また、本品はオール・マッチングNo.かつ各部の仕様が1stモデル, 5th Typeで揃っているため、特に稀少となっています。 (KK)
【その他の情報】
昭和49年4月25日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
ホイットニー ポケットについての詳しいブログはこちら
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