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【TKS/D】火縄銃 堺馬上筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 鍛巻張 摂州住国友弥兵衛尉金次 [花押])  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8412】
英  名
 Japanese Matchlock Pistol, KUNITOMO gunsmith lived in Sakai
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、Curio Magazine
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 692mm
口  径
 17mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 馬の上から射撃する馬上筒は全長が短く比較的軽量な品が多い中で、本品は全長が約70cmに対して重量が約3.5kgと太く重い品です。 口径が16mm (約六匁) となっており、馬上筒としてはかなりの大口径な品となっています。 本品の銃身下部には「鍛巻張 摂州住国友弥兵衛尉金次」の銘と花押が切られています。 国友銘の鉄砲鍛冶としては珍しい「摂州堺住」となっています。 筒 (銃身)の裏側には鉄砲鍛冶の銘と共に「鍛巻張」の文字が刻まれています。 銃身を製作する過程で「真金」と呼ばれる棒状の治具に「瓦金」を巻いて接合部を鍛接して筒を作り、更にリボン状の「葛金(かずらがね)」を巻いたものを「巻張」と呼びます。「鍛(えた葛金を)巻(いて)張(った)」筒を「鍛巻張」と表現し、銃身に刻む事もあります。 このように筒が作られた後に鍛錬を重ね、本品のような八角筒(銃身)に仕上げます。 本品の特出すべき点は、八角形の上面を一段高く盛り上げ、その左右両面に僅かに丸みを帯びさせた非常に凝った造りになっています。 銃床の前部に楕円形の真鍮金具で飾られた穴が左右に貫通しており、後部の台カブ両面にも穴を設け、そこに下緒を繋げて騎兵が使う負革の様な使用方法をしたと思われます。 台カブに下緒の穴を設けているため、火縄消しの穴を台カブ下部に移す工夫が凝らしてあります。 またカラクリの蟹の目(疣)隠しは珍しい貝殻形となったお洒落な品です。Curioテキスト

【火縄銃 堺馬上筒 (在銘: 鍛巻張 摂州住国友弥兵衛尉金次 [花押]) について 】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 比較的軽量な馬上筒が多い中で、本品は非常に立派な重量のある高級品です。 全長は692mmで、口径は実測約16mm (約六匁) となっており、馬上筒としてはかなりの大口径な品となっています。 本品の銃身下部には「鍛巻張 摂州住国友弥兵衛尉金次」の銘と花押が切られています。 国友弥兵衛尉金次は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.155に掲載されており、国友銘の鉄砲鍛冶としては珍しい摂州堺住の鉄砲鍛冶です。
本品の筒 (銃身) は八角銃身で、上面に隣接する左右面は僅かに丸みを帯びており、上面は一段高く盛り上げられています。 銃口部には寸の詰まった芥子柑子が設けられています。 先目当は三角形、元目当は透かしとなっています。 銃身は台 (銃床) に対して2箇所の目釘により固定される構造となっています。 台 (銃床) は全体に装飾の殆ど無い質実剛健な作りとなっており、目釘座の金具やカラクリの鋲裏座金も円形のシンプルなものとなっています。 銃床の前部に楕円形の真鍮金具で飾られた穴が左右に貫通しており、そこに下緒を繋げてスリングの様な使用方法をしたと思われます。 台かぶ下面には花形の真鍮金具で縁取られた火縄消しの穴が設けられています。 芝引金具は剣形 (篠垂形) です。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) で、カラクリの弾金は助金 (補助バネ) と呼ばれる追加のバネを用いて高められています。 尚、カラクリの蟹の目隠しは貝殻形となっています。 カラクリの地板や火挟、火蓋、引金は真鍮製となっており、雨覆は鉄製で煙返しが設けられています。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃身下面にはやや表面錆や若干の朽ち込みが見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下面の銘については、一部朽ち込みにより判読が難しい部分があるものの、大部分ははっきり確認可能です。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は2箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属いたしません。
台 (銃床) については、火皿前方の木部に一部ひびの補修箇所が見られ、台かぶ下部に僅かに時代の付いた欠けが見られるものの、全体としては大きな欠損等は見られず、オリジナルの艶のある仕上げも比較的良好に残っています。 カラクリの地板や火挟、火蓋、引金といった真鍮部品については適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟が力強く落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) いますが、火穴は抜けていません。 尚、尾栓は現状固着しており取り外しは出来なくなっています。
本品は国友銘としては珍しい摂州堺住の鉄砲鍛冶である「国友弥兵衛尉金次」の銘に加えて花押まで切られた自信作です。 弊社でもこのような立派な馬上筒はあまり入荷しないのでお勧めいたします。 是非「馬上筒」を集めた展示に加えていただきたい一挺です。 (MM)(KK)

【その他の情報】
香川県教育委員会により昭和45年9月17日に交付された銃砲刀剣類登録証の付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 銘は登録証記載の国友弥兵尉金之ではなく、実際は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」のP.155に掲載されている「国友弥兵衛尉金次」です。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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