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【TKS/D壬申】和製 水平三連管打式短筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8408】 |
英 名
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Japanese Triple Barrel Percussion Pistol |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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315mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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3発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【第四十五回】日本国 水平三連管打式短銃
Curio原稿(612文字)
弘化年間に雷管式小銃が欧米から輸入されるようになってから、国内でも和製の小銃が作られ多くはオランダ軍用のゲベール銃を忠実にコピーしたものでした。しかし短銃は世界的に単発式から連発式への変革期で様々な品が日本に輸入されましたので、連発式は構造が複雑で容易に真似ることが出来ませんでした。 国内では最も簡単な構造の自衛用単発のドントル銃が多く模作されました。連発式は僅かな数が国内で作られるに留まりました。 本品はその中でも珍しい三本の銃身を備えた連発銃です。
欧米では多銃身の回転式拳銃を「Pepper Box (ペッパーボックス=胡椒挽き)」と呼びました。 本品は銃身が3本まとめられて前方から見ると三角形に配置されており、シリンダー状の多銃身を持つ一般的なペッパーボックスにはあまり似ていない珍しい形状となっています。 内部構造は日本独自のもので、当時の鉄砲鍛冶の技術の高さに驚かされます。 木製のグリップには欧米製と一線を期した滑り止め(チェッカーリング)が施され、グリップ下部には馬上筒に見られる吊り紐を取り付けるための貫通した穴が設けられています。 単発銃や双連銃身銃は構造的に単純でしたが、本品のような回転式は複雑で当時の優秀な銃工でもこの構造を理解できる者は少なかったと思われます。 また本品は非常に珍しい左右一組になったペア・ガンで一挺ずつ国内で見つかり160年ほどの年月を経てペアに戻った不思議な巡り合わせがある品です。
【和製 水平三連管打式拳銃 について】
幕末に雷管式小銃が欧米から輸入されるようになってから、国内でも様々な構造の短銃が作られました。 和製の小銃はオリジナルと大きな違いはありませんが、短銃は日本独自の形状になりました。 本品はその中でも3本の銃身を備えた連発銃です。
欧米では多銃身の回転式拳銃を「Pepper Box (ペッパーボックス=胡椒挽き)」と呼びました。 本品は銃身が3本まとめられて前方から見ると三角形に配置されており、シリンダー形状の多銃身を持つ一般的なペッパーボックスにはあまり似ていない珍しい形状となっています。 銃身についても銃身長が約18cmとなっており、一般的なペッカーボックスに比べると長銃身となっています。 尚、グリップ・フレーム前部にはパーカッション・ニップルに不意に衝撃が加わって暴発が発生しないよう、真鍮製のニップル・シールドと呼ばれるガードが円周に沿って設けられているなど、海外のペッパーボックスからの影響も窺えます。 グリップ形状は欧米ではバグ・タイプ・グリップと呼ばれる下端が丸みを帯びた形状となっており、グリップ下部には吊り紐を取り付けるための貫通した穴が設けられています。
他の単発銃や双連銃身銃は構造的に単純でしたが、本品のような回転式は複雑で当時の銃工でもこの構造を理解できる者は少なかったと思われます。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本品の銃身を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身やグリップ・フレーム、トリガー・ガードには一部表面錆痕や若干の朽ち込み痕が散見されるものの、大きな欠損等は見られず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 木製グリップについては、左側面の前部に一部ひび及び木部表面の浮きが見受けられるものの、それ以外には大きな破損等は見受けられず、独特なデザインの滑り止めの彫刻についても良好に残っています。 作動についてもほぼ完全で、撃鉄のハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、引金を引くと撃鉄が力強く落ちますが、銃身の回転についてはやや癖があるものの、銃身がロックされる位置まで反時計回りに回し、ある程度勢いをつけて撃鉄を起こせば問題なく行う事が可能です。 撃鉄についても現状打撃面に変形や欠け等は見られません。 銃身内は3本とも銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 パーカッション・ニップルについては3箇所とも現状目立った変形や欠け等は見受けられません。 (KK)
【その他の情報】
平成27年8月7日に三重教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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