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【TKS/D】㉖火縄銃 阿波大狭間筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 国友○○兵○作) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8403】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, AWA-Style w/ Long Barrel |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、厳選品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,466mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物とは異なります。 |
コメント
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【火縄銃 阿波大狭間筒 (在銘:国友○○兵○作) について】
本品は銃身は江州国友で、台木は阿州 (=阿波国、現在の徳島県) で製作された大型の狭間筒と呼ばれる火縄銃です。 本品は在銘品で、銃身下面に「国友○○兵○作」の銘が入っています。 阿波国では江戸時代には四国最大の鉄砲鍛冶集団がおり殆どの場合は自国領内で鉄砲の生産を行いましたが、稀に堺や国友銘の鉄砲鍛冶銘も阿波筒に見られます。
阿波筒には長い品が多い中、本品の全長は約1,466mmと特に長く、また細筒に比べて重量が重い事から、立射など射手が構えた状態での射撃は難しく、城砦の鉄砲狭間等に据えて使用された狭間筒と考えられます。 口径は阿波筒で一般的な約11mmより大きな14mm弱となっています。 阿波筒は筒 (銃身) は口径に対してかなり肉厚な作りとなっており、それに合わせて柑子も大きくなっています。 本品は全くの規定外の大きな八角柑子 (58.5mm) が備わっており、通常の狭間筒としてではなく特殊な用途で使われたのではないかと思われます。 残念ながら筒と台木の目釘の穴の位置が一致しておらず、いつの時代に入れ替わったかは不明です。 筒と台木はピッタリと合っており、当時から胴輪で固定して使用されたのではないかと推測します。
本来阿波筒では細筒から狭間筒に至るまで鉄砲のサイズに関わらず、口径は11mm前後でほぼ共通した作りとなっていました。 これは徳島藩内で使用される銃弾の口径を実戦において殺傷力を十分に確保できる11mm前後に統一する事により、弾薬補給系統の効率化を図ったものとも言われています。 さらに銃身長が口径に対して比較的長めに取られている事から、比較的小口径の銃弾による長射程での狙撃を想定していた可能性も考えられます。 しかしながら、本品の口径が14mm弱である事から特別な使用目的があったと思われます。
銃身は八角銃身で、銃口部には阿波筒独特の形状ですが、巨大な八角柑子が設けられています。 台 (銃床) についても台かぶ部分が大きく、美しい虎杢が人工的に入れられており、目釘金に六稜星の座金が用いられている点など、総じて阿波筒の特徴を押さえた作りとなっています。 機関部は平カラクリで、雨覆、火皿、カラクリの地板、用心金、胴金は真鍮製となっていますが、火挟は鉄製となっています。 尚、胴金後部の飾り金具は波形になっているだけで彫り物はありません。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けと同じ処理方法によるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身は表面錆痕や一部鉄地表面の荒れが見られるものの、目立った欠損等は見受けられず、製造された時代を考慮すると良好な状態が保たれています。
台 (銃床) についても独特の虎杢仕上げが美しく残った良好な状態が保たれており、打ち傷等も許容範囲内となっています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 また、火蓋の開閉や尾栓の取り外しについてもスムーズに行う事が可能です。 カラクリの作動についても火挟を起こした状態で引金を引くと、火挟がスムーズに落ちます。 カルカ(さく杖)は付属していません。
本品は筒と台木の目釘の穴の位置が一致していない点が気になりますが、巨大な八角柑子は明らかに特注品と思われる、弊社一押しの希少品です。 火縄銃のバリエーションを集めるにあたって本品のような特殊な品は他では見つからないでしょう。 (MM)
【その他の情報】
平成26年3月12日に徳島県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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