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【TK2542S/D】火縄銃 二本松仙台細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 二本松住国友新三郎久信作)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8396】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, NIHONMATSU-SENDAI Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品、火縄銃地方鉄砲鍛冶
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,407mm
口  径
 12mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 二本松仙台細筒 (在銘: 二本松住国友新三郎久信作) について】
仙台筒とは仙台藩など東北諸藩で使用されたシンプルな外観の武骨で実戦的な火縄銃です。 本品は全長1,407mm、銃身長は1,068mmで、口径は12mmと、当時の仙台藩の軍制に近いものとなっています。 全体にやや大柄で、一般的な細筒等に比べると重量もある火縄銃です。
本品の筒 (銃身) は仙台筒の掟通り柑子のない八角形で、火皿が小さくなっています。 本品は在銘で、銃身下面に「二本松住国友新三郎久信作」の銘が入っています。 二本松藩の鉄砲鍛冶を表す「二本松住」と銘に切っており、二本松藩の火縄銃の掟通りの品です。
二本松藩から江州国友の国友右衛門に師事した鉄砲鍛冶の流れをくむ国友新三郎久信の作品です。 他に「国友」銘を許された鉄砲鍛冶としては国友久義がいます。 また、国友定吉久信と銘を切った鍛冶がいるが同一人物かと思われます。 この国友定吉久信は二本松藩主丹羽家のお抱え鉄砲鍛冶です。 二本松藩は仙台藩の影響を大きく受けていましたが、筒 (銃身) に関しては二本松國友筒と言われるほど仙台筒に比べて遥かに国友筒に近い形状をしています。
二本松住国友新三郎久信は銘鑑にはP.120に「仙台二本松住 国友新三郎久信」として掲載されています。
昔から伊達の鉄砲好きと言われていますが、仙台銃はシンプルながらも引き金の穴周りの金具などに凝った目立たない場所に装飾を施した特徴ある品です。 それに対し、仙台から北へ100kmに位置する二本松藩の銃は、それに独自の装飾を施した「地味なイメージの東北諸藩」の銃の中でも特徴的です。
銃床は銃身に沿った部分全て (銃全体の3/4) が平面で、特に下面の角が立った角張ったデザインとなっています。 また台かぶがゆっくりとしたカーブを描き台尻まで続き、小さな芝引き金物が付いています。 銃身に沿った先台部分が角張ったデザインで台かぶに比べ大きいのに対し、台かぶはほっそりとしており、台かぶだけを見ると全体的に細い伊予筒のようでもあります。 銃床後部には火縄通しと呼ばれる穴が設けられているだけで、火縄消しの穴もなく至ってシンプルです。 鋲裏の座金は通常仙台筒はシンプルな「分銅の図柄」が多く用いられていますが、本品は見事な「梅花」の図柄になっていて二本松仙台筒の特徴をを明確に表しています。 胴金は下面だけ筋立てされた幅14mmの比較的細くなっています。 カラクリは仙台筒と同じ大型の無双カラクリ (外記カラクリ) と呼ばれる物が付いています。 また、火挟みの火縄の保持部分が長く高く持ちあがったデザインとなっており、「馬面」の愛称で呼ばれています。 これらの仙台筒の特徴は東北の銃に共通しており、一見シンプルな外観ながら複雑な構造も備えています。 イボ隠しも一見シンプルな円形に見えますが、中心が盛り上がった円錐形になっています。 仙台筒を始め二本松も一般的に薄板の輪引金と呼ばれる特徴的な引鉄が付いており、本品筒も掟通りです。 また、特筆すべき点として、二本松藩の特徴でもある装飾が他藩では見られない意匠のセンスに溢れています。 台かぶ右側面には苔を生やした見事な亀があたかも水中にいるような線と珠で表現されています。 また、台かぶ左側面には梅の花木が三つ大きさもデザインも異なる、それも洒落たセンスの真鍮金具が見事です。 それに合わせ、台かぶ下面の引金周りにも同じ真鍮板に花木を細枝まで細かくあしらわれています。 目釘金具は梅花をあしらい先台に左右三ヶ所の合計六ケ所、台かぶ下部 (引金の前) に一ヵ所の合計七ヶ所が揃っています。 胴金上部から後方の飾り金具にかけてに見事な兜の文様が真鍮板に彫られています。 胴金から先台の1/3まで蔦の葉と細い蔓を見事な真鍮線埋め込んで表した、弊社から見ても最高の仕事がされています。 見えにくい部位にも拘る、仙台筒を遥かに凌ぐ優品です。 (MM)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は美しく落ち着いた色合いの黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 傷み易い銃床に隠れる銃床下面についても、やや錆は見受けられますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の三ヶ所の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は合っています。 銃身と銃床はピッタリと合っています。 台木 (銃床) については、非常に良い状態で、大きな破損等も見られません。 木部全体は艶のある美しい仕上げになっています。 各部の飾り金具や座金については、大きな欠損等は見受けられません。 カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋、用心金といった真鍮部分については程よい時代感がついています。 用心金等各部の取り付けについても現状ガタつきなどは殆ど見られません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓の取り外しについても問題なく行う事が可能です。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。
銃身全体 (薬室から柑子付け根部分まで) に力強い象嵌が施されており、作りも全体的に丁寧で、それに尚且つ銃身の長い狭間筒となれば、容易に入手できる品ではありません。 やや高額にはなっていますが、細筒千挺に一挺しかないような素晴らしい品です。
銘も面白く、仙台筒の影響を受けた非常に高級な筒です。 武骨な仙台筒に華麗な装飾を施した、東北諸藩の火縄銃の中で特出した美しさを持つ銃です。 珍しい地方鍛冶銘もさながら、二本松藩優品火縄銃の掟に見事に沿った弊社一押しの品です。 (MM)

【その他の情報】
昭和47年11月17日に茨城新潟県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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