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【TK2561S/D】火縄銃 長州細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 籃屋与三右衛門作 芳道[花押]半巻張) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8395】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, CHOSHU Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、火縄銃地方鉄砲鍛冶、厳選品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,285mm |
口 径
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11,5mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 長州細筒 (籃屋与三右衛門作 芳道 [花押] 半巻張)について】
本品は在銘品で、銃身下部に「籃屋与三右衛門作 芳道 [花押] 半巻張」の銘が入っています。 本品各部に長州や周防 (現在の山口県) で製作された長州筒の特徴が見られます。 長州筒の中でも特に細筒は、堺筒からの影響を受けながらも各部に特徴的な形態を有しています。
「籃屋与三右衛門 芳道 (かごや よさうえもん、よさえもん、よざえもん)」は摂州堺の鉄砲鍛冶「籃屋与三右衛門」一門の「芳道」の作品です。 「籃屋」は「籃谷」とも銘を切り、「景房」「十八」がいます。 尚、銘鑑には「芳道」は籃屋与三右衛門作として記載されていません。 「籃屋与三右衛門」一門には他に「孝道」「正吉」「正幸」がいます。 「芳道」は「孝道」同一人物かとも思われますが、確証はありません。 「籃屋与三右衛門」は全国鉄砲鍛冶銘鑑のP.73に掲載されています。
本品は一般に細筒 (小筒) と呼ばれるサイズの火縄銃で、狩猟用や標的射撃用として使用されました。 筋立てされた八角銃身は台木 (銃床) に3本の目釘で固定されています。 本品の銃口部は八角柑子で、銃身の先端は台木先から約95mm前方に伸びているのが最も大きな特徴です。 一見先台 (銃床) の先端が欠損しているように見えますが、玉縁 (鐶) が柑子 (銃口) より離れて施してあり、玉縁の位置から先台が始まっているのが見所です。 また、玉縁と柑子の間に玉縁のようなリブ (筋) が銃身に巻かれており、八角の筋立と相まって格子のような長方形の枠があるように見え、これも長州筒の特徴です。 台木の台かぶが長州独特の大きく張った形で庵が深くなっています。 台かぶ左側面には火縄消しの穴を桜花葉を意匠化した真鍮板で作られており、一般に見られる穴ではなく半円球形の窪みになっている点も凝っています。 地板後方は幅広のほぼ直角に角ばった形状をしており、地板全体を見て僅かに下方に曲がってはいますが、長方形に近い形状をしています。 長州筒では地板には通常は飾り模様は入りません。 用心金は前方に大きく返しの付いた独特の形状となっています。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、桜花を象った蟹目隠しが付いています。 先目当は杉形で、側面から小穴が一つ左右に開いています。 元目当は片富士型で側面に毛利家の家紋 (一文字三星) である三星を模したと言われている三つ穴が開けられています。 やや幅広 (約18mm) な胴金には段 (縁) が付いており、中央部が盛り上がった形状となっています。 胴金後方に位置する台かぶ上部を真鍮製の猪目透かしが入った飾り板で覆われています。 火挟の先端の貝口 (火縄を挟む部分) は真鍮製ですが、火挟本体は鉄製で銅象嵌で唐草模様が施されています。 また、用心金も同じく鉄製で同じ銅象嵌が入っています。 しのぎ目 (目釘穴) 金具や鋲裏の座金など合計12個の揃い桜花を象った形状となっています。 また、雨覆は全長の長い鉄製で上部が波状に飾られており、それを留める楔も大型で竹の節目までも模した形が良くわかる高級品です。 本銃は長州筒の特徴を全て満たした見本のような品です。 (MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は美しく落ち着いた色合いの黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 傷み易い銃床に隠れる銃床下面についても、やや錆は見受けられますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具の三ヶ所の位置は銃床の目釘穴の位置と一致しています。また目釘は付属しません。
台木 (銃床) は全体的に非常に良い状態です。 カラクリの地板金や胴金、飾り金具などの真鍮部分については過去に若干磨かれた痕跡がありますが、現状では適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能です。 火挟にやや遊びが見られるものの、作動については完全で、火挟を起こした状態で引金を引く事により火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 かるか (さく杖) は付属致します。
長州筒の現存数は比較的少なく、東日本で見つかることはあまりありません。 本品のような長州筒の特徴を全て満たした優品は更に少なく、全体的にも高級な造りになっており、弊社一押しの品です。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和48年11月20日に山口県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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