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【TKS/D】【C】火縄銃型 管打式薩摩和銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8385】 |
英 名
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Japanese Percussion-lock Musket, SATSUMA Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、厳選品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,055mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃型 管打式薩摩和銃 (無銘) について】
薩摩 (現在の鹿児島県) で製作された、口径が三匁 (約12mm)、銃身長745mmの比較的小振りな火縄銃型の管打式銃です。 全長に対して比較的大きな口径は薩摩筒の特徴となっています。 本品は元から管打式として作られた薩摩筒で江戸時代後期から幕末の作品と思われます。 日本に伝来した当初の形状が約300年経って管打式になっても変わっていないのが興味深い資料価値の高い品です。
薩摩筒は日本に伝来したポルトガル系火縄銃の面影を多く残した作りが特徴となっており、独特な形状をした台かぶ (銃床後部) はやや大きく銃口に向かって先細りなっており、極端な表現をすると二等辺三角形のような形状です。 台かぶ下部には小指を欠ける切り欠きが残されています。 銃身は八角銃身で、銃口部には種子島柑子とも呼ばれる小さなラッパ状の独特な形状の柑子が設けられています。 カラクリの地板金がプラスネジのような形状 (十字紋) のネジにより一か所で固定されている点も島津家の「丸に十字」の家紋に通じる薩摩筒ならではの特徴です。 前後の目当は一般的な火縄銃に比べてシンプルな小型で、孔照星/照門 (ピープ・サイト) となっている品も見られます。 本品についても前後の目当はとてもシンプルな小型で、滑らかな杉型に銀の照星が付いた先目当と筋割の元目当の組み合わせとなっています。 カラクリの地板は鉄製で後部が丸く仕上げられているのも薩摩筒の特徴です。 また引金は現代銃のような形状 (舌形) となっているのも特徴です。 銃床には九州から琉球諸島が主産地であるアコウ材と思われ、表面は漆により仕上げられています。 銃床は左右の継ぎ目がなく (カルカ孔の下に切れ込みが無い)、銃身の固定には本品に見られる銅製の胴輪が多く使用されました。
各部に上記のような典型的な薩摩筒の特徴が見られる品です。 薩摩は火縄銃伝来の地からも近いため、薩摩筒は伝来当初の姿を良く残した歴史的背景も楽しめる他の火縄銃とは違った味があります。(MM)
【本個体の説明】
本品は各部に典型的な薩摩筒の特徴が見られる品です。 全体に適度な時代感が付いた品で、銃身は味のある古時代錆が見られる他、銃床に隠れる銃身下部にやや朽ち込み痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 筒 (銃身) は良い時代色がついた銅製の胴輪一個により台 (銃床) に固定される構造となっています。 胴輪による銃身と銃床の取り付けはしっかりとしており、遊びなども殆ど見られません。 また銃身後部に「兜の脇立」のような形状の銀製と思われる飾り金具が施された上等な作りです。 管打式ですのでこの部分右側に雷管を取り付けるニップルが付けられているため、飾り金具は左側しかありません。 銃身後部に接した鉄製の胴金は幅が狭い薩摩筒独特のもので、上部と斜め左右が平たく、両側面と下面が丸みを帯びた珍しい形状になっています。
台木 (銃床) についても全体に時代感のついた良い雰囲気となっており、漆による仕上げも大部分に残っています。 木部はやや打ち傷が見られる他、銃身取り付け部先端が欠損しているのか、銃身に対して若干短くなっています。 しかしながら時代が付いており、あまり気にならないレベルのものです。またカラクリの地板周辺の木部に若干の欠けが見受けられるものの、大きな欠損等は見られず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 撃鉄の作動についてもハーフ・コックとフル・コック共に完全です。 銃身内は銃口から銃身後端まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 銃身内部は目立った朽ち込み等も殆ど見受けられず、概ね良好な状態が保たれています。 パーカッション・ニップルにはやや変形が見受けられます。 尾栓についてはスムーズに取り外しが可能となっています。 短い木製代用のカルカ (さく杖) が付属致します。
本品は管打式ですが火縄銃をコレクションする上で薩摩筒はなくてはならない一挺であり、薩摩筒はしっかりとした現存品が少ない中、本品は多くの特徴を持った真面目な一品です。 価格的にも手頃でお勧めできる品です。 (MM)
【その他の情報】
昭和45年4月27日に宮崎県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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