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【TKS/D栄】135,6 火縄銃 堺細筒 色絵象嵌簑亀図 (登録証付、地鉄鍛鋼巻張 摂州住榎並勘左衛門重恭) (西)㉕  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8288】
英  名
 Japanese Matchlock Gun, SAKAI style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,360mm
口  径
 13mm (実測)
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物とは異なります。
コメント
 【火縄銃 堺細筒 色絵象嵌簑亀図 (在銘: 地鉄鍛鋼巻張 摂州住榎並勘左衛門重恭) について】
本品は全長1,360mmと長く細い形状が特徴の火縄銃で、細筒 (小筒) と呼ばれています。 口径は実測約13mm (約三匁三分) と細筒として標準的な口径となっています。本品のような細筒は主に武芸の一つとして標的射撃などに使用されました。
本品は在銘で、銃身下面に「地鉄鍛二重惣巻張請合 摂州住榎並勘左衛門重恭」の銘が切られています。 登録証では最後の漢字二文字は判読出来ずに○○と表記されていますが、現物は「重恭」と読めます。 榎並勘左衛門家は堺鍛冶衆の中でも最上位の年寄として江戸初期から君臨し、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.44の嘉永七年(1854年)の項目に掲載されています。 幕末の鍛冶師として銃器の西欧化の進む厳しい時代を鍛冶衆の筆頭として必死に活動していた鉄砲鍛冶である事が窺えます。
本品の筒 (銃身) はバランスの取れた八角銃身で、銃口部には筋立ての施された芥子柑子が設けられています。 芥子柑子とは、ケシの花が開花する前にプックリと膨らんだ形状から名付けられました。 柑子の筋立て部分は見事に作られています。台留めの輪も銅の縄が施され、比較的装飾性の高い作りとなっています。 先目当は上部に真鍮の刃を付けた片富士、元目当は富士形となっており、銃身には角が鎬状になるように僅かながら銃身の面を窪ませた加工を元から先端まで上部三面に施され、上手な柑子と相俟って優美な堺筒の銃身となっています。 銃身には本歌の精緻な打ち込みによる蓑亀図の銀銅象嵌が施された豪華な作りとなっています。 台木 (銃床) は側面に藤巻きの鮮やかな杢(もく) が見られ、胴金周辺には兜緒まで緻密に再現した兜を象った飾り板が取り付けられている他、銃床下面には雲竜図の飾り板も上手で、台かぶ下部と栓差し穴(目釘穴)・裏の座には、宝珠紋金具が用いられ、矢袋の補強金具と台カブ外側全体を覆った芝引き金具には波濤図の文様が入っています。 火縄消しの飾り金具は蜷局を巻いた龍でしょうか、これも凝っています。 台カブ右側面には、虎図が彫り込まれた飾り板が取り付けられています。 火縄通しの穴には菊の花弁を意匠化した飾りが取り付けられています。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) で、蟹の目隠しには菊花を象った金具が用いられています。 カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっています。 引き金は丸引金で真鍮製の用心金が取り付けられています。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は時代の経過による黒錆に覆われています。 これは当時の日本における防錆方法であった漆・動物性蛋白質等の焼き付け処理の剥離によるもので、欧米のように乾燥した気候でない日本では止む得ない事と思われます。 銃身には若干の打ち傷や経年による褪色、僅かな表面錆痕を除いて目立った欠損等は見受けられず、総じて良好な状態が保たれています。 銃身上面の象嵌についても、彫が一部薄くなっている箇所が見受けられるものの、比較的良好に残っています。 銃身下面の銘については、比較的はっきりと判読可能です。 銃身下部の栓差し(目釘金具)と銃床の栓差し(目釘穴)の位置は4箇所とも一致しています。 尚、時代の栓(目釘)は付属しておりません。
台木 (銃床) については、火皿前方から筒先に向かって線傷がありますが修復されており、全体としては大きな破損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃床各部の飾り板や座金についても欠品等は見受けられません。 カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋、用心金といった真鍮部品は一度研磨されており光沢のある状態となっています。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態でのロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能です。 火蓋の開閉についても問題ありません。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。
銃身に本歌の打ち込みによる蓑亀図銀・銅象嵌が施され、銃床にも華やかな飾り板が奢られた、総じて堺筒らしい豪華優美な作りの逸品です。 (MM)(KK)

【その他の情報】
昭和40年11月4日に兵庫県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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