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【TKS/D管】火縄銃型 管打式阿州中筒「新意」銀象嵌 (惣巻張 阿州金匠臣石川義直、壬申三猪縣 九百五十一番)(京)㉖  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8195】
英  名
 Japanese Large-caliber Matchlock Style Percussion Gun
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,015mm
口  径
 18mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃型 管打式中筒 「新意」銀象嵌 (在銘: 惣巻張 阿州金匠臣石川義直、壬申三猪縣 九百五十一番) について】
本品は口径が実測約18mm (約九匁弱) の重量約6,0kgの中筒と呼ばれるクラスの管打式軍用火縄銃で、全長は1,015mm、銃身長は744mmとなっています。 軍用の中筒は一般に6匁筒(15,8mm)〜10匁筒(18,7mm) 前後で、それ以上は大筒と呼ばれる事もあります。 大筒の定義は定かではありませんが、抱えて射撃の不可能な50匁筒(33mm)以上の品を通常は大筒と呼ぶようです。
本品は在銘で、銃身下面には「惣巻張 阿州金匠臣石川義直」の銘が入っています。 石川義直は江戸時代後期 (幕末) の嘉永年間 (1848年〜1854年) 頃に活動した鉄砲鍛冶で、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.21及び「全国鉄砲鍛冶地域別分類」P.303に掲載されています。 同鉄砲鍛冶の銘としては、他に阿州石川喬太義直も知られています。 石川義直銘の火縄銃としては、嘉永二年 (1849年) と嘉永六年 (1853年) の年記が入った品が確認されています。
本品の銃身は後方に向かって緩やかに広がった八角銃身で、銃口部には八角柑子が設けられています。 先目当は三角形、元目当は筋割となっています。 銃身後部のパーカッション・ニップル基部周辺は補強の為に大きく張り出した形状となっています。 銃身は銃床に対して3箇所の目釘により固定される構造となっています。 本品の銃身上部に新しい意義や思想を表す「新意」の二文字が大きく銀象嵌で入っています。
本品のカラクリは内カラクリ (蟹目カラクリ) で、カラクリの地板や胴金は真鍮製、火挟は鉄製となっています。 火挟には指掛け (スパー) が設けられています。 引金は板状の真鍮製で用心金は設けられておらず、引金後方の銃床下部には強度を増すためのナマコ金 (力金) と呼ばれる真鍮製の部品が取り付けられています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆や表面錆が表れており、一部に朽ち込み痕が見受けられるものの、全体としては大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身上面に施された「新意」の銀象嵌についても、剥落などは殆ど見られず、良好に残っています。 銃身下面の銘については、表面錆により一部判読が難しくなっています。 銃身下面の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。
本品の銃床には「壬申 三猪縣」及び「九百五十一番」の刻印が入っています。 三潴縣 (みずまけん) は、明治4年 (1871年) に筑後国を管轄するために設置された県です。 管轄地域は、当初は現在の福岡県筑後地方で、1876年に佐賀県 (第2次) を編入した後、旧佐賀県(第2次)が長崎県、残部が福岡県に合併されて三潴縣は廃止されました。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。
台 (銃床) については、一部に虫食い痕や欠けの補修痕が見受けられるものの、全体としては大きな破損や欠損等は見られず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 カラクリの地板や胴金、引金、力金といった真鍮部についても、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 カラクリの作動については完全で、撃鉄を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと撃鉄が力強く落ちます。 撃鉄やパーカッション・ニップルについても、現状大きな変形や欠け等は見受けられません。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) いますが、尾栓は現状固着しており取り外しは出来なくなっています。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)

【その他の情報】
令和3年11月17日に熊本県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 本品は登録証に「惣巻張 阿州金匠臣□□□直」の銘文が記載されていますが、現物は「直」の前の文字が「義」の一部である事から、銘鑑掲載の「惣巻張 阿州金匠臣石川義直」であると考えられます。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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