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コルト M1860 アーミー リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、3 Screw Model、#56919) |
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価格(税込)
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\3,300,000 |
商品番号
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【8187】 |
英 名
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Colt M1860 Army Revolver, 3 Screw Model |
種 類
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古式銃(登録証付)、東京店在庫品、✕ |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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351mm |
口 径
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12mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1860アーミー リボルバー について】
コルト M1860アーミー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1860年から1873年まで製造された軍用リボルバーです。
コルト社は1851年に発売した.36口径のコルト M1851 ネービー・リボルバーを基に、.44口径にボア・アップしたモデルをM1860アーミー・リボルバーとして1860年に発売しました。 南北戦争 (1861年-1865年) ではM1851 ネービーと共に主要拳銃として使用されました。 M1860アーミーは全て.44 口径の6連発のモデルです。 Paper Cartridgeと呼ばれる紙に包んだ弾薬を使用しました。 M1860 アーミーのフレームはM1851 ネービーと同サイズですが、シリンダー前部2/3を.44口径に対応するために肉厚にし、ボア・アップしてあります。 そのためにフレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的でフレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。 M1851 ネービーがオクタゴン・バレルであったのに対して、M1860 アーミーはラウンド・バレルで流線的なデザインになっており、同じフレームを使用してはいますが全く異なるイメージがあります。 しかしながらその基本構造は両モデルとも共通しています。 銃身長7.5インチであった極初期型を除き、M1860 アーミーの銃身長は8インチのみです。 先に発売された.36口径のM1851 ネービーよりも強力な口径から、軍用としてはM1851 ネービーを凌いでいました。 最も大きな販売先はアメリカ政府で20万挺の内、12万7千挺以上 (記録に残っているものだけでも127,156挺) が政府に納入されており、軍用専用と言われている所以です。 米本国のコルト社工場のみで生産されました。
コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 シリンダーには1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされています。 蛇足になりますが「M1860 Army Revolver」のモデル名は20世紀になってからコレクターが便宜上付けた名称で、発売当初のコルト社カタログでは「Colt Holster Pistol, Enlarged Caliber」となっています。 尚、「M1851 Navy Revolver」は「Colt Revolving Belt Pistol of Naval Caliber」です。(MM)
【本個体の説明】
本品はM1860の中でもフレーム側面にショルダー・ストック取り付け用スクリューの無い、3 Screw Modelと呼ばれるシビリアン・モデルです。 本品のシリアルNo.は56919となっており、4 Screw Modelと呼ばれる軍用タイプの生産が終了した50,000以降の生産品である事ともマッチしています。 また、シリアルNo.からは1862年製である事も判ります。 尚、通常シビリアン・モデルでは上記のスクリューの他、ショルダー・ストック基部が嵌るリコイル・シールド部の切り欠きや、ストックを固定する為のグリップ・フレーム下部の溝が省略されていますが、本品にはこれらの切り欠きや溝が残されており軍用に使用する事を考慮した形になっています。 本品のシリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、グリップ・フレーム、シリンダー軸でマッチしています。 シリンダー軸のシリアルNo.は691の部分のみ確認できます。 シリンダー表面のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) の場面のエングレービングはほぼ完全に消えており、「PATENT No./PAT.SEPT.10TH 1850」の部分は判読可能です (但し、登録証にはシリンダーの刻印として「PATENT TATSSBPT10□1850」と記載されています)。 フレーム左側面には「COLTS PATENT」の刻印がはっきりと残っています。
本品のフレームや銃身、シリンダーといった金属部は、ブルー仕上げが落ちて白磨き仕上げのようになっていますが、程よい時代が付いており違和感は全くありません。 また、僅かな朽ち込みが表れているものの、現状では比較的落ち着いた色合いの良い雰囲気となっています。 銃身のバレル・ウェッジ取付部周辺にやや打ち傷が目立ちますが、全体としては大きな欠損等も見られず、総じてしっかりとした状態が保たれています。 銃身とフレームの取り付けについても現状がたつきは見られません。 真鍮製のトリガー・ガードについても変形等は見受けられず、適度な時代感が付いています。 真鍮製のフロント・サイト・ブレードについても変形等は見られず健全です。 付属のオリジナルのウォールナット・グリップは、全体にやや打ち傷や角の部分の擦れが見られる他、左側面前方の角に一部欠けが見られるものの、大きな破損は見られず、適度な使用感のある良い雰囲気となっています。 グリップ・フレームへの取り付けについてはガタつきもなくしっかりとしています。 尚、本品の木製グリップ右側下部には非常に薄くなっていますが、米軍用を示すCartoucheと呼ばれる検査刻印が確認できる事から、本品がシビリアン・モデルとして生産されたものの、南北戦争中に北軍で使用された事の証左となっています。
作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引く事により、ハンマーがスムーズに力強く落ちます。 銃身内はライフリングもはっきりと残っており、銃口から薬室まで完全に抜けています。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても大きな欠けや変形等は見受けられず、良好な状態が保たれています。 銃身下部のローディング・レバーの操作についても問題なく行う事が可能です。
人気のあるM1860 アーミー モデルとしてはお値打ち価格に設定しています。 現状では全体にカッチリとしたコンディションで、古式銃としても良い時代が付いており、手頃な価格帯で登録証付古式銃のコルトの人気モデルをお捜しの方にはお勧めの一品です。 (KK)(MM)
【その他の情報】
令和1年12月5日に愛知県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
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