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FN M1949 狙撃銃 (#38296)  
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価格(税込)
 \1,320,000
商品番号
 【8139】
英  名
 FN M1949 Self-loading Sniper Rifle
種  類
 自動小銃、狙撃銃、一品物、動画有り、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2022年 秋、ガゼット Vol.19
国  名
 ベルギー
時  代
 第二次大戦後(1945〜)
全  長
 1,126mm
口  径
 .30-06
装 弾 数
 10発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【FN M1949 狙撃銃 について】
FN M1949 自動小銃をベースにベルギーのFN社で製造された半自動式の狙撃銃です。
FN M1949は1949年にFN社が発表し、1951年にベルギー軍によって制式採用された自動小銃で、朝鮮戦争でも国連軍の一員として参戦したベルギー軍によって使用されました。 また、ベルギーとブラジル、アルゼンチン、エジプトが関与した第二次世界大戦後の主要な戦争 (スエズ動乱、コンゴ動乱、ドミニカ内戦、フォークランド紛争) でも使用されました。 本銃はFN FAL 自動小銃ほどではありませんが商業的に成功を納め、エジプトや中南米 (アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ベネズエラ等) を始め、世界各国に輸出されました。 後にFN FAL 自動小銃の原型となった戦後第一世代の自動小銃です。 FN M1949 自動小銃には、セミ・オートマチックのみのSAFN49とセレクティブ・ファイアのAFN49の2モデルが生産されましたが、10連のボックス・マガジンではフル・オート射撃には適しておらず、セレクティブ・ファイア・モデルは少数のみにとどまりました。 マガジンとボルト・キャリアのいずれからでも給弾できる仕組みになっていますが、どちらかと言えば上部からのチャージャーを用いた給弾が優先されており、マガジン・キャッチはあえて使い辛い構造となっています。 本銃のデザインは、FN FAL 自動小銃を設計した事でも有名なベルギー人の銃器設計者でDieudonné Joseph Saiveにより行われました。 SAFN49の名称は、フランス語の「Semi-Automatique FABRIQUE NATIONALE (FN半小銃)」の頭文字であり、英語圏では「FN Model 1949」と呼ばれています。 分解方法が特殊で、レシーバー上部を取り外す時は、レシーバー後端にあるレバーを180度真上に時計回りに回転させた後、リアサイト前部左側のボタンを押しながらレシーバー上部を前にずらし後部を持ち上げて取り外します。
FN M1949 自動小銃の派生型としては、スコープを搭載した狙撃銃モデルがFN社で合計750挺製造され、ベルギー、ベルギー領コンゴ、ルクセンブルクで使用されました。 FN M1949 狙撃銃のレシーバー左側面にはスコープ・マウント・ベースが追加されており、ベルギー及びルクセンブルクで使用された狙撃銃にはOIP (Societe Belge d’Optique et d’Instuments de Précision) 社製の4倍スコープが搭載されていました。 また、バット・ストック上部には、右利き、左利きいずれの射手にも対応した左右対称のチーク・レストがネジ止めによって追加されているのも特徴です。 (MM)(YS)(KK Updated)

【本個体の説明】
本品はベルギーのFN社で当初から狙撃銃モデルとして製造された、非常に珍しいFN M1949 狙撃銃です。 レシーバー左側面にはスコープ・マウント・ベースが追加され、OIP社製のスコープが装着されている他、バット・ストックにはチーク・レストが追加されています。 狙撃銃モデルのため、トリガー・ガードの左側面に設けられたセレクター・レバーはセミ・オートマチック射撃位置で当初から固定されています。
本品のレシーバー右側面にはシリアルNo.に加えてFN社を示す「FABRIQUE NATIONALE D'ARMES DE GUERRE HERSTAL BELGIQUE」のメーカー刻印が入っています。 また、機関部前部と上部、ボルト・キャリア、銃床右側面のシリアルNo.はマッチしています。 その他、各部にベルギーのプルーフ・マーク等複数の刻印が見受けられます。 本品の薬室上面には元々ベルギー軍用を示す王冠にBのマークと「ABL」の文字、そして1952年の年号が打刻されていたと思われますが、現状では大部分が削られており、ABLの最初の「A」の文字及び年号の最初の「1」と最後の「2」の数字の一部が確認出来るのみとなっています。 付属のスコープについてもベルギー軍用の品で、「A.B.L.」の刻印及び1499のシリアルNo.に加えて、1951の年号やモデル名、OIP社のメーカー・ロゴが入っています。 スコープ・マウントについても、米国E.C. Herkner社が製造した「ECHO」と呼ばれるオリジナルのクイック・デタッチャブル・マウントが取り付けられています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、金属部はやや小傷や擦れ、若干の表面錆後の他、若干の経年による褪色が見受けられるものの、目立った破損や欠損等は見られず、オリジナルのパーカー仕上げも大部分に残っています。 木製銃床やアッパー・ハンドガードといった木部については、やや打ち傷や線傷が散見されるものの、目立った割れや欠け等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 傷み易いバット・プレート部については、一部に表面錆が表れているものの、現状目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 尚、アッパー・ハンドガードは銃床に比べてやや暗い色合いとなっています。 リア・サイトの調整やレシーバー右側面のダスト・カバーのスライド操作については問題なく行う事が可能です。 セーフティ・レバーの操作についても問題なく、安全位置でトリガーがロックされます。 尚、セレクター・レバーは元々固定された構造となっています。 弾倉の着脱についても問題なく行う事が可能です。
スコープの着脱についてもスムーズに行う事が可能です。 付属のスコープは外観にやや経年による変色や表面錆が見受けられる他、サンシェード部分に僅かに歪みが見られるものの、目立った欠損等や機能的な問題は見られず、エレベーション及びウィンデージ・ダイヤルの操作についても問題ありません。 スコープ内の視野にやや曇りと若干のカビが見られますが、光学系の破損等は見られません。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)

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【その他の情報】

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