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【TKS/D丸斜】火縄銃 国友細筒 蛙ニ虫尽シ色絵象嵌(登録証付古式銃、在銘: 國友左近左衛門力□作) (京)24 |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【8128】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, KUNITOMO Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、【TK】 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,212mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 国友細筒 蛙ニ虫尽シ色絵象嵌(在銘: 國友左近左衛門力□作) について】
本品は口径が実測13,5mm (約三匁半) ほどの細筒 (小筒) と呼ばれる狩猟用、または標的射撃用の火縄銃です。 全長は1,212mmで火縄銃の細筒としては一般的なサイズとなっています。
本品は江州=近江国 (おうみのくに: 現在の滋賀県) で製作された品で、銃身には「國友左近左衛門力□作」と読める銘が切られています。 「全国鉄砲鍛冶銘鑑」には「國友左近左衛門力□作」に合致する銘の掲載は見られませんが、近い銘としてP.114に国友佐近右衛門及び国友左近右衛門が掲載されています。 江州は堺と並んで鉄砲の生産が盛んな地域で、国友の鉄砲鍛治は江州を代表する鉄砲鍛冶の家系です。
本品の筒 (銃身) は後方に向かって緩やかに広がった八角銃身で、銃口部は僅かに広がっているものの、柑子は設けられていません。 先目当と元目当は共に筋割となっており、銃身は台 (銃床) に対して2箇所の目釘により固定される構造となっています。 銃身上面には蝉、蝶、蝸牛、蛍、蛙といった動物をモチーフにした象嵌が施されています。 台 (銃床) は全体に実用性を重視した質実剛健な作りとなっており、銃床には目立った飾り金具類は取り付けられておらず、目釘座についても金具などは取り付けられておらず、カラクリの鋲裏座金についてもシンプルな鳩目形状となっている、装飾性を極力抑えたシンプルな作りとなっています。
カラクリは外カラクリ (外記カラクリ) となっており、カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、火蓋、雨覆といった主要な部品については真鍮製となっています。 カラクリの蟹の目隠しは水滴型となっています。 引金は透かし形で、用心金が設けられていません。 芝引金具は剣形 (篠垂形) です。 (KK)
【本個体の説明】
本品の銃身を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃身下面に若干の表面錆や朽ち込み痕が見受けられますが、現状では大きな欠損等は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は2か所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。
台 (銃床) については、やや打ち傷や線傷が散見され、銃床先端にひびの補修痕、胴金後方の銃床上面に一部ひびが見受けられるものの、全体としては大きな欠損などは見受けられず、艶のある仕上げも比較的良好に残っています。
本品の胴金後方の銃床左側面には、「壬申 木更津縣 免許銃」の刻印が入っています。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。
カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、火蓋、雨覆といった真鍮製の金具類についても、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 各部の金具については現状目立った欠品等は見受けられません。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、尾栓の取り外しもスムーズに行う事が可能です。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態で引金を引く事により、火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)
【その他の情報】
令和3年11月9日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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