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トランター ダブル・トリガー 管打式拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#20500T)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【8123】
英  名
 Tranter Double Trigger Percussion Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、Curio Magazine
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 255mm
口  径
 10mm
装 弾 数
 5発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【トランター ダブル・トリガー 管打式拳銃 3rd モデル について】
英国のウィリアム・トランター (William Tranter) 社により製造された、特殊なトリガー・メカニズムを備えた80 Bore (.38 calibre=.38口径相当)、銃身長4 1/2インチの中型管打式リボルバーで、銃身とフレームが一体となった頑丈な品です。
本品はトランター社製リボルバーの中でもダブル・トリガー・モデルと呼ばれるモデルで、現代リボルバーのようなシングル/ダブル・アクション機構が登場する以前の過渡期に開発されたダブル・アクション・リボルバーです。 トリガー・ガードの下から飛び出したセカンド・トリガーと呼ばれる指掛け部分を後方に引く事によりシリンダーが回転し、ハンマーがフル・コック位置まで持ち上がります。 この状態でセカンド・トリガーを引き続けたまま、トリガー・ガード内の本来の位置に設けられたトリガー (セカンド・トリガーに対して、ファースト・トリガーと呼ばれます) を引くと、シングル・アクション・リボルバーの様にハンマーがリリースされます。 また、ファースト・トリガーとセカンド・トリガーを同時に引くことにより、ハンマーがコックされた直後にリリースされるダブル・アクション (セルフ・コッキング) 操作も可能です。 これはウィリアム・トランター (William Tranter) が1853年1月28日に英国パテント第212号を取得したものを製品化したもので、その特徴的な作動は「ヘジテート・アクション」とも呼ばれます。
ダブル・トリガー・リボルバーは、製造開始時期により1st モデル (1853〜1854年)、2nd モデル (1853〜1856年)、3rdモデル (1860年頃〜) と呼ばれ、細部の仕様が異なります。 最終型である3rdモデルでは、Kerrタイプに似たトランター・パテントによるネジ止めで固定されたローディング・レバーを備え、グリップがより角度の付いた形状に変更されています。 3rd モデルは、38ボア、54ボア、80ボア、120ボアの異なる口径のモデルに加えて、銃身長が4 1/2から6インチまでのバリエーションが製造されました。
その後トランター社ではボーモントのダブル・アクション機能を取り入れたオーソドックスな形状のリボルバーも製造されましたが、それらはシングル・トリガー・モデルと呼ばれ、大きく区別されています。 現在国内に存在しているトランター・リボルバーの殆どは「シングル・トリガー・モデル」で、本品のような「ダブル・トリガー・モデル」はいたって珍しい品となっています。
本品の最大の特徴として、通常のヘジテート・アクションを備えたトランター・ダブル・トリガー 管打式拳銃とは異なり、ハンマーにスパー (指掛け) が設けられている点が挙げられます。 これにより、ファースト・トリガーとセカンド・トリガーを用いたヘジテート・アクションによるシングル/ダブル (セルフ・コッキング)・アクションに加えて、ハンマーを直接操作する事によるコッキング作動も可能にしています。 尚、通常のヘジテート・アクションのみを備えたモデルでは、セカンド・トリガーを用いずにハンマーを単体で引き起こしてもコック状態では保持されないため、本品は単に撃鉄をスパー付のものに交換しただけの品ではなく、内部機構にも改良が加えられている事が分かります。 本品は純粋なヘジテート・アクションのみを備えたダブル・トリガーの3rd モデルから、ヘジテート・アクションを備えないシングル・トリガーの4thモデルへの移行期に製造された過渡期のモデルと考えられます。 (KK)

【本個体の説明】
本品はトランター ダブル・トリガー・リボルバーの3rd モデルで、Kerrタイプにも似たトランター・パテントのローディング・レバーを備えており、ハンマーにスパー (指掛け) を備えた珍しいモデルです。 本品は口径が80ボア (=.38口径) の4 1/2インチ銃身を備えた品です。 通常、80ボアもしくは90ボアの銃身を備えた「ベルト・モデル」と呼ばれる3rd モデルでは6インチ銃身の品が多く見られますが、本品の銃身は4 1/2とやや短くなっています。 3rd モデルのうち最も小型のポケット・モデルでは、一般的に120ボア、4 1/2インチ銃身となっていますが、本品は80ボアの一定の威力を保ったまま携行性を高めたモデルと言えます。
本品の最も大きな特徴であるダブル・トリガーの左側面、フレーム左側面及びローディング・レバーには「TRANTER PATENT」の刻印が入っています。 また、フレーム右側面にはシリアル No.が「20500.T.」と入っており、その最後の「T」はTranter社製であること表しています。 銃身左上側面後方には、1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印に加えて、1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印が打刻されています。 また、同じプルーフ刻印がシリンダー側面に計5箇所交互に打刻されています。 ただしこれらの刻印はかなり小さく、目視では文字ははっきりとは判別できません。 (ルーペを使用すると二つの刻印の差が確認可能です)。 シリンダー後部には34の番号が打刻されています。 銃身後部の一部やフレーム、トリガー・ガード、グリップ・エンド・キャップに緻密な唐草模様が入っています。 また、銃身先端には英国製リボルバーの特徴でもある飾り彫刻が施されています。
本品の銃身やフレームといった金属部にはオリジナルのブルー仕上げが80%以上残っており、古式銃としては概ね良好な状態が保たれています。 シリンダーは元々ケースハードン仕上げ、ローディング・レバー及びトリガーは白磨き仕上げであったと考えられ、やや時代錆こそ表れていますが、いずれも大きな欠損等は見られません。 トリガー・ガード部分のみ、元々の仕上げが大部分に落ちて白磨き仕上げのようになっていますが、大きな違和感は感じられません。 銃身下面にやや打ち傷や線傷が集中していますが、銃本体を左右の側面から鑑賞するにあたってはそれほど目立ちません。 シリンダーを取り外したフレーム内側のトップ・ストラップ等に若干の朽ち込みが見られますが、強度的にはしっかりとした状態が保たれています。
作動に関しては、セカンド・トリガーを引いてからファースト・トリガーを引いてハンマーを作動させるシングル・アクション操作及び、セカンド・トリガーとファースト・トリガーを同時に引いてハンマーを作動させるセルフ・コッキング操作、そしてハンマーを手動で起こして操作するシングル・アクション操作のいずれもしっかりと動作し、シリンダーも正常に回転します。 また、本体左側面に設けられたY字型の板バネによるハンマー・セーフティも正常に機能しています。 緻密なチェッカリングが入ったグリップについても、僅かな打ち傷を除いて目立った割れや欠け等も見られないほぼ完全な状態が保たれています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、僅かな表面錆は見られるもののライフリングははっきりと確認できます。 パーカッション・ニップルについても、目立った変形や欠け、腐食などは見受けられず、良好な状態が保たれています。 ローディング・レバーの操作についてもスムーズに行う事が可能です。
トランター ダブル・トリガー・リボルバー 3rd モデルの中でも、本品のようにハンマー・スパーを備え、ハンマーを直接操作してコッキング操作が可能なモデルは過渡期の品と思われ、少数が生産されたのみと考えられます。 (KK)

【その他の情報】
昭和45年5月19日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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