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価格(税込)
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\176,000 |
商品番号
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【8029】 |
英 名
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Type 99 Short Rifle, Last Ditch |
種 類
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ボルト・アクション、東京店在庫品、無可動実銃新入荷品 2022年6月 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,118mm |
口 径
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7,7mm×58 |
装 弾
数
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5発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【九九式短小銃 末期型について】
三八式の後継銃として、大口径他様々な改良点を踏まえて開発・採用された大日本帝国陸軍の小銃です。 日本陸軍は昭和十四年(皇紀2599年)に世界各国の主力小銃短縮化に伴い、九九式長小銃を約140mm短くした短小銃を制式にしました。
最大の特徴は三八式からの大口径化ですが、三八式では現物合わせや調整が必要だった部品の規格化が行われ、弾薬の共通化なども考慮されました。 しかしながら、皮肉にも戦況による品質低下や仕様の簡略化、また新旧弾薬の混在などが起こりました。
当時の日本の状況を反映するように時期によって細かい部分の仕様が異なり、特に初期と末期のタイプでは品質や細部のパーツ仕様にかなりの差があります。
末期型は当時の国状により各部の製造工程を簡略化された仕様で、初期型と比べると同じ九九式とは思えないような品質の違いがあります。九九式の中では最多の生産数といわれており、正規工廠以外の民間企業で生産された九九式の多くが末期型になります。そのため細部に多くの仕様があり、最もバリエーションに富んだモデルです。弊社での末期型定義は照尺(リア・サイト)が固定式の仕様の品を末期型としております。
その他の九九式短小銃の特色や、弊社での分類を説明したブログがございますので、詳しくはこちらをご覧下さい。
【本個体の説明】
本品は九九式短小銃の末期型 名古屋工廠製です。 名古屋工廠は他の工廠と比べ末期型への移行が早く、12シリーズの生産の内末期型は約4.5シリーズ分あり、照尺などにもバリエーションが有ります。 末期型では基本的に薬室上部の「九九式」の刻印は省略されています。 本品は照尺がピープ・タイプの簡易型となっており、照星のガードは省略されているタイプです。 床尾板については木製となっており、床尾負革止はネジ1本のみで固定されたタイプとなっています。 槓桿 (ボルト・ハンドル) は円筒形ではない丸みの有るタイプで、安全子は仕上げが簡略化されたタイプとなっています。 本品の機関部左側面にはシリアルNo.の他、名古屋工廠を示す刻印や<チ>のシリーズ名が打刻されています。 <チ>シリーズは1944年 (昭和19年) の6月から9月頃にかけて製造されました。 銃床についても名古屋工廠製で、銃床下部には名古屋工廠製を示す「名」及び「リ」の刻印が確認できます。 その他、用心金や照尺基部にも「リ」の刻印が小さく入っています。 尚、菊花紋章については輪郭の一部を残して削られています。
本品の銃身や機関部といった金属部は、若干の小傷や擦れ、経年による褪色や一部表面錆等は見受けられますが、大きな欠損等は見られず、製造された時代を考慮すると概ね良好な状態が保たれています。 木部についても、やや打ち傷や線傷等は散見されますが、現状大きな破損等は見受けられず、全体にオリジナルの仕上げが保たれています。 傷み易い床尾板については、角の部分にやや擦れが見受けられますが、こちらも目立った欠けは現状見受けられません。 旧軍特有の銃床上下の継ぎ目についても、僅かに隙間が見られるものの、現状ガタつき等は見られません。 末期型のため、銃床前部は当初から取り付けに遊びが見られます。 弾倉底板の開閉については問題なく行う事が可能です。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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