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価格(税込)
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\550,000 |
商品番号
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【8006】 |
英 名
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Breda M1937 Heavy Machinegun |
種 類
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重機関銃、大阪店在庫品、無可動実銃新入荷品 2022年6月、ガゼット Vol.19 |
国 名
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イタリア |
時 代
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第一次大戦〜第二次大戦 |
全 長
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1,268mm(1,550mm:三脚付) |
口 径
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8mm×59 |
装 弾
数
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20発 |
在 庫
数
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限定1品 |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ブレダ M1937 重機関銃 について】
1937年にイタリア軍が制式採用した空冷式重機関銃です。
1930年代初頭、イタリア軍は従来の6,5mm×52弾の機関銃用途での射程及び威力不足を認識し、より強力な新型弾薬の開発を開始しました。 いくつかのトライアルを経て8mm×59 M35弾 (8mm ブレダ弾) が新たに採用され、この弾薬を使用する機関銃としてフィアット-レベリ M1914/35が新たに開発されました。 その後、1937年にイタリアのブレダ社 (Societa Italiana Ernesto Breda) でも8mm ブレダ弾を使用するブレダ M1937 重機関銃が開発されました。
ブレダ M1937 重機関銃の発射機能はフル・オートマチック射撃のみで、オープン・ボルト位置から射撃を行いました。 作動方式はガス圧利用方式で、ロング・ストローク式のガス・ピストンが銃身下部に設けられていました。 ボルト (ブリーチ・ブロック) はガス・ピストンと連動するオペレーティング・ロッドによって持ち上げられる事により、レシーバー内の上部と噛み合い閉鎖が行われる構造となっています。 この構造は薬莢の排出不良が発生する可能性が高かった事から、レシーバー・トップ・カバーには塗油用のオイラーが内蔵されていました。 付属の三脚は特殊なアダプターを使用する事により対空用途にも使用する事が可能です。 ブレダ M1937 重機関銃の給弾は保弾板を用いて行われ、ペリーノ式と呼ばれる方式により、発射済みの空薬莢が銃の外に排莢されずに、再び保弾板に戻され、20発全弾を発射し終えた後で保弾板ごと排莢される特殊な機構を採用していました。 一見信頼性に欠けるようにも見えるこの機構は、実用上は特に問題もなく、反対にイタリア軍が使用した機関銃の中で最も信頼のおける銃として評価され、第二次世界大戦中はイタリア軍の全戦線で主力機関銃として使用され、戦後もしばらく使用されました。
ブレダ M1937 重機関銃の派生モデルとしては、車載用としてM1938 車載機関銃が開発されましたが、こちらは保弾板による給弾ではなく、本体上部に装着する箱型弾倉を用いており、本体下部から排莢を行う構造となっていました。
【本個体の説明】
本品の機関部左側面にはシリアルNo.に加えて個体により「B.R. 8MOD.37」の刻印が入っています。
銃本体については、全体に適度な使用感が見受けられ、やや打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、一部に仕上げが薄くなり金属の地肌が表れている箇所が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 樹脂製のグリップ部分についても、やや打ち傷や個体により若干の欠けが見受けられる場合がありますが、現状大きな破損や欠損等は見られません。 リア・サイトの起倒・調整については問題なく行う事が可能です。
付属の三脚については、銘板にブレダ製を示す刻印に加えて、製造年及びシリアルNo.が打刻されています。 尚、三脚のシリアルNo.は銃本体とは異なります。
三脚はやや打ち傷や一部塗装の剥落等は見受けられるものの、オリジナルのダーク・グリーンの塗装も比較的良好に残っています。 銃本体の取り付けや各部の調整操作についても問題なく行う事が可能です。
ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (KK)
【その他の情報】
無可動実銃には文章では表現の難しい傷がある場合がございます。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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