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シャルルビル Mle 1766 マスケット (#227、復刻品古式銃)  
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価格(税込)
 \198,000
商品番号
 【7923】
英  名
 Reproduction Charleville M1766 Musket
種  類
 古式銃(復刻品)、単発、東京店在庫品、無可動実銃買取品 2025年 冬
国  名
 フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,518mm
口  径
 .69 Cal.
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【シャルルビル Mle 1766 マスケット について】
18世紀後半のフランス軍において、歩兵の制式装備として重要な役割を果たした前装式のフリントロック式マスケット銃です。
フランスにおけるフリントロック銃の歴史は17世紀初頭にまで遡り、当時のヨーロッパにおける陸軍大国であった背景から、多数の試作と改良が繰り返されてきました。 1717年には歩兵用マスケット銃が初めて制式採用され、これ以降フランス軍の小銃は組織的な軍需管理体制のもとで製造される事となります。 Mle 1766は、1717年から続く改良の系譜の中に位置づけられており、その直接的なベースとなったのは1763年に採用されたMle 1763マスケットです。 Mle 1763は七年戦争の教訓を反映し、過酷な戦場環境に耐えうる堅牢な構造を目指して開発されましたが、その結果として銃全体が非常に重くなり、歩兵の携行性や取り回しにおいて改善の余地が生じる事となりました。 この課題を解決する為に登場したのがMle 1766であり、技術的な最大の特徴は徹底した軽量化にあります。 前身のMle 1763が備えていた高い信頼性を損なう事なく、銃身 (バレル) の肉厚を薄く設定する事で重量を軽減しました。 また、フリントロック機構の中核を成すロック・プレートを短縮し、各部品をスリム化する事で、銃全体のバランスを向上させています。 初期のMle 1717では46インチ (約1,168mm) であった銃身長は、Mle 1763において44インチ (約1,118mm) まで短縮されていましたが、Mle 1766でもこの寸法が引き継がれ、近接戦闘における操作性が確保されました。 外観上の特徴としては、バット・ストックの形状が前モデルよりも細身に成形された点が挙げられ、射撃時の保持しやすさが追求されています。 さらに、銃身固定用のバンドにはスプリング式の保持機構が備わっており、野戦における分解清掃や部品交換の効率が向上しています。
製造面においては、フランス国内の主要な兵器廠であるシャルルビル (Charleville) 、サン・テティエンヌ (St. Etienne) 、モーブージュ (Maubeuge) 、チュール (Tulle) の各拠点で大規模な生産が行われました。 特にアメリカ独立戦争に際して、フランスからアメリカ植民地軍 (大陸軍) へ本銃が大量に供与された事で、その名が広く知れ渡る事となりました。 当時のアメリカ兵がシャルルビル兵器廠製の個体を多く手にした事から、モデル名を問わずこれらのフランス製マスケット銃全般を「シャルルビル・マスケット」と呼称する習慣が定着しました。 Mle 1763が約8万8千挺の生産に留まったのに対し、Mle 1766は約14万挺という当時の水準としては膨大な数が製造されており、18世紀末の軍事行動における標準的な歩兵火器としての地位を確立しました。 当時の主力火器としての性能面では、滑腔銃身 (スムース・ボア) を採用していました。 これは旋条 (ライフリング) を持つライフル銃と比較して、長距離の命中精度や有効射撃距離の点では劣るものの、当時の黒色火薬による汚損の影響を受けにくいという利点がありました。 ライフリングのある施条銃は弾丸を銃身内に密着させる必要がある為、数発の射撃で煤が溜まると装填が困難になりますが、マスケット銃は弾丸と銃身の間に遊びを持たせる設計であったため、戦場での迅速かつ連続した射撃が可能でした。 再装填を含めた発射速度は訓練された兵士であれば毎分3発程度を維持でき、これが集団での一斉射撃戦術を支える基礎となりました。 使用弾薬については、標準的な球形鉛弾のほかに、大きな弾丸と数発の散弾を同時に装填する「バック・アンド・ボール (Buck and Ball) 」などが運用され、近距離戦闘における殺傷能力が高められていました。 口径についてはベースモデルから継承された.69口径 (約17,5mm) を採用しており、当時の歩兵戦闘において十分な殺傷能力を担保していました。 加えて、銃身の先端にはソケット式の銃剣を装着する為の着剣ラグが備わっており、射撃後の白兵戦においても強力な武器となりました。 銃身やロック・プレートなどの金属部品には、表面を滑らかに研磨するブライト・フィニッシュ (Bright Finish) と呼ばれる光沢仕上げが施されていました。 これは、金属表面の微細な凹凸を減少させる事で汚れの定着を物理的に抑制するとともに、発生した錆を視覚的に早期発見し、兵士による日常的な研磨作業によって速やかに除去する事を目的とした運用上の設計です。 常に銀色に輝く銃身は、戦列歩兵の規律を示す象徴であるとともに、戦場における視覚的な威圧効果も期待されていました。
Mle 1766はその後、Mle 1770、Mle 1771、Mle 1774といった小規模な改良モデルを経て、1777年には名銃として知られるMle 1777へと進化を遂げる事になります。 アメリカ独立戦争においてラファイエット侯爵らによってもたらされた本銃の設計思想は、戦後のアメリカ合衆国における自国製兵器の開発にも多大な影響を与えました。 1795年にアメリカのスプリングフィールド造兵廠で初めて製造された制式小銃であるM1795 マスケットは、本銃をほぼそのまま模倣する形で設計されており、フランスの技術が新興国アメリカの軍事基盤を構築した事を示しています。 さらに、本銃の軽量かつ堅牢な設計は、後の各国の歩兵火器における標準モデルの一つとして参照されました。 このように本銃は、近代軍用銃の標準化と大量生産体制の先駆けとなり、18世紀から19世紀初頭にかけての軍事史において極めて重要な足跡を残した兵器といえます。 本銃は単なるフランス軍の制式装備という枠を超え、大西洋を挟んだ二つの大陸における国家の成立と軍事技術の発展を支えた点でも歴史的に重要なモデルです。 (KK Updated)

【本個体の説明】
本品は復刻品のシャルルビル Mle 1766 マスケットを無可動加工した品です。 ロック・プレート部には「Charleville」の文字が筆記体により入っている他、フルール・ド・リス (百合の紋章) の刻印が打刻されています。
白磨きの銃身や機関部は、若干のくすみや僅かな表面錆が散見されるものの、目立った欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 各部の取り付けについても現状目立ったがたつき等は見られず、しっかりとしています。 木製銃床はやや明るい色合いのニス仕上げとなっており、全体に適度な使用感が表れており、やや小傷や擦れ、一部仕上げの剥落が見られますが、大きな破損等は見受けられません。 バット・プレート部分についても一部表面錆が見られる程度で、白磨きの比較的良好なコンディションが保たれています。 撃鉄 (コック) はトリガーとの連動はありませんが前後に動きます。 当たり金 (フリズン) の開閉についても問題なく、しっかりとしたテンションがかかっています。 トリガーテンションはありません。 さく杖が付属いたします。 (KK)

【その他の情報】

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