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ルフォーショー ピン・ファイア セルフ・コッキング ポケット リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#82)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7897】
英  名
 Lefaucheux Pinfire Self-cocking Pocket Revolver
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 200mm
口  径
 7,5mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ルフォーショー ピン・ファイア ポケット リボルバーについて】
ルフォーショー (Lefaucheux) リボルバーは、フランスのガンスミスであったカジミール・ルフォーショー (Casimir Lefaucheux, 1802-1852) によって発明されたピン・ファイア式 (カニ目打ち式) の金属製薬莢を使用するリボルバーで、フランス人のユージーン・ルフォーショー (Eugene Lefaucheux) によって1854年に考案され、フランス及びベルギーでパテントが取得された後、1860-70年代頃にかけて多種多様な製品が製造されました。 ピン・ファイア式は従来のパーカッション (管打ち) 式に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配がなく、迅速に装填が可能といった長所がありました。 ルフォーショー・リボルバーはドイツ、英国、スペインなどでも極少数が製造され、1854年にはM1854としてフランス軍初の金属製薬莢を使用するリボルバーとして採用されました。
1854年6月10日にEugene Lefaucheuxによってフランスでルフォーショー拳銃のパテント (No.019083) が取得されましたが、その主な要点としては、回転式拳銃としては初めて金属製の一体型弾薬 (ルフォーショー・カートリッジ) が使用できるようになった他、未使用の弾薬を安全かつ簡単に取り出す事が出来るようになった点等が含まれています。 薬莢の装填、排莢を容易にするためにローディング・ゲートも追加されました。 また、1854年のパテントでは、銃身とフレームが一体構造とはなっておらず、コルト社製リボルバーのようにフレーム下端の一カ所で銃身を固定する方式が用いられていました。 ルフォーショー リボルバーは装弾数が5連発から20連発までの非常に多くのバリエーションが作られた他、銃身長についても3cmほどのラウンド・バレルから18cm以上のオクタゴン・バレルまで様々な長さの物が存在します。 ルフォーショー・リボルバーはその用途も様々で、大型の無骨な軍用モデル以外にも、全体に彫刻の入った小型の護身用モデルまで多数のバリエーションが存在しました。
本品は"REVOLVER LEFAUCHEUX SECOND TYPE"と呼ばれるモデルの中で小型のポケット ピストルです。 "SECOND TYPE"はrectangular gripと呼ばれる角ばったシェープが特徴的です。 通常は小型のパース(=Purse、がま口の一種)に入れて持ち運ばれ、パース・ピストルとも呼ばれています。 
ピン・ファイア式リボルバーは、ヨーロッパではスタンダードな種類でしたが、パテントの関係か、アメリカでは殆ど生産されませんでした。 当時ルフォーショーはピン・ファイア拳銃の代名詞となっており、その後リムファイア方式が登場した後も生産が続けられ、センター・ファイア式が普及する頃までヨーロッパで多種多様な品が作られました。 これらのルフォーショー・リボルバーはヨーロッパを始め、アメリカなど世界各国に輸出されましたが、特に幕末期には多くの種類のルフォーショー拳銃が日本国内に輸入されました。 本品には日本の刻印は入っていませんが幕末に国内に輸入された品と思われます。
ルフォーショー・リボルバーには、形状や刻印のバリエーション等、大量生産品のリボルバーとは違った魅力が有り、世界的に愛好家が数多く存在しています。 また、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式 (ピン打式) と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション (管打式) に比べて紙包み薬包 (装薬と弾頭を紙で包んで一体化したもの) と雷管を別々に装填しなくてもよい長所がありました。 ピン・ファイア式は金属製薬莢を使用し、シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかしながら、旧式の金属薬莢を使用し現代実包は使用出来ない為、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、日本国内でも古式銃として合法的に所持できます。

【本個体の説明】
本銃は小型の「ポケット・モデル」と呼ばれるダブル・アクション専用の品です。 当時のダブル・アクション リボルバーは、正式にはセルフ・コッキング リボルバー (Self-cocking Revolver) とも呼ばれています。 ({注}ダブル・アクションという単語には、シングル・アクションとセルフ・コッキング・アクションの2つの機能を兼ねている点で「ダブル」の意味合いが含まれる場合もあり、本品のようにシングル・アクション機能を持たないモデルは、現代ではダブル・アクション・オンリー (DAO) と呼ばれますが、当時正式にはセルフ・コッキング・リボルバーと呼ばれていました)。 撃鉄 (ハンマー) は付いていますが、スパー (親指を掛けて撃鉄を起こす部分) と呼ばれる部分がダブル・アクション専用である事が判るように省略されています。 また、スパーを省略することによってポケットやパース等に入れた場合に引っかからないように考えられています。
トリガー、リコイル・シールド内側 (シリンダー後部と接する部分)、銃身基部、フレーム (グリップを外した内側)、グリップ・エンド、バック・ストラップには「82」又は「82.0」の刻印が入っており確認できる数字の刻印は全てマッチしています。 トリガーには「E.LEFAUCHEUX」の刻印が入っており、オリジナルのルフォーショー社製である事が判ります。 全体的な程度は古式銃としては平均以上の状態です。 ルフォーショー社製品の「E.LEFAUCHEUX」刻印は、「銃身」「フレーム」もしくは本品と同じように「トリガー (折畳式)」のいずれか (若しくは二ヵ所) に見られます。
本体の鉄の部分全ては当時からそのまま磨き上げた「白(銀地)磨き仕上げ」になっており、このような仕上げの品は変色が見られる事が多いですが、本品はオリジナルの「白(銀地)磨き仕上げ」が多く残っています。 フレームやや時代錆及び表面錆痕が見受けられますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 女性のポーチにも収まるように小型化され、トリガー・ガードは当初から無く、トリガーも折り畳めるようになっています。 右側面の装弾孔にはピースメーカーのような蓋 (Loading Gate) が付いており、その当時ポピュラーだった管打式拳銃より遥かに早く装弾が可能で、装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 銃そのものは小型ですが非常にしっかりとした造りです。 エジェクション・ロッドが銃身右下に装着されており、空薬莢を装弾孔から容易に排出出来るようになっています。 ルフォーショー・リボルバーの特徴でもある銃全体の大きさに対して大型のフロント・サイトは、アリ溝によって銃身に取り付けられています。 リア・サイトは元々無いタイプです。 フロント・サイトは狙った際に僅かに左に傾いていますが、当時のリボルバーのフロント・サイトは元々精密な射撃を意図したものではなく、大まかに狙いを付ける程度のものでした。 尚、撃鉄とリコイル・シールドの隙間とフロント・サイトのビード部分を合わせる事により照準線が銃口の方向と一致しますので、本品が実用されていた当時にはそのように狙っていたと思われます。
作動については完全で、そのままトリガーを引いてスムーズにダブル・アクションでシリンダーが歯切れ良く回転します。 トリガーの前方への折り畳みについても問題なく行う事が可能です。 (注)古式銃、特にルフォーショー・タイプのリボルバーの内部構造は非常にデリケートで、現時点では弊社に於いてオーバーホールし上記のような状態である事を確認しています。 しかしながら、将来的に不具合が起こり得る可能性が考えられますので、ご購入後の作動確認は慎重に、そして回数を重ねないことをお勧めします。
  オリジナルの木製グリップの左右側面に一部ヘアライン・クラックが見られる他、右側グリップに古い補修痕及び内部にやや欠けが見受けられますが、強度的には概ねしっかりとした状態が保たれており、外観上もあまり気になりません。 グリップとグリップ・フレームの間に僅かな隙間が見受けられますが、グリップの取り付け自体はがたつきもなくしっかりとしています。 ローディング・ゲートについては、ロック・レバーのバネのテンションがやや弱くなっていますが、ゲートを閉じてロック・レバーをロック方向に押し込む事により、ロック自体は掛かります。 銃身内は4条のライフリングがハッキリと刻まれており、最後まで (全て) 抜けています。 どのような身分の人が携えたのか…、想像の膨らむ品です。 ピン・ファイア リボルバーとしては非常にお値打ちの価格に設定してあります。 (KK)(MM)

7mm口径ダミー薬莢が6発付属致します。 (新しく作られた真鍮製のケース下方側面にピンを装着しただけの品で、雷管薬や装薬は入っていない安全なダミー品です。 弾頭も付属していません)。

【その他の情報】
平成15年10月29日に岐阜県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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