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【TKS/D栄】135.7嵌 火縄銃 阿波細筒 萩ニ三日月図色絵象嵌 (登録証付古式銃、在銘: 阿州石田正暉作)(宮) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【7884】 |
英 名
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Japanese Matchlock Musket, AWA Style |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品 |
国 名
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日本 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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1,357mm |
口 径
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11mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【火縄銃 阿波細筒 萩ニ三日月図色絵象嵌 (在銘: 阿州石田正暉作) について】
本品は阿波筒 (阿州筒) と呼ばれる阿州 (=阿波国、現在の徳島県) で製作された火縄銃です。
徳島藩祖の蜂須賀家政は鉄砲に力を入れ、火縄銃が日本に伝来してから大凡そ80年後の寛永四年 (1627年) に書かれた「幕府隠密の偵察記」には、「蓬庵ふだん鉄砲の者ほど役に立つ者無之候とて、大勢御扶持候由、鉄砲の数二千の上有之、鉄砲頭一人に二十人、三十人宛御預け、頭七十ほど御座候由」と記して鉄砲の重要性を説いています。
本品は在銘品で、銃身下面に「阿州石田正暉作」の銘が入っています。 石田正暉(輝)は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.24及び「全国鉄砲鍛冶地域別分類」P.305に阿州住として掲載されています。
本品は比較的全長の長い品が多い阿波筒として標準的な全長1,357mmの品で、銃身長は1,057mmとなっています。 口径は阿波筒で一般的な約11mmとなっており、阿波筒らしく筒 (銃身) は口径に対してかなり肉厚な作りとなっています。 阿波筒では細筒から狭間筒に至るまで鉄砲のサイズに関わらず、口径は11mm前後でほぼ共通した作りとなっていました。 これは徳島藩内で使用される銃弾の口径を実戦において殺傷力を十分に確保できる11mm前後に統一する事により、弾薬補給系統の効率化を図ったものと言われています。 さらに銃身長が口径に対して比較的長めに取られている事から、比較的小口径の銃弾による長射程での狙撃を想定していた可能性も考えられます。
本品の筒(銃身)は後方に向かって緩やかに広がった八角銃身で、銃口部には八角柑子が設けられています。 銃身は銃床に対して4か所の目釘により固定される構造となっています。 先目当はタンケン形、元目当は筋割となっています。 先目当の後方には銀製と思われる玉縁 (環) が取り付けられています。 また、元目当後方の銃身上面には、銀及び真鍮系と思われる合金の打込により萩ニ三日月図の色絵象嵌が施されています。 台 (銃床) についても台かぶ部分が大きく、美しい虎杢が人工的に入れられており、目釘座やカラクリの鋲裏座金には真鍮製の六稜星型の金具が用いられている点など、総じて阿波筒の特徴を押さえた作りとなっています。 機関部は外カラクリ (平カラクリ) で、雨覆や火皿といった各部はやや厚みのある作りとなっています。 本品のカラクリの地板、胴金、火挟、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっています。 引金は舌形で、真鍮製の用心金が設けられています。 (KK)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けと同じ処理方法によるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃床に隠れる銃身下部にやや表面錆が表れているものの、目立った欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身上面の萩ニ三日月図の色絵象嵌についても、僅かに剥落が見られるものの、大部分に残っています。 銃身下部に切られた「阿州石田正暉作」の銘についてもはっきりと確認出来ます。 台 (銃床) についても、やや打ち傷や線傷等は散見されるものの、こちらも目立った破損や欠損等は見られず、特徴的な虎杢仕上げも良好に確認出来ます。 銃床の目釘座やカラクリの鋲裏座金についても現状欠品等は見受けられません。 カラクリの地板、胴金、火挟、雨覆、火蓋、用心金といった真鍮部品についても、現状目立った腐食等は見られず、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓の取り外しについてもスムーズに行う事が可能です。 火蓋の開閉についても問題有りません。
かるか (さく杖) が付属致します。 (KK)
【その他の情報】
昭和44年11月20日に香川県教育委員会によって交付、平成23年7月5日に再交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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