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【TKS/O管】火縄銃型 管打式軍用持筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) (戸)(15)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7852】
英  名
 Japanese Matchlock Style Percussion Military Short Musket
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,020mm
口  径
 13mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃型 管打式軍用持筒 (無銘) について】
元々火縄銃を製作していた鉄砲鍛冶が製作した火縄銃型の管打式軍用持筒です。 口径は通常の細筒より若干大きい13mm (約三匁五分) 程度ですが、銃身が770mmと短いので決して太い筒ではない、反対に少し細身なのに堂々とした感じがする品です。 何を以て軍用持筒と呼ぶか? それは「その銃を持った時に感じる無骨さ」です。 勿論長さや口径も最初に見るべき点ですが、多くの装飾は施されていないのに作りの良さを感じます。 平均的な火縄銃改造型の管打式小銃の全長が120cmから130cmほどであるのに対して、本品の全長は102cmと20〜30cmほど短い珍しい品です。
銃口部周りには筋立ての施された八角柑子で、根元に玉縁 (鐶) が設けられています。 先目当はたんけん形、元目当は筋割となっています。 パーカッション・ニップルの基部は、強度を確保する為に和製のゲベール銃に見られるような大きく張り出した特徴的な形状となっています。 銃身と銃床は3箇所の目釘により固定される構造となっています。 尚、筒 (銃身) 及び台木 (銃床) は共に無銘となっています。
台木(銃床)については火縄銃からの流用ではなく、当初から管打銃用として製作されたものと考えられ、銃床右側面の火皿周辺の切り欠きや火縄通しの穴等は設けられていません。 各目釘座やカラクリの鋲裏座金には桜の花弁を象った金具が用いられていますが、それ以外には飾り金具等は取り付けられておらず、全体に装飾性の少ない質実剛健な作りとなっています。 カラクリは蟹目ナキ内カラクリで、管打式の撃発方式に合わせて撃鉄のテンションが火縄銃に比べて強められています。 カラクリの地板や撃鉄は鉄製となっており、胴金は真鍮製となっています。 引金は舌形で、真鍮製の用心金が設けられています。 芝引金具は剣形 (篠垂形) です。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身後端や銃床に隠れる銃身下面等にやや表面錆痕や若干の朽ち込み等が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、銃身や柑子の筋立て部分に施された鍍金についても概ね良好に残っています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しません。
良質な木材で製作された台木 (銃床) については、銃身取り付け部周辺の木部に僅かに欠けが見受けられるものの、全体としては大きな破損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 胴金や用心金といった真鍮部品についても、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 用心金など各部の取り付けについても現状目立ったがたつき等は見受けられません。 カラクリの作動については完全で、撃鉄を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと撃鉄が力強く落ちます。 尚、撃鉄はフル・コック位置のみで、ハーフ・コック位置は元々設けられていません。 撃鉄の打撃面の縁にやや欠けが見受けられます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尚、尾栓は現状固着しており取り外しは出来なくなっています。 パーカッション・ニップルに僅かな欠けが見られますが、大きな欠損は見受けられず、全体的に非常にしっかりとした状態が保たれています。 木製のカルカ(さく杖)が付属致します。
本品は幕末に製作された火縄銃型 管打式小銃の中でも個性的な品です。 全長も102cmと引き締まったサイズで、シンプルですが高級感が備わった一挺ですが、管打式なので非常にお値打ち価格になっています。 (MM)(KK)

【その他の情報】
昭和44年5月8日東京都育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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