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火縄銃 備前持筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 備前長船住横山辰右衛門祐信作)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7830】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, BIZEN Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,070mm
口  径
 13mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 備前持筒 (在銘: 備前長船住横山辰右衛門祐信作) について】
本品は江戸時代後期の文政天保年間 (1818〜1844年) に作られたと想定できる品で、全長1,070mm、口径が実測約14mm (約四匁半) の軍用火縄銃です。 口径が小さく装飾性の高い細筒が標的射撃や趣味の狩猟といった現在における余暇的な用途で使用されたのに対し、番筒や士筒、持筒等と呼ばれる軍用筒は四匁五分から五匁程度と比較的大口径で、形状も全体的に若干短く太めの実用的な品が多くなっています。 しかしながら本銃は非常に丁寧に作られており、軍用筒として代表的な番筒とは一線を画す品で、番筒より上等な筒が多い「持筒」とも呼ぶ方が相応しい品と思われます。 腕に覚えのある士族が使用したものではないでしょうか?
本品は在銘で、銃身下面には「備前長船横山辰右衛門祐信作」の銘及び「立」の文字が切られています。 横山辰右衛門祐信は横山藤四郎祐定に始まる備前鉄砲鍛冶の四代目に当たり、刀工でもあった備前鍛冶の代表的な人物です。 文政10年 (1827年) 4月28日に「鉄砲鍛冶致出精、御用ニモ相立候ニ付、三人扶持(ふち)被下候(くだされそろ)」の記録が残っています。 これは祐信が優秀な鉄砲鍛冶であったため、下級武士と同じ位の家格 (「三人の家僕を持つことを言いつけてくださいました」の意味) を持っていた事を示しています。 祐信は全国鉄砲鍛冶銘鑑 (P.298) にも掲載されています。 弊社では過去にも辰右衛門祐信の作である備前式 雷火銃を扱いましたが、そちらが各部に典型的な備前筒の特徴を備えていたのに対して、本品は備前筒の特徴は備えておらず、国友筒に近い品となっています。 横山辰右衛門は天保5年 (1834年) から天保10年 (1839年) まで江州の国友村で鉄砲鍛冶修行を行った事から、国友筒の影響を受けたものと思われます。
本品の筒 (銃身) は八角銃身で、銃口部は柑子のないシンプルな形状となっていますが筒の中央部に比べ銃口部分が太くなっています。 先目当は三角形、元目当は段差のある筋割となっており、銃身は銃床に対して3箇所の目釘により固定される構造となっています。 台木 (銃床) については、軍用筒らしく装飾を廃したシンプルな外観となっており、握り込んだ際に親指の付け根が当たる銃床後部右側面の一部を僅かに削り込んで握り易くするなど、実用性を重視した作りとなっています。 銃床内には「河原藤九郎俊次佐」と読める台師銘及び「五番」の文字が墨書きにより入っています。
カラクリは外カラクリ (平カラクリ) で、カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋といった主要な部品については全て真鍮製となっています。 火蓋はツマミ部分を別部品とした凝った作りとなっています。 また、火皿の後方には煙返しが設けられています。 引金には真鍮製の用心金が設けられています。 (KK)(MM)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身には一部表面錆や若干の朽ち込み痕が見られますが、大きな欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 銃床下面の「備前長船横山辰右衛門祐信作」の立派な長銘が切られており、さらに「立」文字もはっきりと確認出来ます。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。
銃床については、やや打ち傷や線傷が見受けられる他、銃床内部に一部ひびが確認できますが、強度的には全体に比較的しっかりとした状態が保たれています。 銃床先端や胴金後方、床尾周辺の木部に僅かにヘアライン・クラックが見られますが、いずれも外観上はあまり気にならないレベルのものです。 真鍮製のカラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋、用心金については、若干磨かれてはいますが大きな違和感は感じられず、目立った腐食や欠損等も見られません。 火挟の火縄保持部分に僅かにひびが見られますが、強度的には影響のないレベルのものです。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 また、尾栓の取り外しについてもスムーズに行う事が可能です。 木製のさく杖が付属致します。
全体に装飾を廃した実用的かつ上等な軍用筒で、備前鍛冶の代表的な人物である横山辰右衛門祐信の在銘品です。 作動もしっかりとしており、尾栓の取り外しもスムーズな品です。 軍用筒 (持筒) は現存数が少なく、特に状態の良い品はほぼないため火縄銃の用途別バリエーションを集める上でお勧めできる一挺です。 (KK)(MM)

【その他の情報】
平成20年2月8日に岡山県教育委員会で交付された登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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