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英国 フレデリック-バーンズ社製 海軍型管打式拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7829】
英  名
 British Navy type Pistol mfd. by Fred.-Barnes & Co.
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、ガゼット Vol.19
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 292mm
口  径
 14,5mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国製 フレデリック-バーンズ社製 海軍型管打式拳銃 について】
英国の銃工/刀工であるFrederick-Barnes & Co. of London社製の26ボア (約.57口径=約14,5mm口径) の海軍「型」管打式拳銃です。 名称に「型」が入っているのは、Sea Service Pistolと呼ばれる英国海軍で使用された官給品と同型である事を意味しています。 通常、海軍用の官給品にはブロード・アロー刻印が入っていますが、本品にはその刻印が入っていません。 しかしながら、本品は海軍用の1839年型 (Pattern 1839, P1839) 拳銃と同じ仕様であり、海軍士官等の私物であったと思われます。 時代的には1840年頃の品です。 サイド・プレート (ロック・プレート) にはFrederick-Barnes社の「Fred-Barnes & Co. of London」の刻印が入っています。 約15,5cmのラウンド・バレル銃身には Birmingham Proof Marksが入っています。
管打式またはパーカッション・ロック式は1840年頃より主流となり、大型の軍用から小型の護身用まで多くの種類の小火器の撃発機構として使用されました。 1831年に英海軍は最初の管打ち式拳銃100挺を受領しました。 これら最初期の管打ち式拳銃のモデル名や形状は未だに知られていませんが、既存のフリントロック式拳銃からの改造、既存のフリントロックのロック部分を管打ち式へと改造して新規生産、もしくは未組立のフリントロックを流用・改造して生産が行われた可能性が存在します。 また、これらがその後のP1839拳銃の原型となったとも考えられています。
1839年に英国海軍はPattern 1839 (P1839) と呼ばれる新型拳銃を採用しました。 P1839拳銃は同時代の英陸軍用管打式拳銃であったP1842槍騎兵拳銃と同様の形状をしていましたが、12ボア (.71口径) の9インチ銃身を持つP1842槍騎兵拳銃に比べて一回り小さいサイズとなっていました。 この海軍向けのP1839拳銃は、ほぼ同仕様の沿岸警備隊用のP1839拳銃が口径15ボア (約.67口径) であったのに対して26ボア (約.57口径) と小口径化されていた他、グリップ下端のスリング・スイベルの代わりに従来の海軍用拳銃と同様のベルト・フックを備えていた点で異なりました。 このフックが付いた品は、英国ではベルト・ピストルとも呼ばれます。 尚、沿岸警備隊用のP1839拳銃ではロック部分をフリントロックから流用した事でハンマー後方にスライド式のセーフティを備えた個体が存在したのに対し、海軍のP1839拳銃ではセーフティは当初から設けられていませんでした。 しかしながら、ロック・プレートの形状自体はNew Land Patternと呼ばれる古い形式のままでした。
P1839拳銃は陸軍のP1842槍騎兵拳銃に比べて短い銃身と小さい口径により取り回しが良かった事から、輸送部隊などの地上部隊の他、警察や植民地の民兵組織へも支給されました。 (MM)(KK)

【Frederick-Barnes & Co.of London社について】
同社は英国の首都ロンドンで銃工及び刀工としてビジネスを始め、パーカッション・キャップと呼ばれる雷管や銃の付属品の製造まで行い、後には卸売業も兼ねていました。 1825年から1847年まで109 Fenchurch Street、1847年から1850年まで109 Fenchurch Streetの本店に加え、ロンドン搭至近の3 Union Row, Tower Hillにも支店を持っていました。 更に1831年から1903年までは銃砲産業の中心地Birmingham (1849-1860年は182 Livery Streetで、1861-1903年は57 Livery Street) にも拠点をおいていました。 そのため同社の製品にはBirminghamのプルーフ刻印が見られます。 本品もその内の一挺です。 1851年にはロンドン万国博覧会に出展し、その後1851年から1904年までFrederick & Co.社と社名を変更し、米国市場向けの輸出もしており、南北戦争時には幅広くビジネスを行っていました。 本品はFrederick-Barnes & Co.社がLondonの109 Fenchurch Streetで営業している時に製造された品です。 1839年から1904年までは刃物産業が盛んなSheffieldに刃物工場を持っていました。
「Frederick-Barnes & Co.of London社」が作った木箱入りの拳銃には下記のような文言が入った紙ラベルが残っています。
Fred. Barnes & Co, Gun Makers and Sword Cutlers 109 Fenchurch Street, London.
三四半世紀にわたってロンドン搭にほど近い109 Fenchurch Streetで営業している事を誇らしげに表したラベルです。 (MM)

【本個体の説明】
本品は総じて良好な状態が保たれており、サイド・ロックには「FRED-BARNES & Co. LONDON」のメーカー刻印が確認できます。
銃身はブラウン・パティーナと呼ばれる時代錆が表れた良い雰囲気となっており、現状目立った朽ち込み等も見受けられません。 サイド・ロックやハンマーといった部品についても、やや時代感は付いていますが、状態も良く欠損等は見られません。 ハンマーとサイド・ロック・プレートにはダブル・ボーダーと呼ばれる二重線の縁取が施されています。 トリガー・ガード、銃床先端金具、ラム・ロッド取り付け穴の口金は真鍮製で、程良い時代色がついています。 これらも目立った欠損や変形、腐食等は見られません。 ウォールナット製と思われる木製銃床は当時の英国軍用特徴を良く出した形状になっています。 全体にオリジナルの艶のある仕上げが残っており、やや打ち傷や線傷が散見される他、銃床先端左側面や銃床前部右側面に一部ヘアライン・クラックが見受けられますが、大きな割れや欠け等は見られず、概ね良好なコンディションが保たれています。 グリップ・エンドは真鍮製の別部品がネジ留めされており、英国製軍用拳銃に良く見られるフラットな形状になっています。 他の各部の取り付けについても目立ったガタつき等は見られません。 ハンマーをコック状態とし、ストック前部側面のピン2本を側面から抜り、アッパー・タングを留めるネジを取り外す事によって、銃身を取り外す事が可能です。 銃身には元々サイトが前後共に付かないモデルです。

本品の銃身後部 (薬室部) 左上面には、バーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類が入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。

機関部の作動については完全で、撃鉄のハーフ/フル・コックともにしっかりと掛かり、フル・コック状態で引金を引く事により撃鉄が力強く落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて(通って)おり、火穴も抜けています。 撃鉄の打撃面に若干の変形が見受けられ、パーカッション・ニップルにもやや変形が見られますが、比較的しっかりとした状態が保たれています。 銃身の下部にスイベル式のオリジナルの鉄製ラム・ロッドが付属しています。 鉄製ベルト・フックも錆はありますが非常にしっかりとしています。 スイベル式となったラム・ロッドを回転させ銃口に差し込む機能は完全に残っています。 またラム・ロッドを収納した際の抜け止めのテンションもしっかりと掛かっています。 数ある古式銃の中でも軍用もしくは準軍用(私物)はその個体のものではありませんが、来歴が判るので面白い分野と思います。 また英国軍関係の単発拳銃は外せない分野にも拘わらず、国内での現存数は少なく、本品はお値打ち価格となっています。 (KK)(MM)

【その他の情報】
平成9年8月20日に岩手県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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