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【TK栄補】【第21回】フランス製 管打式(火打石式改修型)単発拳銃 (登録証付古式銃、Strasbourg)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7819】
英  名
 French Percussion Dueling Pistol made in Strasbou
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、Curio Magazine、ガゼット Vol.19
国  名
 フランス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 335mm
口  径
 16mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【フランス製 管打式(火打石式改修型)単発拳銃について】
ナポレオン戦争期 (1800年前後) にフランス西部Strasbourg (仏語:ストラースブール、独語:シュトラスブルク) で製造されたやや大型サイズのフリント・ロック (火打石式) を1830年頃にパーカッション・ロック (管打式) に改修したシングル・ショット ピストル (単発拳銃) です。 膨大な挺数がある軍用小銃などは完全に新型に入れ替える事が軍事予算上困難であるため、火打石式⇒管打式⇒後装式と撃発機能をアップデートさせる事はありますが、私物拳銃ではそのような改修をされる例は比較的少なくなっています。 本品はその改修が顕著に判る見本的な品で資料的価値が高い品です。
  本品は当初 (1800年前後)、英語ではDueling Pistolと呼ばれる「木箱入りの2挺セットで俗に言う"決闘用"拳銃」のフリント・ロック式の高級品でした。 しかしながら現在は1挺しかないため、Dueling Pistolとは残念ながら呼ぶ事は出来ません。 銃身の裏 (木部に隠れている部分) にGirard (ジラール) の刻印とロゴが打たれている事から、フランス中南東部にある銃器製造産業の中心地であったSt.Etienne (サン=テティエンヌ) のPierre Girard社が銃身を製造したと思われます。 ロック・プレートには「Strasbourg (ストラースブール)」の刻印が入っており、銃身以外はドイツ国境に近いアルザス地方のストラースブールで製造された事が伺われます。 ストラースブールは銃砲業はあまり盛んではなく、高度な技術 (特にライフリングを入れる施条技術) を要した銃身だけがSt.EtienneのP.Giraud社で作られたと考えられます。 独特の曲線的なシルエットからナポレオン戦争期のフランス製Dueling Pistolの特徴がでています。 日本国内には本品のようなフランス製のDueling Pistolの現存品は少なくなっています。 平成7年登録から推測できることは「ナポレオン1世の時代に貴族の決闘用のDueling Pistolとして作られ、ルイ=フィリップ1世時代に一挺だけで将校の私物として使われ、ナポレオン3世の時代に日本に輸出された」のではないでしょうか。 (MM)

【本個体の説明】
本品は管打式になっていますがフリント・ロック式のサイド・ロックを持った1800年頃のフランスの典型的なスタイルを残しています。 「Strasbourg」と刻印が入ったサイド・ロックを始めとする金具全体が白磨き仕上げになっています。 銃身も白磨き仕上げのオクタゴン・バレルで、50条ほどもある多数のマイクロ・ライフリングが施されています。 1800年当時としては非常にコストのかかる作業でしたが、命中性能を重視した品にはライフリングを施される事が稀にあり、本品が高級な品であった事が判ります。 また、銃身上面にはやや薄くなっていますが、唐草模様が入っています。
彫刻等の装飾が施されていない鉄製の金具類 (トリガー・ガード、グリップ・ボトム・プレート、ラム・ロッド収納金具) には、時代による曇りが見られるものの、目立った表面錆や朽ち込み等は見受けられず、総じて状態は良好です。 トリガー・ガードや銃床下部のラム・ロッドを収納する金具は、フランス製独特の流線形になっています。 ウォールナット製の銃床の状態も良く、美しく仕上げられており金属部にマッチしています。 銃床のグリップ部分は滑り止めのチェッカーリングとして、非常に目の細かい彫刻 (micro-checkering) が施されています。

銃身後部の別部品になったニップルとその周辺は、1830年頃に火打石式から管打式に改造された時に新しく作られ、その後非常に良い状態で保たれています。 ハンマーについても管打式に取り換えられており、これらの状態の良い事から、管打式になってからはあまり使用されていないのかも知れません。 全体的に見て古式銃としては気になるような問題点がない優品です。 銃身には洋銀製と思われる小型のブレード・タイプのフロント・サイトが付いており、バレル・タングにシャープなV字型のリア・サイトが付いています。 ハンマーをコックし、ストック前部側面の楔 (クサビ) 2本を右から左に抜くことによって、銃身を簡単に取り外す事が可能です。 楔の紛失を防止する為、銃床内部には楔の脱落防止のピンが打たれています。 銃身の裏側には「Girard」の刻印と「5」の数字、「TORD」と読める刻印の他、プルーフと思われる刻印が入っています。 銃床については、先端下面には一部ひびを補修した痕跡が見受けられますが、丁寧に仕上げられており、強度的にもしっかりとしています。 ロック・プレート周辺やトリガー・ガードの取付部周辺等の木部に僅かな欠けや極小のヘアライン・クラックが見られますが、全体のコンディションから見れば殆ど気になりません。 銃身やトリガー・ガードなど各部の取り付けについても目立ったがたつき等は見られません。
機関部の作動についても完全で、ハーフ・コック、フル・コック共に正常に掛かり、フル・コック状態で引金を引くと撃鉄が力強く落ちます。 銃口から火門 (ニップル) まで通っている事を確認済みです。 撃鉄の打撃面の縁に僅かな打ち傷が見られますが、殆ど気にならないレベルのものです。 パーカッション・ニップルについては目立った欠けや変形、固着は見られず、スムーズに取り外す事も可能です。 先端が水牛角で作られたオリジナルの木製ラム・ロッドが付属しています。 先端の水牛角部分に僅かな欠けやひびが見られますが、それ以外には大きな欠損なども見られず、概ね良好な状態が保たれています。

銃の形に落とし込んだ上等な桐製の「落とし箱」(刀剣の小道具を入れる桐箱を大きくしたもの) に入っています。 箱は現代製で、本品のように銃の形に合わせて注文すると、桐箱の質にもよりますが10万円近くになる場合もあります。 資力のあるコレクターの所蔵品にはこのような桐箱に入った品がよく見られます。 (MM)(KK)

【その他の情報】
平成7年9月20日に埼玉県教育委員会で交付された登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

詳細画像(Detailed Photos)はこちら

※本画像はパーカッション・ロックに改修される以前のフリント・ロックであった状態を再現した画像合成イメージです。 現物の状態とは異なります。
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