 |
|
|
|
 |
ベルギー製 水平二連管打式拳銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) |
|
 |
 |
|
 |
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。 Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
価格(税込)
|
\363,000 |
商品番号
|
【7812】 |
英 名
|
Belgian Percussion Side-by-Side Pistol |
種 類
|
古式銃(無可動) 、水平二連&三連銃、東京店在庫品、✕ |
国 名
|
ベルギー |
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
全 長
|
210mm |
口 径
|
10mm |
装 弾
数
|
2発 |
在 庫
数
|
限定1品 |
画像について
|
画像は現物です。 |
コメント
|
【ベルギー製 水平二連管打式拳銃 について】
ベルギーで1850年代頃に製造されたと考えられる、水平二連銃身を備えた管打ち式 (パーカッション式) の小型拳銃です。
銃身は独立したラウンド・バレルを左右に並べた構造の水平二連銃身となっており、各銃身に対してパーカッション・ニップル及びハンマーが設けられています。 ハンマーはシングル・アクションにより作動し、ハーフ・コック及びフル・コック位置が設けられています。 各ハンマーに対して設けられている2本のトリガーは、同時期の水平二連拳銃に多く見られるような折り畳みタイプではなく、通常のトリガーとトリガー・ガードを組み合わせたオーソドックスなスタイルとなっています。
本品は銃身長約83mm、口径約10mmで、至近距離での護身用として当時販売されたものと考えられます。 銃身はターン・オフ・バレル(Turn-off Barrel)と呼ばれるねじ込み式で、取り外しが可能な構造となっています。 通常、管打ち式銃ではフレームと銃身が一体型の場合は銃口からパッチと呼ばれる布切れと一緒に弾を押し込んで装弾しますが、ターン・オフ・バレルの場合は、銃身を外してから薬室に直接装薬を装填し、弾頭を乗せてから銃身を取り付けて射撃を行いました。 使用される弾の直径は口径よりも僅かに大きなものとなっており、これにより銃口から装弾する銃器 (Muzzleloader) に比べて、より大きな銃口初速を得る事が出来ました。 本品の銃身内はライフリングの施されていない滑腔銃身となっています。 銃身内にはライフリングのような溝が切られていますが、これはねじ込み式の銃身を取り外す際にドライバーなどを差し込んで回す為のものです。 左右の銃身にはフロント・サイトは設けられていませんが、パーカッション・ニップル後方の銃身後端がせり上がってその中央部分にノッチ・タイプのリア・サイトが設けられています。 このVノッチと左右の銃身の間の谷間を合わせて照準を行ったものと思われます。 グリップは紫檀製と思われ、当時の欧州製パーカッション・ピストルで一般的なバグ・タイプ・グリップと呼ばれる丸みを帯びた形状のものが取り付けられています。 (MM)
【本個体の説明】
本品の銃身やフレームといった金属部に表面上の錆が表れていますが、時代相応の良い雰囲気となっています。 銃身に朽ち込み錆は僅かに見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、非常にしっかりとした状態が保たれています。 本体には製造国やメーカーを示す刻印等は一切入っていません。 木製グリップについても、やや打ち傷や細かな線傷こそ見られますが、取り付け基部のがたつきもなくしっかりとしています。 銃身内は左右ともに銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 ねじ込み式銃身の取り外しについても問題なくスムーズに行う事が可能です。 尚、銃身は形状的に右側を先に取り外さなければ左側の取り外しは出来なくなっています。 撃発機構の作動についても問題なく、左右のハンマーを起こした際のハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 パーカッション・ニップルについても僅かな打ち傷を除いて大きな欠けは現状見られず、しっかりとした状態が保たれています。 また、ハンマーについても現状目立った欠け等は見られません。
水平二連拳銃でありながら、左右の銃身が独立したターン・オフ・バレルとなっており、捻って取り外しが可能である点など、構造的にも面白い品です。 状態も良好で、各部の取り付けも非常にタイトでしっかりとした一品です。 一切装飾は施されていない、シンプルな中にも作域の良さが感じられる品です。 内部構造は殆ど使われていなかったと思われるほど完全な状態です。 ハンマーのメイン・スプリングについてもオリジナルで、左右が独立したスプリングとなっている一般的な水平二連拳銃とは異なり、左右のスプリングが一体となった特殊な形状となっています。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和49年5月29日に京都府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約160年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|  |