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英領インド軍将校用 C.P. Swinburn & Son社製 管打式水平二連拳銃 (銃砲刀剣類登録証付) (京)�� |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。
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価格(税込)
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SOLD OUT |
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商品番号
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【7804】 |
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英 名
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Side by Side Percussion Howdah Pistol by C.P. Swinburn & Son |
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種 類
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古式銃(登録証付)、水平二連＆三連銃、登録証付古式銃買取品 |
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国 名
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イギリス |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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346mm |
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口 径
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18mm |
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装 弾
数
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2発 |
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在 庫
数
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SOLD OUT |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【英国 C.P. Swinburn & Son社製管打式水平二連拳銃について】
二本の大口径のダマスカス銃身が左右水平にある大型の水平二連拳銃で、銃身の形状から12Ga.(口径約18mm)の散弾を使用したと思われます。 この様な品は英国ではHowdah Pistol(ハウダー・ピストル)と呼ばれ、19世紀初頭に植民地の部族民や獣から身を守る護身用として開発されました。 高いストッピング・パワーを有し、第一次世界大戦まで英軍将校の一部が護身用火器として愛用しました。 本品は装飾が一切施されていない武骨な軍用モデルです。 グリップ・エンドがフラットで他の英国製軍用拳銃に良く見られるようにランヤード・リングが追加で取り付けられています。 構造的には水平二連ショットガンと同じで、二本の銃身に挟まれた上部にCentral ribと呼ばれる銃身と同じ長さのリブ(板)が付いています。
C.P. Swinburn & Sonn社は1832年創業の英国Birminghamの銃砲メーカーです。 John FieldとCharles Philip Swinburnの二人が共同経営者で J.F. Swinburn社として始まりましたが、1834年にJohn Fieldが亡くなりC.P. Swinburnが一人で引き継ぎC.P. Swinburn社となりました。 「Contractors for Arms to Her Majesty's War Department, C.P. Swinburn & Son, Gun, Rifle, Pistol Manufacturers, Russel Street, Weaman Row, Birmingham」の1830年代のメーカー・ラベルが残っている(本品には付属していません)ことから、英国陸軍省への兵器納入者であることが判ります。 会社の所在地はBirminghamで1834-37年まではSt. Mary's の15 Newton Row、 1838-39年までは14 Weaman Row, 1840-50年までは17 Russel Street、1851年に息子が会社に加わりCharles Phillips Swinburn & Sonと会社名を変更しました。 1851年から会社を閉める1883年までは16-18 Russel Streetと14 Weaman Rowにまで会社を拡張し営業していました。 陸軍省への納入業者だけではなくHer Majesty's Honourable Board of Ordnanceの肩書も得ている実績あるメーカーです。 C.P. Swinburn & Son社は少なくと11の英国特許を取得しておりバーミンガム小火器商組合(Birmingham Small Arms Trade gunmakers association)の創設会員でした。 またBirmingham Small Arms Trade LTD manufacturing companyの大株主でもありました。 本品の両サイド・プレートに「Swinburn & Son, 1855」の刻印があることから、17-18 Russel Street, Birminghamにあった1855年に製造された事が判ります。
1841年のC.P. Swinburn社の広告では
C.P. SWINBURN (Successor to J. Field)
Gun and Pistol Maker to Her Majesty’s Honourable Board of Ordnance
Manufacturers of Fire Arms, Fine Fowling Pieces, Rifles & Pistols
Gun Barrels, Locks & Furniture, Sportsmen’s Implements, & c. of every description,
and upon the most approved principle.
No. 17 Russell Street, Birmingham
と明記されています。
本品は散弾銃からの改造品(ソードオフ・ショットガン)のようなものではなく、当初からハウダー・ピストルとして製造された非常に珍しい品です。 回転式のリボルバーよりも2発の散弾を発射できる本品は接近戦では有利だったでしょう。(MM)
【本個体の説明】
バレル・タングの上に「記号」と「3」の数字が刻印されています。 銃身の下には同じ「記号」と「3」の数字が刻印されています。 更に銃身の下にバーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類が入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。 またハンマーの裏側に「記号」と「2」の数字 +「WG」が刻印されています。 両サイド・プレートの「Swinburn & Son, 1855」刻印もハッキリと確認できます。
本品のグリップ・エンド・プレートにあるネジ留め式ランヤード・リングを外すと「5」の数字と「Schinde Irregular Horse」の刻印があることから、本品が英領インド軍Schinde Irregular Horse連隊で使用された事が判ります。 Schinde Irregular Horseは1846年に創設されたインド軍の伝統的な騎兵連隊です。 連隊長はSchinde Horseの創設者でもあるJohn Jacob少佐(後に将軍)でした。 John Jacob少佐はJacob小銃の発明者で1858年に特許を取得している事でも有名です。 またJohn Jacob少佐は本銃のメーカーであるC.P. Swinburn & Sonn社にJacob小銃の製造を依頼している事からJohn Jacob少佐がSchinde Irregular Horse連隊の英国人将校の為(またはJohn Jacob少佐本人の為)に本銃を注文したと考えられます。 Schinde Irregular Horse連隊は1861年までの呼称ですので、本銃の1855年製の刻印とも時代的にマッチしている事が判ります。
19世紀の英軍独特のウォルナット製の銃床は多少時代による使用感は見られますが、オリジナルの艶も残っており年代から考えるととてもしっかりとした状態です。 極小の当たり傷やヒビ、擦れがありますが全く気にならないものです。 楔の入口、銃身と銃床の接合部とロック・プレート周りの小さな欠けがありますが許容範囲です。 銃床前部右側に約2cmの欠けがあるのが唯一気になる箇所でしょうか、しかし銃身と銃床の境目なのであまり目立ちません。 グリップ・エンド・プレート、トリガーガード、ランヤード・リング、サイド・ロック・プレート、ハンマー、トリガーガード、バレル・タングなど全てが鉄製で、当初からの白磨き仕上げに僅かな表面錆や曇りが出ていますが古式銃では十分許容範囲です。
リア・サイトは当初から無いタイプで、フロント・サイトは散弾銃によくあるビード・サイト型です。 二本の銃身の下にスイベル式のオリジナルのラム・ロッドが付属しています。 スイベル式になったラム・ロッドを回転させ左右両方の銃口に差し込む機能は完全に残っています。 一本のラム・ロッドを二本の銃身に使用できる工夫がされており、これはC.P. Swinburn社の特許と言われています。 またラム・ロッドを収納した際の抜け止めのテンションもしっかりと掛かっています。 銃床前部の楔を右から左に抜くと銃身が外れます。 パーカッション・ニップルは欠けなどは見られません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて(通って)おり、火穴も抜けています。 ロック部分の作動についても完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックともにしっかりと掛かり、フル・コック状態で前方のトリガーを引くと右側のハンマーが、後方のトリガーを引くと左側のハンマーが非常に力強く落ちます。 流石Howdah Pistol(ハウダー・ピストル)と呼ばれるだけあって力強さはフルサイズの小銃(散弾銃)のようで、ハンマーを起こすにもかなりの力が必要です。 画像では伝え難い存在感があり、ぜひお手に取って見て頂きたい品で、襲ってくる部族民に対する護身用として頼りがいある一挺の重さを味わって下さい。
本品ような軍用のHowdah Pistol(ハウダー・ピストル)は弊社でも初めての入荷で、国内では初めて見ました。 銃の歴史(バックグラウンド)も判明している、世界的にも現存数の少ない品と思われます。 (MM)
【その他の情報】
弊社が入手した約二ヵ月前の令和3年10月12日に大阪府教育委員会で交付されたばかりの銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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