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【TK追決】【第22回】英領インド軍将校用 R.S. Garden社製 管打式単発拳銃 (登録証付) (京)�� |
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▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。
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価格(税込)
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SOLD OUT |
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商品番号
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【7803】 |
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英 名
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British Indian Army Officers Percussion Pistol by R.S.Garden |
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、Curio Magazine、ガゼット Vol.19 |
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国 名
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イギリス / インド |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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373mm |
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口 径
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16mm |
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装 弾
数
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単発 |
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在 庫
数
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SOLD OUT |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【英国 R.S. Garden社製 英領インド軍将校用管打式単発騎兵拳銃、2nd Schinde Irregular Horse連隊刻印 について】
1800年代中頃の英国製管打式単発拳銃で、当時の英軍将校用拳銃の形状を良く残しています。 銃身はライフリングのないスムース・ボアの英国の.65口径です。 銃身上部に「Garden, 200 Piccadilly, London」の刻印があることから1870年まで上記住所で営業していたRobert Spring Garden社である事が判ります。
Robert Spring Garden社は軍用拳銃やサーベルを製造しており、1860年から1870年までは200 Piccadilly, Londonで、1871年から1877年までは29 Piccadillyに店舗を構えて営業していました。 R.S. Garden社はインド軍用銃を多数納入しておりインド軍御用達兵器業者として有名でした。 小売り店舗はロンドンにありましたが、生産は銃砲はBirminghamで行っていました。
会社名: Garden、住所: 200 Piccadilly London、経営者: Hugh Garden
会社名: Garden & Son、住所: 200 Piccadilly London、経営者: Hugh & Robert Spring Garden
Hugh Gardenの息子が会社に加わりました。
会社名: Robt. S. Garden、住所: 200 Piccadilly London、経営者: Robert Spring Garden
1851年にHugh Gardenが亡くなり、彼の息子が会社を引き継ぎました。
会社名: Robt. S. Garden、住所: 29 Piccadilly London、経営者: Robert Spring Garden
本品のサイド・プレートに「2nd Schinde Irregular Horse」の刻印があることから、英領インド軍Schinde Irregular Horse第二連隊で使用された事が判ります。 Schinde Irregular Horseは1846年に創設されたインド軍の伝統的な騎兵連隊です。
連隊長はSchinde Horseの創設者でもあるJohn Jacob少佐 (1812-1858年、後に将軍) でした。 1841年にSir James Outram将軍によって「Schinde Irregular Horse」創設を任されました。 1857年にはペルシャ戦争の騎兵指揮官となり、ビクトリア女王のAide-de-Campになりました。 John Jacob少佐はJacob小銃の発明者で1858年に特許を取得し、彼の功績を称え2個歩兵連隊は「Jacob Rifle Regiment」となった事でも有名です。 最終階級は陸軍准将(Brigadier general)で1858年に急死しました。
「2nd Schinde Irregular Horse」を含む第一から第三chinde Irregular Horse連隊は1861年までの呼称ですので、本銃は1861年以前に注文されたことが判ります。 因みに1861年からは第9連隊に改称されました。 John Jacob少佐は1850年代に数回Schinde Irregular Horse第二連隊将校の為にR.S. Garden社に拳銃を注文した記録が残っており、本品とほぼ同じか非常に近い形状で同じ「2nd Schinde Irregular Horse連隊」の刻印が入ったが管打式拳銃海外で複数挺確認されていますので、本品もJohn Jacob少佐によって同連隊に納入された品の内の一挺であることが分かります。
本品のグリップ・エンドにはインドでは権力の象徴的なライオンの顔がモチーフされている点を除けば典型的な英国の私物軍用拳銃の形状をしています。
詳しくは "British Military Pistols an Associated Edged Weapons" のP.360〜P.368に同型の騎兵拳銃の写真と解説があります。 同書では東インド会社East India Company (EIC) Irregular Cavalry Pistol, Bombay Presidencyと説明されています。 また別の個体ですが 17 Poona Horse Regiment (プーナ第17騎兵連隊) 刻印が入った品も確認されています。
1857年以前の大英帝国東インド会社は多くの "irregulars" と部隊名に付く騎兵連隊と歩兵連隊を持っていました。 通常 "irregulars" が付く部隊は日本語では臨時編成の「非正規軍」の意味合いが強いですが、インドでは恒久的な部隊でした。 インド軍で "regular" と付く部隊に比べ英国人将校の人数が少なく、"irregulars" が付く部隊にはインド人将校が多くいました。 インドにはムガル帝国時代から続く上層カーストに位置するヒンドゥー教徒と上流階級のムスリム (イスラーム教) からなるサワール (ヒンディー語：सवार、Sawar) と呼ばれる騎兵団がありました。 インド人だけで構成 (当然小隊長や中隊長などの中級指揮官はインド人) された傭兵集団がすでに組織化されており、それらを配下に置く方が合理的であった為に多の"irregulars"が付く部隊が存在しました。 また "irregulars" が付く部隊は自前で馬と装備を調達しました。 *注: セポイが歩兵でサワールが騎兵に相当します。 (MM)
【本個体の説明】
銃身の下にバーミンガム (Birmingham) プルーフ・ハウスの刻印が二種類がはっきりと入っています。 一つは1813年から1904年の間に使用されたクロス・ソードの上に王冠、下に「View Mark」を表す「V」が入ったView Markプルーフ刻印です。 もう一つは1813年から1904年の間に黒色火薬を使用する銃身だけに入れられたクロス・ソードの上に王冠、下に「Proof」を表す「P」、左右に「Birmingham」を表す「B」が左に、そして「Company」を表す「C」が右に入ったBirmingham Company Proof刻印です。 この刻印によっても本品がバーミンガム・プルーフ・ハウス管轄で製造されたことが判ります。 銃身上部の「Garden, 200 Piccadilly, London」の刻印は多少読み難くなっています。 サイド・プレートの「2nd Schinde Irregular Horse」の刻印ははっきりと刻まれています。
ウォールナット製の銃床は時代相応の使用感は見られますが、グリップ部分のチェッカリングはほぼ残っています。 小さな当たり傷やヒビ、擦れがあります。 銃身と銃床の接合部とロック・プレート周りの小さな欠けがある以外は目立つ傷のない品です。 銃床の前部のノーズと呼ばれる部分は水牛の角で作られており、左側に小さな欠けがあります。 当初からの白磨き仕上げには部分的に表面錆や曇りが出ていますが許容範囲です。 グリップ・エンドのライオンの顔の金具を始め、トリガーガードなどの真鍮製部品は良い時代が付いています。 ライオンの口部分からランヤード・リングの基部が出ており360°自在に回るように工夫されています。 サイド・ロック・プレート、ハンマー、トリガーガード、バレル後方とバレル・タングに唐草模様の彫刻が施されています。 スパー (親指を掛ける部分) を含むハンマー上部は魚をモチーフしたデザインになっています。 バレル・タングの後ろ(グリップ上部)には家紋を入れる長方形のプレートが付いています。 リア・サイトはバレル・タングの上に半楕円形を二つ並べたV字型サイトで、フロント・サイトはビード・サイト型です。 銃身の下にスイベル式のオリジナルのラム・ロッドが付属しています。 スイベル式になったラム・ロッドを回転させ銃口に差し込む機能は完全に残っています。 また、ラム・ロッドを収納した際の抜け止めのテンションもしっかりと掛かっていますので、銃口を下に向けた時にラム・ロッドが不用意に飛び出す問題はありません。 銃床前部の楔を右から左に抜くと銃身が外れます。 パーカッション・ニップルは欠けなどは見られません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 ロック部分の作動についても完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックともに掛かり、フル・コック状態でトリガーを引くとハンマーが力強く確実に落ちます。
使用された連隊名まで明確に刻印された品は少なく、また同連隊に納入された経緯などの記録も残っており海外で話題になっているモデルです。 同連隊に本品を注文した連隊長も有名で歴史的価値の高い品です。 多くの記録を辿ってみると本品は1855年頃に英国で製造されたことが判ります。 (MM)
【その他の情報】
令和3年10月12日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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