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【TKS/D】火縄銃 関流 持筒 (士筒) (登録証付古式銃、在銘: 花押 榎並屋勘左衛門作 十五) (戸 13)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7793】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, SEKI Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,116mm
口  径
 16mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 関流 持筒 (士筒) (在銘: 花押 榎並屋勘左衛門作 十五) について】
関流の開祖は上杉家の家臣であった関之信 (関八左衛門) が霞流砲術の奥義を極め、寛永期 (1624〜1644) に関流を称して分家し、現在の千葉県にあった土浦藩の砲術の流派です。 関之信は久留里藩主の土屋氏に仕えました。 後に常陸国土浦と江戸で伝承されます。 二代軍兵衛家は土浦藩の鉄砲指南をしていましたが、他藩の藩士にも指南し、門人の中には他藩の大名もいました。
関流の特徴は何と言っても長く台尻まで伸びた「猿渡 (サルワタリ)」と呼ばれる用心金 (トリガー・ガード) で、これは関流の基になった霞流の流れを伝承しています。 また、重量があり丈夫な作りである点についても共通しています。 銃身には柑子は設けられておらず、胴輪と呼ばれる銅製の環帯によって銃床に固定されており、一部に銃身後部が目釘によって更に固定されている品も見られます。 また、矢袋のある銃には鉄製のかるか (さく杖) が付属するのも特徴となっています。 尚、関流には霞流とは異なり、台尻部に輪足穴 (わそくあな) と呼ばれる穴が設けられています。 このような独自の仕様を持つ関流は全国に広まり、江州の国友やその技術を受け継いだ鉄砲鍛冶にも特注・製作されました。
本品は在銘で銃身下面には「榎並屋勘左衛門」の銘が入っています。 榎並屋勘左衛門は鉄砲の一大生産地として栄えた摂州・堺の鉄砲鍛冶の一門で、「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.49及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.201に掲載されています。 筒 (銃身) は八角銃身で、重量があり丈夫な作りの関流らしい出来となっています。 目当は先目当が杉形、元目当が筋割となっています。 カラクリは外カラクリ (蟹目カラクリ) で、関流らしい猿渡の用心金が設けられています。 また、引金についても特徴的な滑り止めの縄目が施されています。
和銃の軍用銃は大きく分けて官給品である「番筒 (ばんづつ)」と士分以上が持つ私物の「持筒 (もちづつ)」に分類され、本品は軍用銃としては高級な作りの持筒です。 口径は通常より大きい六匁で中筒に相当します。 六匁とは弾丸重量を示し、口径では16mm弱程度の物を指します。 中筒は細筒 (小筒) に比べて威力が増大しますが、取り扱いが難しい上に高価でったため、士族もしくは臨時雇いではない主人に仕える足軽が使用しました。 本品は大きさは中筒、出来は持筒です。 (MM)(KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆が表れており、一部に表面錆痕や若干の朽ち込みが見受けられますが、全体としては概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下面の銘はやや薄くなっており、一部表面錆により判読が難しくなっていますが、大部分が確認可能です。 銃身は銃床に対して3箇所の目釘により固定される構造となっており、銃身の目釘金具と銃床の目釘孔の位置は3箇所とも一致しています。 尚、銃床下部の3箇所の目釘金具に一部欠けが見受けられます。 尚、目釘は付属しておりません。
台木 (銃床) は、元々関流の特徴である濃い漆で仕上げられていたと考えられますが、現状銃床下面など一部を残して大部分は仕上げが落ち、やや艶のある台木の下地が表れています。 しかしながら、台木自体は比較的落ち着いた色合いが保たれており、大きな違和感は感じられません。 銃床の銃身取付部周辺に若干の欠けが見受けられる他、台尻部分の側面に一部ひびが見受けられますが、強度的には総じてしっかりとした状態が保たれています。 火挟やカラクリの地板、弾金、胴金、用心金といった真鍮部品についても、目立った腐食などは見受けられず、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態でのロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尚、尾栓については現状固着しており、取り外しは出来なくなっています。 鉄製のかるか (さく杖) が付属致します。
本品は軍用銃としては高級な作りの持筒で、関流らしいしっかりとした作りの品です。 比較的簡素な造りであるにも拘らず、その質の良さが直ぐに伝わる逸品です。 (MM)(KK)

【その他の情報】
昭和42年10月20日に福島県教育委員会により交付、令和元年6月19日に再交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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