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火縄銃 堺細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 田中善五郎作)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7722】
英  名
 Japanese Matchlock Musket, SAKAI Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 1,150mm
口  径
 13mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 堺細筒 (在銘: 田中善五郎作) について】
本品は全長1,150mmの細筒 (小筒) と呼ばれる火縄銃で、口径は実測約13mm (約三匁半) と細筒として標準的な口径で多少短めの引き締まった作りとなっています。 細筒は主に狩猟用や標的射撃用として使用されました。
本品は在銘で、銃身下面に「田中善五郎作」の銘が切られています。 田中善五郎作は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.216-217及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.225-226に掲載されている摂州・堺の鉄砲鍛冶の一門です。 堺筒とは摂州堺の鉄砲鍛冶によって製造された火縄銃で、主に口径が二匁目玉から三匁目五分玉程度の細筒が中心で、筒 (銃身) や台木 (銃床) など全体に豪華な装飾が施された物が多く見られます。 田中善五郎の一門としては、喬直、高直、直武、直久、信立、信久、信之、伸之、正巻、正恭、正則、正泰、元長といった人物が知られていますが、本品が田中善五郎一門のどの人物により製作されたかについては現時点では不明となっています。
本品の筒 (銃身) は後方に向かって緩やかに広がった八角銃身で、銃口部には芥子柑子が設けられています。 芥子柑子とは、ケシの花が開花する前にプックリと膨らんだ形状から名付けられました。 先目当は杉形、元目当は筋割となっており、先目当の狙点部分には銀と思われる別金属が埋め込まれています。 台木 (銃床) は堺筒らしい装飾に富んだ作りとなっており、台かぶ部分右側面に兎を象った飾り板が取り付けられている他、庵部分の飾り板に雲図、矢袋の補強金具に波図、胴金前方の銃床下面に松を象った飾り板が取り付けられています。 銃床の目釘座金やカラクリの鋲裏座金には幾何学的な花弁を象った金具が用いられており、火縄通しや火縄消しの穴の周辺にも同様に花弁を意匠化した飾りが取り付けられています。
武具全体のデザインに言える事ですが、中でも刀装具では色々な動物の図柄があり、その多くが十二支から使われています。 兎ものその一つです。 兎は機敏で賢さと献身の象徴でもあります。 「飛び跳ねる」とか「耳がよい」とか「多産」など縁起のよい動物と古来から考えていました。 また、大国主(オオクニヌシ)の話(因幡の白兎)など、いろいろと吉祥としての意味があったようです。 兎は武士に人気のある動物で刀など武具の装飾品などのモチーフとして用いられています。 本品は真鍮製の兎を象った飾り板が取り付けられてり、火縄銃で兎の飾りが付く品は少なく本品の特徴の一つとなっています。
カラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっています。 尚、雨覆は上部から蟻溝式の楔により固定する構造となっています。 引金は丸引金で、真鍮製の用心金が取り付けられています。 (KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 傷み易い銃床に隠れる銃床下面についても、やや表面錆や若干の朽ち込み痕は見受けられますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の3箇所の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は合っていませんが、銃床内には銃身の目釘金具の位置に逃げとなる窪みが設けられていますのでこの状態で受け継がれてきたと思われます。 銃身と銃床はピッタリと合っています。 射撃時には真鍮製の台締金により固定したものと思われます。 本品にはその真鍮製の留め金具付の台締金が1本(輪)付属致します。 台木 (銃床) については、銃床先端に一部ひびが見受けられる他、銃身取付部周辺の木部に極僅かに欠けが見受けられるものの、全体としては大きな破損等も見られません。 木部全体に角を面取りした僅かに丸みを帯びた丁寧な仕上げになっています。 各部の飾り金具や座金については、床尾金具に一部補修跡が見受けられますが、それ以外は現状大きな欠損等は見受けられません。 カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋、用心金といった真鍮部分についてはやや磨かれているものの、それほど違和感は感じられません。 用心金等各部の取り付けについても現状がたつきなどは殆ど見られません。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓の取り外しについても問題なく行う事が可能です。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。
台木 (銃床) に堺筒らしいバラエティ豊かな装飾が施されており、作りも全体的に丁寧で比較的上等な部類に入る品です。 カラクリの作動もしっかりとしており、お値打ち品になっています。 (KK)

【その他の情報】
平成14年5月14日に大阪府教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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