 |
|
|
|
 |
【TKS/D栄】131.0 火縄銃「銀惣釼巻張」細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 銀惣釼巻張) (京)�� |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。
Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved. |
|
価格(税込)
|
SOLD OUT |
|
商品番号
|
【7656】 |
|
英 名
|
Japanese Matchlock Musket |
|
種 類
|
古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品 |
|
国 名
|
日本 |
|
時 代
|
第一次大戦前(〜1914) |
|
全 長
|
1,310mm(実測) |
|
口 径
|
15mm |
|
装 弾
数
|
単発 |
|
在 庫
数
|
SOLD OUT |
|
画像について
|
画像は現物です。 |
|
コメント
|
【火縄銃「銀惣釼巻張」細筒 (在銘: 銀惣釼巻張) について】
本品は細筒 (小筒) と呼ばれる狩猟用、または標的射撃用の火縄銃です。 全長は1,310mmで、火縄銃の細筒としては標準的なサイズとなっています。 本品の口径は実測約14,5mm (約五匁、銃口付近で僅かに広がって約15mm) と細筒としては比較的大口径の品となっています。
本品の筒 (銃身) は後方に向かって緩やかに広がった形状で、上面が丸銃身、下面が角銃身となっており、銃口部には丸柑子が設けられています。 先目当は杉形、元目当は富士形となっており、先目当の狙点部分は銀と思われる別金属が埋め込まれています。 銃身は4箇所の目釘及び台締金により固定される構造となっています。 本品の銃身下面には銃工銘こそ確認できないものの、「銀惣釼巻張」の文字が彫られているのが確認できます。
「銀惣釼巻張」と刻まれているように、銃身上面には銀と思われる金属が螺旋状に巻きつけられた装飾が施されています。 その巻きつけを敢えて残して銃身表面に螺旋状の膨らみを持たせた非常に珍しい品です。 画像では判別がつき難いですが、銃身上の光って見える部分に銀を含んだ素材を巻いて盛り上がっています。 手で触れるとその凹凸がハッキリと確認できます。 また、元目当後方の銃身上面には鷺と思われる鳥の装飾が象嵌により入っています。
台木 (銃床) は堺筒のように各部に装飾が施された華やかな作りとなっています。 銃床下部や台かぶ下面、矢袋 (かるか取り付け穴) から銃床前部下面にかけての真鍮板には波図が彫り込まれています。 また、庵上面には雲兎図をモチーフにした飾り板が取り付けられており、胴金周辺には花車図の飾り板が取り付けられています。 その他、銃床の目釘穴やカラクリ地板の鋲裏座金には菊の花弁を象った金具が用いられています。 また、火縄通しの穴の周囲にも菊を意匠化した装飾が施されています。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) で、カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、火蓋、雨覆といった主要な金具は真鍮製となっており、菊の花弁を象った蟹の目隠しが取り付けられています。 引金は丸引金で、真鍮製の用心金が取り付けられています。 (KK)(MM)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆が表れており、やや表面錆や一部若干の痩せが見受けられるものの、目立った欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下面の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は4箇所とも一致してます。 尚、目釘は付属しておりません。 銃身と銃床を固定する真鍮製の台締金が1本付属しています。
台木 (銃床) の胴金前方左側面には「福井縣 第〇六五号 明□□□年」と読める円形の刻印が入っています。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品の銃床の刻印についても、明治初期に福井県で銃砲検査を受けた際に打刻されたものと考えられます。
銃床の木部については、やや打ち傷や線傷、僅かな欠けが散見され、銃床内部に一部強度に影響のない程度のひびが見受けられますが、大きな破損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、火蓋、雨覆、用心金といった真鍮部品については適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 各部の飾り板については、芝引金具に一部あまり気にならない程度の欠損が見られるものの、それ以外には大きな欠損等は見受けられず、概ね良好な状態が保たれています。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 また、尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能です。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟が力強く落ちます。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。
銃身の特徴的な銀惣釼巻張の他、銃床各部に施された各種の装飾など見所の多い品です。 同じような銃身を持つ品は捜しても見つからない程の希少価値の高い品で、火縄銃を専門に集められている希少性が判る方のコレクションに入れて頂きたい逸品です。(KK)(MM)
【その他の情報】
昭和38年4月2日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
| |
