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コルト M1860 アーミー リボルバー フルーテッド・シリンダー・モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#2734) |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【7634】 |
英 名
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Colt M1860 Army Revolver w/ Fluted Cylinder |
種 類
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古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品、Curio Magazine、ガゼット Vol.19 |
国 名
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アメリカ合衆国 |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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373mm |
口 径
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10mm |
装 弾
数
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6発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【コルト M1860アーミー リボルバー フルーテッド・シリンダー・モデルについて】
コルト M1860アーミー リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1860年から1873年まで製造された軍用リボルバーです。
コルト社は1851年に発売した.36口径のコルト M1851 ネービー・リボルバーを基に、.44口径にボア・アップしたモデルをM1860アーミー リボルバーとして1860年に発売しました。 南北戦争 (1861年-1865年) ではM1851 ネービーと共に主要拳銃として使用されました。 M1860アーミーは全て.44 口径の6連発のモデルです。 Paper Cartridgeと呼ばれる紙に包んだ弾薬を使用しました。 M1860 アーミーのフレームはM1851 ネービーと同サイズですが、シリンダー前部2/3を.44口径に対応するために肉厚にし、ボア・アップしてあります。 そのためにフレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的でフレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。 尚、M1860の内、シリアルNo.が約3〜8,000の間に生産された初期生産品の約4,000挺では、フルーテッド・シリンダーと呼ばれる、シリンダー表面にフルート (溝) が設けられたシリンダーが装備されていました。
M1851 ネービーがオクタゴン・バレルであったのに対して、M1860 アーミーはラウンド・バレルで流線的なデザインになっており、同じフレームを使用してはいますが全く異なるイメージがあります。 しかしながらその基本構造は両モデルとも共通しています。 銃身長7.5インチであった極初期型を除き、M1860 アーミーの銃身長は8インチのみです。 先に発売された.36口径のM1851 ネービーよりも強力な口径から、軍用としてはM1851 ネービーを凌いでいました。 最も大きな販売先はアメリカ政府で20万挺の内、12万7千挺以上 (記録に残っているものだけでも127,156挺) が政府に納入されており、軍用専用と言われている所以です。 本モデルは米本国のコルト社工場のみで20万挺以上が生産されました。 (MM)(KK)
【本個体の説明】
本品はM1860の中でもフレーム側面にリバース・カットが施され、ショルダー・ストック取り付け用スクリューのある「4 Screw Model」と呼ばれる非常に珍しい軍用モデルです。 本品はシリアルNo.2784から1861年 (文久元年) に製造された品である事が判ります。 南北戦争 (1861年-1865年) の真っ只中に製造された品で、南北戦争で使用された可能性が非常に高い品です。 4 Screw Modelが生産を終了したのはシリアル No.50,000以前の生産品であり、本品は5万挺生産された初期軍用モデルの中でもシリアルNo.が2784と極初期生産品である点でも価値があります。 さらに本品は初期生産品の中でも約4,000挺程度しか生産されなかったと言われている、極めて希少なフルーテッド・シリンダー・モデルです。 本品は4 Screw Modelのため、ショルダー・ストック基部が嵌るリコイル・シールド部の切り欠きや、ストックを固定する為のグリップ・フレーム下部の溝が設けられています。 尚、銃身は8インチ・バレルとなっています。 シリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、グリップ・フレームでマッチしています。
コルト社製パーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 フルーテッド・シリンダーの溝には「PATENTED SPT. 10th 1850」のパテント刻印が入っています。 通常のM1860では1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされていますが、本品はフルーテッド・シリンダーの溝があるため、このエングレービングは元々施されていません。
本品のフレームや銃身、シリンダーといった金属部はやや時代錆や僅かな朽ち込みが表れているものの、現状では比較的落ち着いた色合いの良い雰囲気となっています。 真鍮製のトリガー・ガードについてもやや打ち傷等は見られるものの、大きな変形等は見受けられず、適度な時代感が付いた良い雰囲気となっています。 洋銀製と思われるフロント・サイト・ブレードは使用に伴い僅かに低くなっていますが、それほど気にならないレベルのものです。 シリンダー表面のシリンダー・ノッチ周辺にやや荒れが見受けられますが、状態としては落ち着いており、外観上はあまり気になりません。 オリジナルのウォールナット・グリップは、全体にやや打ち傷や角の部分に擦れ、ヒビの修理痕は見られるものの、強度的にはしっかりとしており、適度な時代の付いた良い雰囲気となっています。 グリップ・フレームへの取り付けについてはやや隙間が見られますが、取り付け自体はガタつきもなくしっかりとしています。 バレル・ウェッジの取り付けもしっかりとしており、フレームや銃身の固定についてはガタつきもなくしっかりとしており、外観も悪くありません。 作動については問題なく、ハンマーのハーフ・コック及びフル・コックもしっかりと掛かります。 フル・コック位置でトリガーを引く事によりハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は一部に表面錆は見られるものの、ライフリングもはっきりと残っており、銃口から薬室まで完全に抜けて (通って) います。 シリンダーのパーカッション・ニップルについても一部僅かな欠けは見られるものの、大きな欠損等は見受けられず、比較的良好な状態が保たれています。 ローディング・レバーの機能にも問題は有りません。
本品のようなフルーテッド・シリンダーはシリアル No.が8,000番以下の極初期型の内、4,000挺程度しか製造されなかったと言われており、コルト製リボルバーのコレクターにとっては垂涎の的となっています。 「4 Screw Model」仕様であるため、将来的にショルダー・ストックを取付ける事も可能です。 (MM)(KK)
【その他の情報】
昭和49年10月30日に東京都教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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