株式会社 シカゴレジメンタルス イメージ お電話でのお問い合せは東京:03-3802-8707 /大阪:06-6306-3785
SPECIALIZING IN MILITARY                    ANTIQUE

                           
ホーム
商品検索
商品検索ヘルプ
アクセサリー
参考書籍
店舗紹介
スタッフ紹介
ニュース
フリーニュースレター
ご注文について
お問い合せ
よくあるご質問
弊社掲載記事、広告
個人情報保護方針
会社概要
ギャラリー
採用情報
リンク
サイトマップ
カタログ
ガゼットしおり
ブログでの紹介品
ブログでの紹介品
初めての方はこちら

「売約済」「商談中」
「SOLDOUT」
等の表記について、詳しくは こちらをご覧下さい。

「デッド・ストック」
「未使用新品」
等の記載についての説明は、こちらをご覧下さい。

銃の価格リストの一覧はこちらをご覧下さい。

火縄銃 紀州馬上筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、無銘) ■  
一覧へ戻る
関連商品情報
現在この商品に関連するアクセサリーはございません。
現在この商品に関連する書籍・ビデオはございません。
予約はこちら
  ▲クリックで拡大画像をご覧いただけます。
  Copyright© Chicago Regimentals Co. , Ltd. All Rights Reserved.
価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7556】
英  名
 Japanese Matchlock Pistol, KISHU Style
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、大阪店在庫品、Curio Magazine、ガゼット Vol.19
国  名
 日本
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 532mm
口  径
 14mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【火縄銃 紀州馬上筒 (無銘) について】
本品は本州最初の鉄砲伝来地である紀州 (現在の和歌山県、紀伊国の別称) で製作された品で、最も紀州の馬上筒らしい形をしています。 馬上筒とは馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が532mmと馬上筒としては標準的なサイズの品で、口径は実測13mm (約三匁半、銃口部で僅かに広がって14mm) となっています。
本品の筒 (銃身) は後方に向かって広がった丸銃身で、その上面だけを平らにした「表一角」と呼ばれる形状です。 銃口部は緩やかな芥子柑子になっており、先目当 (照星) は三角形、元目当 (照門) は袖透しとなっています。 筒 (銃身) は前部の一ヶ所の目釘により台 (銃床) に固定されます。 銃床は樫系の硬木で、台かぶ (銃把) 部分が下方に大きく張り出して床尾が丸みを帯びた形状となっており、庵部分は鋭角に折れ曲がった紀州馬上筒独特の形状となっています。 台かぶ部分の中央に下緒 (スリング) を通す花弁を象った穴が設けられています。 銃床の前部に長方形の真鍮金具で飾られた穴が左右に貫通しており、そこにグリップの穴に通した下緒を繋げてスリングの様な使用方法をしたと思われます。 これは紀州馬上筒独自の特徴です。 カラクリは蟹目ナキ内カラクリで、カラクリの地板や火挟、胴金、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっており、火挟や胴金は角張っています。 雨覆には煙返しが蝋付けにより取り付けられています。 引金は真鍮製の小型の三角形で、用心金は取り付けられておらず、これらも紀州筒らしい特徴となっています
馬上筒は文字通り乗馬した侍が使用した品です。 足軽が使用した軍用筒や標的射撃、狩猟用の火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少性の高い品です。 本品は在銘品ではありませんが、紀州鉄砲鍛冶の特徴を良く捉えた品です。 (KK)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) 下面には「○七十一 吉」の番号が彫られている他、火蓋や尾栓、雨覆裏面にも「七十一」の漢数字が彫られています。 また、銃床内部には墨書きにより「七十一」の番号が入っています。
銃身はやや表面錆痕が散見されますが、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は一致していますが、目釘は付属しておりません。 柑子後方の筋立て部分に一部剥落が見受けられる他、火皿前方の銃身表面にやや剥離が見られるものの、いずれもそれほど気にならないレベルのものです。 台 (銃床) については、火皿前方の銃床右側面に一部欠けが見られますが、スムーズに均して補修されており、外観上の違和感はあまり感じられません。 木部表面に若干の打ち傷は散見されるものの、上記以外には大きな欠損も見られず、艶のある仕上げも大部分に残っています。 胴金周辺の木部に僅かにヘアライン・クラックが見受けられますが、強度的には影響のないレベルのものです。 カラクリの地板や火挟、胴金、雨覆、火蓋といった真鍮部分については、やや磨かれているものの、それほど違和感は感じられません。
銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能です。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックは問題なく掛かり、火挟が起きた状態で引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 木製のかるか (さく杖) が付属致します。
馬上筒は文字通り騎馬兵が使用したもので、足軽が使用した軍用筒とは異なり希少価値があり、その中でも紀州筒の特徴が顕著に現れた本馬上筒はコレクション価値の高い品です。 これが紀州の在銘品ですと3割ほど価格の上がる品です。 さらに弊社では過去にも本品と同サイズかつ同様の作りで、本品と同様の漢数字の番号が入った品(前回入荷した品は二十互番)が入荷している事から、本品のような作りの馬上筒が当時紀州で複数作られた事が窺えます。 そのような意味でも、本品は典型的な作りの紀州馬上筒と言えます。 地域的な特徴がある火縄銃の人気は高く、馬上筒自体スタンダードな形が定まっておらず、本品のようなザ・紀州の馬上筒と言える品は少ないです。 そのような意味からも、お値打ち価格になっています。 (KK)(MM)

【その他の情報】
平成9年7月8日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は150年以上前の古い骨董品ですので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願い致します。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされる事をお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

詳細画像(Detailed Photos)はこちら

一覧へ戻る   このページのトップへ
E-mail:chicago@regimentals.jp
Copyright (c) Chicago Regimentals Co.,Ltd.All Right Reserved.