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雷火銃 阿波細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 阿州大嶋房之助高吉作) (岡)�� |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
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商品番号
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【7553】 |
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英 名
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Japanese Pill-lock Musket, AWA Style |
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、長野倉庫在庫品 |
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国 名
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日本 |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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1,390mm |
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口 径
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10mm |
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装 弾
数
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単発 |
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在 庫
数
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SOLD OUT |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【雷火銃 阿波細筒 (在銘: 阿州大嶋房之助高吉作) について】
従来の火縄銃を改修して雷汞薬 (雷粒) により撃発可能とした「雷火銃」と呼ばれる鉄砲です。
本品の改修内容としては、火縄銃の火挟の先端部分に雷粒を撃発するための突起 (撃針) が追加されているのみで、それ以外には目立った改修箇所は見受けられません。 雷火銃の中には雷粒を確実に打撃するために弾金のスプリング・テンションを助金 (補助バネ) 等を用いて高めた品も見受けられます。 本品の弾金はオリジナルの火縄銃の物がそのまま使用されていますが、元々スプリング・テンションの強い弾金が使用されているため、撃発時の打撃力に不足はなかったものと思われます。 このような雷火式への改修は火縄銃の基本構造に部品を追加する形で行われている為、必要に応じて元の火縄銃の形態に復元する事も可能となっていました。
本品は在銘で、銃身下面には「阿州大嶋房之助高吉作」の銘が切られています。 大嶋房之助高吉は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.58及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.307に掲載されている阿州 (阿波国、現在の徳島県) 住の鉄砲鍛冶です。
阿波筒は全長が約140cmほどと長めの品が多いのが特徴で、本品の全長も約139cmとなっています。 阿波の国は戦国時代末から鉄砲の生産が盛んな地域で、鉄砲鍛治は領主によって保護されて活発に他の諸国の技術を取り入れており、かつての徳島藩は四国の他藩を大きく上回る2千挺以上の鉄砲を保有していました。 地域的には瀬戸内海を挟んでいますが、堺との繋がりも深く、堺筒の影響が多分に見られます。 本品の口径は阿波筒に一般的な11mm前後となっていますが、阿波筒らしく筒 (銃身) は口径に対してかなり肉厚な作りとなっています。 阿波筒では細筒から狭間筒に至るまで鉄砲のサイズに関わらず、口径は11mm前後でほぼ共通した作りとなっていました。 これは徳島藩内で使用される銃弾の口径を実戦において殺傷力を十分に確保できる11mm前後に統一する事により、弾薬補給系統の効率化を図ったものとも言われています。 さらに銃身長が口径に対して比較的長めに取られている事から、比較的小口径の銃弾による長射程での狙撃を想定していた可能性も考えられます。
本品の筒 (銃身) は八角銃身で、銃口部分には柑子は設けられておらず喇叭のようにやや広がった形状となっています。 先目当はたんけん形、元目当は富士形となっており、銃身は台 (銃床) に対して3箇所の目釘により固定される構造となっています。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) となっており、カラクリの地板や火挟、弾金、胴金といった金属部は真鍮製となっています。 引金は真鍮製の水滴型で、用心金が設けられています。 銃床は火縄消し穴の周辺に菊花を象った装飾が見られる他、銃床下面に松を象った飾り板が取り付けられており、矢袋 (かるか取り付け) 下部の補強金具には唐草文様が彫られていますが、全体としては装飾の少ない作りとなっており、目釘穴の鳩目金具やカラクリの鋲裏座金もシンプルな円形となっています。 (KK)
【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) は全体に時代錆が表れており、やや表面錆や打ち傷、若干の朽ち込みの他、一部仕上げが薄くなって金属の地肌が表れている箇所が見受けられますが、全体としては大きな欠損は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれており、銃身下部の銘もはっきりと確認できます。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は3箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 台 (銃床) については、やや打ち傷や線傷が散見される他、銃床前部右側面及び銃床内部にひびが見受けられますが、全体としては概ねしっかりとした強度が保たれており、艶のある仕上げも比較的残っています。 銃床は僅かに反っており、銃身と銃床前部の合わせに若干の隙間が見受けられますが、それほど気にならないレベルのものです。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金といった真鍮製の部品についても、程よい時代が付いた良い雰囲気となっています。 用心金の取り付けについても現状目立ったがたつきは見受けられません。
カラクリは火挟の軸にやや遊びが見られるものの、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、火挟が起きた状態で引金を引くと火挟が力強く落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓についてもスムーズに取り外す事が可能で、火蓋の開閉も問題ありません。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)
【その他の情報】
昭和63年11月17日に香川県教育委員会により交付 (平成21年7月16日再交付) された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械ものですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めします。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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