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ベルギー製 単発管打式拳銃 (Auguste Francotte製、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#51) ■ |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
商品番号
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【7546】 |
英 名
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Belgian Single Shot Percussion Pistol by Auguste Francotte |
種 類
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古式銃(登録証付)、単発、東京店在庫品 |
国 名
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ベルギー |
時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
全 長
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170mm |
口 径
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14mm |
装 弾
数
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単発 |
在 庫
数
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SOLD OUT |
画像について
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画像は現物です。 |
コメント
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【ベルギー製 単発管打式拳銃 (Auguste Francotte製) について】
ベルギーのAuguste Francotte社で19世紀中頃に製造された、単発の管打ち式拳銃です。 本品のように比較的小型のパーカッション・ピストルは、護身用等として隠し持ちやすいサイズであった事から、ポケット・ピストル (Pocket Pistols) やマフ・ピストル (Muff Pistols)、トラベル・ピストル (Travel Pistol)、オーバーコート・ピストル (Overcoat Pistol) 等、様々な名称で呼ばれました。 多くの小型のパーカッション・ピストルでは、グリップの下部が丸みを帯びたバグ・タイプ・グリップと呼ばれるタイプが装着されており、本品のグリップもバグ・タイプとなっています。 また、銃身についても捻じ込み式で取り外しが可能な構造となっており、この回して取り外しが可能な銃身は、ターン・オフ・バレル (Turn-off Barrel) と呼ばれます。 通常、管打ち式銃ではフレームと銃身が一体型の場合は銃口からパッチと呼ばれる布切れと一緒に弾を押し込んで装弾しますが、ターン・オフ・バレルの場合は、銃身を外してから薬室に直接装薬を装填し、弾頭を乗せてから銃身を取り付けて射撃を行いました。 使用される弾の直径は口径よりも僅かに大きなものとなっており、これにより銃口から装弾する銃器 (Muzzleloader) に比べてより大きな銃口初速を得る事が出来ました。
ベルギーで製造されたポケット・タイプのパーカッション・ピストルには、折り畳み式トリガーを備えたモデルやグリップ内に予備のパーカッション・ニップルを収納できるモデル等、様々な形状の物が製造されました。 本品も折り畳み式のトリガーを備えており、ハンマーを指で起こしてコックすると本体下部に収納されたトリガーが下方にせり出す構造となっています。 また、グリップ下部の貝殻型の蓋を開けると、予備のパーカッション・ニップルを収納するためのコンパートメントが現れます。 (KK)
【本個体の説明】
本品はベルギーのAuguste Francotte社で製造された品で、薬室付近の本体下面には王冠とAFの文字を組み合わせた同社のプルーフ刻印の他、「51」の刻印が確認できます。 また、薬室付近の本体左側面にはベルギー・リェージュのプルーフ・ハウス刻印 (楕円形にE.L.G=Liege Epreuveと☆) が入っています。 フレーム両側面や下面には植物を象った彫刻がはっきりと入っている他、アッパー・タングにも同様の彫刻が入っています。 銃身はオクタゴン・バレルのダマスカス銃身で、銃身内には細かなライフリングが多数施されているのが確認出来ます。 グリップ前面に「501 30」の番号が入っています。 銃口付近の銃身内には固着した銃身を取り外すために使用すると思われる4本の溝が設けられています。
本品の銃身や本体といった金属部は白磨き仕上げとなっており、やや時代錆が現れている他、若干の打ち傷や表面錆痕が見受けられるものの、目立った欠損等は見られず、古式銃としては比較的良好な状態が保たれています。 ウォールナット製と思われるバグ・タイプ・グリップについても、若干の打ち傷が散見される他、グリップ上部のアッパー・タング後方に1,4cm程度のヘアライン・クラックが見られますが、強度的には影響のないレベルのもので、本体への取り付けもガタつきもなくしっかりとしています。 作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックともにしっかりと掛かり、フル・コック状態で引金を引くと、ハンマーが力強く落ちます。 尚、トリガーの引きはやや重くなっています。 ハンマー・コックと連動して本体下部からトリガーが問題なくせり出しますが、トリガーを引いてハンマーが落ちた後は、トリガーは自動で収納されず、指でトリガーを後方から押して収納する構造となっています。 銃身内は銃口から銃身後端まで完全に抜けて (通って) おり、着脱もスムーズに行う事が可能です。 銃身内のライフリングはやや薄くなっているもののほぼ確認可能です。 パーカッション・ニップルはやや表面錆や極小の欠けが見られますが、大きな欠損等は見られず、火穴も通っています。 グリップ底部のコンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 現状完全に作動する状態になっています。(KK)(MM)
【その他の情報】
つい最近、令和3年5月10日に埼玉県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
本品は埼玉県で発見され登録証が交付されたその日に弊社に連絡を頂き、数日後に買取が成立した生(うぶ)な品で収集家/弊社以外の業者の手に渡っていない品です。
古式銃は150年以上前の古い骨董品ですので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願い致します。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされる事をお勧めします。 通信販売でご購入される際は、下記の詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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