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火縄銃 堺筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 摂州住 榎並屋佐兵衛 政吉) (天)�� |
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価格(税込)
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SOLD OUT |
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商品番号
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【7542】 |
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英 名
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Japanese Matchlock Musket, SAKAI Style |
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種 類
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古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品 |
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国 名
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日本 |
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時 代
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第一次大戦前(〜1914) |
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全 長
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1,364mm |
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口 径
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10mm |
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装 弾
数
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単発 |
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在 庫
数
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SOLD OUT |
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画像について
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画像は現物です。 |
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コメント
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【火縄銃 堺筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 摂州住 榎並屋佐兵衛 政吉) について】
本品は全長1,364mmと長く細い形状が特徴の火縄銃で、細筒 (小筒) と呼ばれています。 口径は実測約11mm (約二匁半)と細筒として標準的な口径となっています。 細筒は主に狩猟用や標的射撃用として使用されました。
本品は在銘で、銃身下面に「摂州住 榎並屋佐兵衛 政吉」の銘が切られています。 榎並屋佐兵衛 政吉は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」P.52及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」P.55に相州住として掲載されている「榎並屋左兵衛 政吉」と同一の鉄砲鍛冶かは不明ですが、同書によると榎並屋左兵衛 政吉は嘉永六年 (1853年) 前後に活動していた鉄砲鍛冶である事が窺えます。
銃床の内部には「美作国第三十一區真島[郊]高四郎 内真島士族布野嵯平 明治七年[甲]戌九月廿日 ○○○○也」と読める一文が墨書きにより入っています。 ([]内の漢字は判読が現状困難のため推定となります)
本品の銃身は八角銃身で、銃口部には筋立ての施された芥子柑子が設けられています。 先目当はたんけん形、元目当は筋割となっており、銃身は銃床に対して4箇所の目釘により固定される構造となっています。 カラクリは外カラクリ (平カラクリ) で、蟹の目隠しには菊花を象った金具が用いられています。 カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋といった部品は真鍮製となっています。 雨覆には煙返しが取り付けられています。 引金は丸引金で、真鍮製の用心金が取り付けられています。 台 (銃床) は側面に玉杢(たまもく)が見られ、堺筒らしい華やかな装飾が施されており、胴金周辺の兜武者を象った飾り板の他、銃床下面の竹、台かぶ下部の猿、銃床右側面の小鳥等、堺筒に頻繁に用いられるモチーフが各所に見受けられます。 矢袋の補強金具及び芝引金具には波図の文様が入っています。 銃床の目釘座金やカラクリの鋲裏座金には梅の花弁を象った金具が用いられており、火縄通しや火縄消しの穴の周辺にも菊の花弁を象った飾りが取り付けられています。 (KK)
【本個体の説明】
本品の銃身は全体にやや時代錆が表れており、銃床に隠れる銃身下面にはやや表面錆痕や若干の朽ち込みが見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 銃身下面の銘についても比較的はっきりと判読する事が可能です。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は4箇所とも一致しています。 尚、目釘は付属しておりません。 銃床の木部については、やや打ち傷や線傷が散見される他、銃身との取り付け部周辺に一部欠けが見受けられるものの、全体としては大きな欠損も見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 台(銃床)は側面から見ると同心円形の模様がでた「玉杢(たまもく)」と呼ばれる美しい木目がある高級品です。 カラクリの地板や弾金、火挟、胴金、雨覆、火蓋といった真鍮部品は全体に適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。 各部の飾り金具についても目立った欠損は見受けられず、用心金の取り付けについても、現状目立ったがたつき等は見受けられません。
銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 カラクリの作動については完全で、火挟を起こした状態のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 火挟の先端に僅かに欠けが見られますが、あまり気にならないレベルのものです。 竹製のかるか (さく杖) が付属致します。 (KK)
銃床の内部の墨書き「美作国第三十一區真島[郊]高四郎 内真島士族布野嵯平 明治七年[甲]戌九月廿日 ○○○○也」は、美作国(山陽道に属する令制国の一つ=みまさかのくに=作州)、第三十一區(=区=住所表記)、真島[郊](明治9年まであった真島縣、旧真島藩のはずれ)高四郎、内真島士族(旧真島藩の武士)、布野嵯平(この火縄銃の所有者であった士族の名前)、明治七年、甲戌(干支紀年法による明治7年)、廿日(20日)の意味で、すなわち「現在の岡山県真庭市の一部にあった真島藩の藩士(武士)であった布野嵯平がこの火縄銃を明治7年9月20日に高四郎なる人物に○○○○した」と読めます。
真庭市の郷土史が残る施設に行くと詳細が解るのではないでしょうか? このように銃の由来が多少でも判る記述が入った品は少ないので非常に興味深いものです。 登録証も岡山県なので明治7年から昭和46年まで岡山県にあった事を裏付けます。(MM)
【その他の情報】
昭和46年6月29日に岡山県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。
詳細画像(Detailed Photos)はこちら
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