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ベルギー製 ピン・ファイア フィスト ピストル (ヴィクトル・コレー社製、銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無)  
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価格(税込)
 SOLD OUT
商品番号
 【7500】
英  名
 Belgian made Pinfire Fist Pistol mfd. by Victor Collette
種  類
 古式銃(登録証付)、登録証付古式銃買取品、東京店在庫品
国  名
 ベルギー
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 150mm
口  径
 10mm
装 弾 数
 6発
在 庫 数
 SOLD OUT
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【ベルギー製 ピンファイア フィスト・ピストルについて】
フィスト・ピストルはペッパーボックスから発展した特殊な形状の一種のリボルバーです。
ペッパーボックス ピストル (Pepperbox Pistol) とは、シリンダー (回転式弾倉) とバレル (銃身) が一体化 (銃身と薬室が一体化) になった黎明期のリボルバー拳銃です。 形状が「コショウ挽き」に似ていることから単にペッパーボックスと呼ばれています。 狭義には1837年にイーサン・アレンがパテントを取得した管打ち式ダブル・アクション・オンリーの回転拳銃を指しますが、広義には銃身を3本以上束ねて、それを回転させることによって連射を可能とする銃器 (カービンやライフル等の長物も含む) を指します。 西部開拓時代初期の米国や産業革命によって経済が安定した大英帝国で大流行した拳銃の一種です。 シリンダーとバレルが一体鋳造型である為、口径を大型化すると重心が前方に偏る欠点がありました。 また、シリンダーと一緒に銃身も回転する事から、固定銃身に比較すると命中精度が劣ってしまう点も有り、1850年代後半にはそのほとんどがその姿を消す事になりました。 その他、一発発射すると装填された弾が全弾暴発して発射されてしまう「チェーン・ファイア」を引き起こすと言った問題もペッパーボックスの欠点と言われていました。
しかしながら、ペッパーボックスは上記のような欠点がありながらも、ヨーロッパ(特にベルギー)では金属薬莢を使用したフィスト・ピストル (Fist Pistol=鉄拳拳銃) として独自の発展を遂げました。 ルフォーショーがパテントを取得したピンファイア・カートリッジから、リム・ファイア、センター・ファイアの金属製薬莢に至るまで、トリガーの位置が従来のペッパーボックスと大きく異なる、フィスト・ピストルと呼ばれる新たなカテゴリーの拳銃が登場しました。 「チェーン・ファイア」の問題は金属製薬莢を使用することにより解消され、バランスの取れたトリガーの位置の変更によって実用的となり、リボルバーの構造が完成した19世紀末まで製造されました。 フィスト・ピストル (Fist Pistol=鉄拳拳銃) と呼ばれるように鉄拳に似た形状ですが、実際にナックルとナイフが付いた文字通りの「鉄拳拳銃」も作られました。 全てのフィスト・ピストルの特徴としてトリガー・ガードが元々無く、折り畳み式トリガーを備えた品になっています。 護身用としてポケットなどに入れる際はトリガーを折り畳んで嵩張らないように工夫されています。
フィスト・ピストルは使用弾薬による違いよりも装弾方法による違いでバリエーションがいくつか存在しました。 フィスト・ピストル自体の特許は取得されておらず、ベルギーを中心に生産され、装弾方法によって多くの特許が取得されました。 本品には通常のピンファイア・リボルバーと同じようにシリンダー後部右側面の装弾孔からには蝶番によって開閉可能な蓋 (ローディング・ゲート) が設けられています。 また、本品にはエジェクション・ロッドが別部品でグリップ内にあり、それを取り外してシリンダー前部から空薬莢を装弾孔側に排莢出来るようになっています。
ピン・ファイア リボルバーはバリエーションが多く存在し、アメリカ製リボルバーよりお手頃な価格帯ですので、それだけを集めるには面白い分野です。 ピン・ファイアは日本ではカニ目打ち式と呼ばれる最も初期の金属薬莢を使用する発火方式の銃で、パーカッション (管打ち式) に比べて装薬や弾頭、そして雷管が脱落する心配もない長所がありました。 シリンダーはセンター・ファイアのように完全に前から後ろまで貫通した後装式です。 しかしながら、現代実包が使用出来ない旧式の金属薬莢を使用するため、最も現代銃に近い構造をしているのにも拘らず、国内で古式銃として合法的に所持できます。
本品はベルギーで製造されたフィスト・ピストルで、ヴィクトル・コレー・パテント グラビティ・フィーディング ピストルを生産した事で有名なベルギーのヴィクトル・コレー社が製造した品です。 ヴィクトル・コレー社はLiege Proof Houseに1857年から1861年まで登録されていた銃砲メーカーです。 (MM)

【本個体の説明】
本品はシリンダーの前方にベルギーのリェージュ・プルーフ刻印に加え「王冠にG」の帝政ドイツのプルーフ刻印も入っている大変興味深い品です。 当時世界中に小火器を供給していたベルギーが小型拳銃の生産量が少なかった帝政ドイツに対して販売し、ドイツにおいてプルーフ刻印が打刻された品と考えられます。 ヴィクトル・コレー社製である根拠としては、ベルギーで発行された「Liege Gunmakers」にも同型のフィスト・ピストルがヴィクトル・コレー社製として掲載されている事が挙げられます。 また、同時代に幾つかのベルギーのメーカーがフィスト・ピストルを生産しましたが、装填方法やシリンダーの取り外し方法等に差異が見られます。 更にヴィクトル・コレー社製の特徴であるエジェクター・ロッドがグリップ内に装着されている点も挙げられます。 グリップ・エンドにロッド後端のノブが突き出ており、このノブを回転させる事によってエジェクター・ロッドを取り外す事が可能です。
本品は古式銃としては全体的に良好な状態が保たれています。 金属部分の一部に時代錆が見受けられるものの、目立った朽ち込み等は見受けられず、適度な時代感の付いた良い雰囲気となっています。 シリンダーを中心にオリジナルのガンブルーによる表面仕上げも部分的に残った品です。 茶色のウォールナット製と思われる木製グリップについても、経年使用した形跡が見られ多少黒っぽくなった部分も見受けられますが目立った破損や欠損等はなく比較的良い状態が保たれています。 本品の作動方式はダブル・アクションのみとなっており、作動についても完全で、トリガーを引くとハンマーが作動するとともにシリンダーが正常に回転します。 ローディング・ゲートの開閉についても問題なく、開閉時のテンションもしっかりと掛かっています。 銃身 (シリンダー) 内は全て抜けて (通って) おり、フレーム前端の小ネジを取り外してからシリンダー前部のロック・バーを回転させて取り外す事により、シリンダーを簡単に取り外す事が可能です。
フィスト・ピストルはペッパーボックスに比べて生産数が極端に少なく、また開発された時期が幕末間際であった事から、当時日本に輸入された数は極僅かであったと考えられます。 また、昭和40年代後半に海外から古式銃が輸入出来た時期にも殆ど入っておらず、国内の現存数はペッパーボックスの1/100 (100挺の中で1挺) ほどではないかと思われます。
9mmダミー薬莢対応品です。 9mm口径のダミー薬莢6発全てがシリンダーに装填出来き、問題無く作動 (シリンダーの回転) する事を確認しております。 尚、ダミー薬莢は本商品には付属しておりません。 日本での現存品がかなり少ないピンファイア フィスト・ピストル、それも程度の良い作動完全品ですので、弊社も自信を持ってお勧めできる逸品です。 希少価値/程度が良いにも関わらずお値打ち価格に設定してあります。 (MM)(KK)

【その他の情報】
昭和50年1月10日に神奈川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。

古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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