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英国製 スミス社 フリント・ロック ピストル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#無) ■  
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価格(税込)
 \1,100,000
商品番号
 【7495】
英  名
 British Flintlock Pistol mfd. by Smith of London
種  類
 古式銃(登録証付)、単発、登録証付古式銃買取品、大阪店在庫品、Curio Magazine 掲載品、Curio Magazine、ガゼット Vol.19
国  名
 イギリス
時  代
 第一次大戦前(〜1914)
全  長
 270mm
口  径
 16mm
装 弾 数
 単発
在 庫 数
 限定1品
画像について
 画像は現物です。
コメント
 【英国製 スミス社 フリント・ロック ピストルについて】
英国の有名銃工であり銃砲店のSmith of London社製の65 Cal. (65口径=約16mm口径) と呼ばれる比較的大口径の火打石式 (フリント・ロック ピストル=Flintlock Pistol) です。 撃発機構と形状からナポレオン戦争 (Napoleonic Wars 1799-1815年) 時に同モデルの多くが英国将校の私物として使われました。 サイド・プレート (ロック・プレート) にはSmith of London社の「Smith」の刻印が入っています。 6インチ (約15cm) のオクタゴン銃身には British Proof Marksと「LONDON」の刻印が入っています。 サイド・プレート、トリガーガード、ラムロッド・パイプに彫刻により装飾が施されています。
フリント・ロック (Flintlock) は日本語で火打ち式又は燧発式と呼ばれる点火方式の1つで、フランス人のマーリン・レ・ブールジョワ (Marin le Bourgeoys) によって1620年ごろに開発されたとされています。 より信頼性の高いパーカッション・ロック式 (雷管式) が1840年頃より主流となる約200年間の間に大型の軍用から小型の護身用まで多くの種類の小火器の撃発機構として使用されました。 銃身の基部にはフリズン (Frizzen) と呼ばれるL字型の部品が火皿の上に覆いかぶさる形で設けられていおり、蝶番を介して回転します。 フリントを取り付けた撃鉄が落ちてフリントがフリズンの当たり金と擦れて火花を発すると同時に、その衝撃でフリズンが開き、火皿の火薬に点火されます。 フリズンを設けることにより、フリントが発火する際の摩擦が軽減され、より迅速な発射薬への点火に貢献したようです。
本品はスタイル的には当時の軍用拳銃を大口径にも拘わらず携帯に便利なように若干小型化し、引っ掛かりがないように全体的に丸みを帯びた形状にしています。 英国製のフリント・ロックはパーカッション・ロック (管打ち式) に比べ現存数も非常に少なく、国内に現存するフリント・ロックはパーカッション・ロックの一割以下と海外からの輸入が出来ない現在は非常に希少価値が高い品となっています。

【Smith of London社について】
「Smith of London社」は18世紀末から19世紀の間に数多く存在した英国の銃工/銃砲店の中でも著名で、英国王室を始めロシア皇帝やバイエルン国王のお抱え銃工にもなったほどの手作りでは品質の高い製品を製造しました。 本品はその最盛期前に製造された品です。
「Smith of London社」は後の「Smith & Co.社」「Sam’L & C. Smith社」など英国王室を始め、バイエルン王国御用銃工として名声を得た英国の老舗ガンメーカーです。 会社を大きくした「Samuel Smith」と「Charles Smith」は「William Smith」の息子と孫にあたります。
「Smith of London社」の創業者である「William Smith」は1766年に有名銃工の「John Joyner工房」に見習いとして入り、1771年には「William Shepherd工房」の見習いとなりました。 記録では1792年にはロンドンの中心地である「St. James」において「Gun Lock Maker (カラクリ師)」として登録されており、更に1800年には「St. Pancras」においても登録が確認されています。 1805年 (一部資料では1801年の記述がありますが裏付けはありません) に独立しLondonの「34 Tottenham Court Road」に銃工としてだけではなく銃砲店としてビジネスを始めました。 1806年には会社は「2 New Lisle Street」に移転し、1812年に「Early quick firing gun lock」の特許 (パテント No.3588) 取得しました。 1817年には「リージェント皇太子お抱え銃工 "Gunmaker-in-Ordinary to the Prince Regent"」となり、銃工としては名誉ある「59 Princes Street, Leicester Square」に移転しました。 1820年にリージェント皇太子が英国王ジョージ4世に即位し、英国王ジョージ4世お抱え銃工となりました。 翌年より立派な「64 Princes Street, Leicester Square」に移転し、ロシア皇帝「Emperor of Russia」とバイエルン王「King of Bavaria」のお抱え銃工となりました。 1825年 (一部資料では1923年) 「William Smith」は息子の「Samuel Smith(1794-1855年)」に家督を譲り、会社名を「Samuel Smith社」 (一部資料ではSamuel Smith & Co.社) に変更しました。 そして1830年に特許 (パテント No.5978) 取得した新しい雷管とニップル (Percussion Cap and Nipple) に社運を賭け、"Imperial" と命名しました。 これは通常より大きな雷管で、ハンマーの先端 (Hammer Nose) の形状に拘わらず使用できる画期的な発明でした。 1831年に「Samuel Smith」はこの特許を使用した小銃を英軍の「Board of Ordnance」に提出しましたが、トライアルの結果不採用になってしまいました。 1834年に「Samuel Smith」の弟である「Charles Smith」が経営陣に加わり、会社名を「Samuel & Charles Smith社 (Sam’L & C. Smith)」に変更しました。 1835年から1837年の間に彼らは 英国王ウィリアム4世とグロスター公爵 (Duke of Gloucester) のお抱え銃工となりました。 「Samuel & Charles Smith社」は1850年までフリントロック式の銃器を製造しました。 1855年に「Samuel Smith」には二人の息子がいましたが彼の死去により彼の弟の「Charles Smith」が会社を継ぎました。 1867年に「Samuel Smith」の息子の「SamuelSmith Jr.」が1867年に後装式の特許 (パテント No.1075) 取得しました。 1870年に会社は「18 Oxenden Street, Haymarket」に移転し、1875年まで同じ場所で営業をしましたが、その後倒産し彼らはオーストラリアに移民しました。
多くの古式銃を取り扱ってきた弊社でも滅多に入荷しない素晴らしい状態と作動、そして有名銃工の芸術的な作品と三拍子揃った逸品です。 (MM)

【本個体の説明】
本品は総じて良好な状態が保たれており、銃身上面の「LONDON」刻印やサイド・ロックの「SMITH」のメーカー刻印及び彫刻による装飾もはっきりと確認できます。
銃身はブラウン・パティーナと呼ばれる時代錆が表れた良い雰囲気となっており、現状目立った朽ち込み等も見受けられません。 サイド・ロックやハンマー、フリズンといった部品についても、若干の擦れを除いて目立った欠損等は見られません。 トリガー・ガードにはやや仕上げが落ちて一部時代錆が表れていますが、こちらも現状は目立った欠損や変形等は見られません。 ウォールナット製と思われる木製銃床については、全体にオリジナルの艶のある仕上げが残っており、若干の打ち傷や擦れは散見されますが、大きな割れや欠け等は見られず、こちらも良好なコンディションが保たれています。 強いて挙げるとすれば、銃床先端右側に強度に影響のない小さなヘアライン・クラックが見受けられ、サイド・ロック下部付近の木部に極小の欠けが見られますが、いずれも全体のコンディションから見れば殆ど気にならないレベルのものです。 各部の取り付けについても目立ったガタつき等は見られません。
機関部の作動については完全で、撃鉄のハーフ/フル・コックともにしっかりと掛かり、フル・コック状態で引金を引く事により撃鉄が力強く落ちます。 フリズンの開閉についても問題なく、板バネによる開閉時のテンションもしっかりと掛かっています。 銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 オリジナルのさく杖 (ラム・ロッド) と画像には写っていませんが火打石が付属致します。 (KK)

【その他の情報】
昭和50年1月10日に神奈川県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。

古式銃は150年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願い致します。 通信販売でのご購入を検討される方は、下記リンクの詳細画像 (Detailed Photos) を十分ご確認いただいた上でご注文ください。 詳しくは本HPのメニュー・バーにある「Ordering Terms (ご注文について)」の「04. 商品の返品について」をご覧ください。

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